パーパスとは
企業は時々、存在意義を問われることがある。
なんのために存在しているのか、なんのための経済活動か、なんのために我々はこの地に降り立ったのか。
企業の存在理由はすなわち、社員ひとりひとりのレーゼンデトールに直結する。
公務員という社会活動になくてはならない組織と異なり、民間企業はその存在理由を失った瞬間、ゆるやかに滅亡してゆく。
たとえ短期的に利益を創造することができても、中長期的に利潤を産むにはその経済活動に意味がなければ、それは難しい。
例えば反社勢力が短期的に利益を産んでも長い間活動するのが難しいように、例えばガバナンスを蔑ろにして粉飾決算している企業が淘汰されるように。
会社というものが一つの生命体だとして、それがこの地球で滅びずに生き残るには存在する理由が必要である。
株価や財務状態だけでは把握できない、企業価値がそこにはある。
価値があるからこそ、利益を生むし、株価もついてくる。一瞬一瞬の売上ではなく、次世代へとつながる経済活動か、あるいは未来へとつながるのか
我々は何のために存在しているのか?
そう、それを考えねばならぬ。
時間はもうわずかしかないのだ。
何のために生まれ、何のために生きるのか。
その答えを出さぬ限り我々は死ぬしかないのだ。