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15. いきなりのプロポーズ



 昼食を済ませて馬車に乗り込み、しばらくすると発着場に到着した。

 そこはたいへんな人で賑わっていた。大きな飛行魔道具“飛翔船”が、何隻も留まっており、乗降口から降りてくる客と、乗り込むために向かう客が行き交っている。


 この世界の旅客機は、“飛翔船”という名で呼ばれる。

 その形は様々で、前世であったいわゆる飛行機の外観はしていない。初めて見た時は、これで飛べるのか!?と訝しんだものだ。なにしろ、翼がないのだから。かといって、気球や飛行船のように、巨大なバルーンがついているわけでもない。

 飛翔船の外観は、なぜかすべて魚の形をしていた。

 この世界の魚は、名前は違うが前世と同じ、流線型の鱗で覆われた滑らかなボディーに、腹と背と尾にヒレを持つ、お馴染みの姿をしている。それと同じ形の、だが実物よりもかなり大きな物体が人を乗せ空を飛んでいるのだ。


 今も一隻の飛翔船が、滑走路に降りてきた。

 その形は、前世で言う鯉によく似ていた。色は金色でゴージャスだ。

 乗降口に停止している船は、それぞれマグロ、タイ、サメに似た形をしている。それぞれ銀色、ピンクシルバー、グレーと、前世で見たのと同じような色をしていた。

 一番大きな飛翔船は白黒で、クジラの形にそっくり。このクジラ型飛翔船は、最大100名程が乗れるらしい。

 巨大な魚型飛翔船が青空に浮かぶさまは、まるで海底から水面を見上げているようで、ファンタジックな趣を醸し出す。


 よそ行きの豪奢なドレスで着飾った貴族、はたまた少し綺麗な装いをした庶民がごった返す中を、ぶつからないよう注意を払いながら馬車は、やっと目的の場所に辿り着いた。

 大きな格納庫の前に着くと、私達は馬車を降りる。この中に王家専用の飛翔船が収納されているのだ。

 扉が大きく開け放たれ、作業着姿のドワーフが現れた。


「お待ちしておりました。もう整備は終わっておりますんで、いつでも出発できますぜ」


 ゆっくりと格納庫から現れた王家所有の飛翔船は、丸いボディーに長いヒレを持った、琉金という金魚によく似た形をしている。赤と白がまだらに入った船体の色に、お父様が一目惚れして購入したらしい。


「おまえのバラ『イザメリーラ』と同じ色だろう? それに、優美なヒレの形もいい!」


と、興奮気味に語っていた。

 私はそれよりも、前世と同じ姿の魚がいることに驚いたんだけどね。確か琉金は中国で品種改良して生まれた魚のはずだ。まさかこの世界にもいるなんて、ちょっとした謎である。


 王家所有のこの“琉金号(私が勝手にそう呼んでいる)”は、最大搭乗人員12名と小型のもの。いわゆるお金持ちが個人で所有する類のプライベート機だ。

 今回これに乗るのは二度目。

 一度目は、この船が初めてこの発着場に到着した時、記念として乗り込んだ。その時は、王都上空を2周しただけで、短い飛行だった。

 だが、今回は歌姫シンマーの母国、サキュバスとインキュバスが住む国『ライツェント王国』までの長旅だ。そこまでの遠出をするのは、今世では初めてのこと。公務で国内旅行をしたことはあるけれど、外国へ行くこと自体が初めてだった。

 ライツェント王国がどれほど遠いかというと、飛翔船の動力である魔石に溜められた魔力がもたないので、途中で一度、魔力補給の為に休憩が必要だった。それ以外は昼夜問わず飛び続け、休憩を入れても二日半はかかる距離だ。


 パイロットとしてアンデッド王国のガインさん、そして整備士件副パイロットとしてドワーフのパッサさんが今回の琉金号の乗組員だ。

 二人と簡単な挨拶を交わし旅の安全を祈ると、早速空へと飛び立った。前回とは違い、はるか上空まで高度を上げる。私がそれを指摘すると、パイロットのガインさんは爽やかに笑った。


「アンデッド王国内には現れないのですが、他国では高度が低いと鳥型や竜種の魔物に見つかることがあるんです。奴らがもし群れでいると、ちょっと面倒なことになりますので」


 おお、そうだった。アンデッド王国には魔物はほとんど出没しないけど、ここってそういう世界だった!

 いや、ちょっと「面倒なこと」って…何? 言葉を濁されて、余計に怖くなってきちゃったんだけど。魔物は見てみたいけど、飛行中は全力で御遠慮したい!


 飛翔船の乗り心地はとっても快適で、揺れや急激な気圧の変化はほとんどない。この面においては、前世の飛行機よりも優秀だ。だが、速度はゆっくりめかもしれない。ま、安全第一だし、のんびり空の旅を楽しもう!

 両側に並ぶ小さな窓から外を眺める。むむ!? 遥か下に、鳥が群れで飛んでいる。あれって魔物!?


