作家目指してるんです
注意書き
ツ→ツッコミ ボ→ボケ
ツ「作家目指してるんです」
ボ「へ―そうなの。じゃあ俺がコツを伝授してやるよ」
ツ「ホントですか? ちなみになんですけど、新人賞とか獲ったんですか?」
ボ「獲ってないがそれが何か」
ツ「偉そうに言わないでください」
ボ「えーいいじゃん別にー。そこはご愛敬ってことで。てへぺろ」
ツ「キモいな」
ボ「んでどんな小説書いたの?」
ツ「お、聞いてくださいます? なんと、巨大な宇宙空間の中で、星がたくさんあって、そこで戦争が起きて戦うっていう話なんです!」
ボ「スター〇ォーズに似てない?」
ツ「失礼だな。スペースオペラですよ。知らないんですか」
ボ「知らない」
ツ「あっさり言いますねぇ。本当に小説のこと分かってます?」
ボ「当たり前だよ。百戦全敗のボツって言ったら俺だよ」
ツ「そこは普通百戦錬磨の達人じゃなく!?
もういいですよ。アンタ頼りにしたら時間の無駄ですよ」
ボ「いいの? 今ならお安く小説の批評してあげてもいいよ」
ツ「なんで上から目線なんですか。もういいですよ」
ボ「ちなみに小説のジャンルは?」
ツ「時代ファンタジー小説です」
ボ「ちょっと読ませてみろ」
ツ「だからなんでさっきから上から目線なんですか。
まあ、読んでみてください」
ボ「(火曜サスペンス劇場の効果音)なんじゃこりゃー!」
ツ「え? 何? 殺人要素ないけど」
ボ「接吻って!『接吻』って!」
ツ「接吻がどうかしたんですか」
ボ「これだから素人は。接吻って言葉は幕末くらいに作られた言葉で、それまでは『口吸い』って言葉が使われてたんだよ。時代考証はちゃんとしないと、いくらファンタジーでも時代小説は書いちゃいけないよ」
ツ「そうなんスか。そりゃ失礼しました」
ボ「君は現代ミステリーを書いた方がいい。恋愛ものでもいいぞ。クフフ」
ツ「何想像して笑ってんですか、気持ち悪いな」
ボ「いや、俺ときみの絡みだよ」
ツ「BLかよ。え、いや、あなたそういう嗜好の持ち主だったんですか!?」
ボ「至って正常だ。安心したまえ。きみを食べようなんてこれっぽっちも……これっぽっちも……あ……ない……」
ツ「ちょっと今危なかったですからね? 俺の貞操の危機がありましたからね!?」
ボ「ところで、キミは何作家になりたいんだい?」
ツ「ライトノベル作家です。あなたもライトノベル作家目指してるんですか?」
ボ「だったらなんだよ」
ツ「何で急にキレるんですか。意味わからないですよもう。
ところで、あなたはどのジャンルで?」
ボ「BLで」
ツ「やっぱBLかい!」