「ハハハ、そんなに心配しなくても、魔物なんて滅多に出やしませんから。まだまだ先は長いんで、ゆっくりしていてくだせい」


 ドワーフのパッサさんは目尻に皺を寄せて笑った。温厚そうなおじさんだ。

 少し気を緩めた私は、それからエミリとライツェント王国の話題で盛り上がった。ライツェント王国はあの匂いが強烈な国花のバラの最大の輸出先だ。事前にどんな国かは勉強しておいたが、外国へ行くのは今世では初めてのこと。緊張もあるけど、ワクワクが止まらない!

 機内で簡素な保存食中心の夕食を済ませウトウトと眠っていると、琉金号は着陸態勢をとった。

 揺れで目を覚まし手元の時計を見ると、夜中の3時だった。


「中間地点とはいきませんが、ここで魔力の補充をしていきます。慣れてますので、間違いがありませんから」


 ガインさんは船を操り、ゆっくりと発着場に着陸させた。

 そこは、アンデッド王国の発着場とは比べ物にならない広さがあった。管制塔は空高くそびえ立ち、数えきれないライトが煌々と輝いている。明るくなるまであと3時間ほどはかかるまだ夜明け前だというのに、すでに太陽が昇っているかのような明るさを保っていた。

 ここは、ドワーフ王国の王都にある、この国最大の発着場だ。アンデッド王国にはたった一つしかない発着場も、ドワーフ王国内には、まだ他に4か所もあるそうだ。

 ここ王都の発着場には、その大きさ故、たくさんの船が集まる。船の魔力を補充する為の魔法陣が敷地内に50以上も備えてあり、一度にそれだけの船が立ち寄っても対応出来るようになっている。

 今も何十隻もの飛翔船が、並んだ魔法陣の上で魔力の補充を行っている。乗降口で私達が降りると、琉金号も空いている魔法陣へと向かう。

 

 パッサさんに案内されて、私達は煌びやかに明かりが灯る大きなビルの中へと足を踏み入れた。大勢の人々が椅子が並んだ広いフロアに佇んでいる。座って眠っている者、うろうろと歩き回り建物内を見学する者、大きなガラス窓から飛翔船を眺める者といろいろだが、皆見た目がバラバラだ。そこには多様な種族が集っていた。全員、船の魔力補充を待つ乗客たちだろう。

 私もこの中で待てばいいのかしら…?と考えていたら、パッサさんに声を掛けられた。


「姫様たちはどうぞこちらへ」


 扉を潜り、簡素な小部屋へと案内された。テーブルが一つと椅子が6脚あり、それでいっぱいの小さな部屋だ。それでも、大勢の知らない外国人たちと一緒に待つよりは有難い。

 私がお礼を言うと、パッサさんはにこやかに頭を下げて、部屋から出て行った。


 ねむい…

 小部屋で待つ間に、再び椅子に腰かけたままの姿勢で、コクリコクリと船をこぎ始めた。


「お疲れですね…」


 エミリは私の隣に腰かけ、騎士二人は扉の近くに立っている。人前ではないので、座った姿勢で眠る私を放置してくれた。

 それからどれくらい経っただろう。不自然な体勢で、それでも浅い眠りに落ちていたところへ…


 バターン!!


 扉が勢いよく開き、大勢の足音が響いた。

 驚いて顔を上げると、眠ってませんよと背筋を伸ばし、扉へと顔を向けた。

 騎士二人は私を庇うように扉の正面に立つ。エミリも素早い動きで立ち上がり、私の前へ移動した。

 良い身なりのドワーフの男が二人、部屋の中へと入って来た。そのすぐ後ろには、申し訳なさそうに頭を低くしたパッサさん。そして、そのまた後ろの扉の向こうには、大勢の兵士が部屋の中に入れず待機していた。

 この小部屋は、私達とドワーフ3人でもういっぱいだ。

 部屋へと入って来た二人のドワーフの内の一人は片眼鏡をかけた若い男性で、もう一方は少々恰幅のいい中年男性だ。

 片眼鏡の男は、ドワーフにしては背が高い。といっても、アンデッド王国で平均的な身長の私よりも少し低い。ドワーフの中では高身長だろう。まだ10代後半に見えるが、顔つきや態度から20代にも見える。実際はもっと年齢が上で、ただ童顔なのかもしれない。髭は綺麗に剃られ、なかなか端正な顔立ちだ。

 もう一方の中年男性は、ニコニコと人のよさそうな笑みを浮かべているが、腹の中が読めない笑顔だ。なんとなく、彼のことは好きになれそうにない。

 顔も雰囲気も全く違う二人は、親子ではなさそう。

 片眼鏡の男は、私の頭の先からつま先までをジロジロと舐めつけるように観察する。

 居心地の悪い視線を容赦なく浴びせられた私は、重たい体を渋々動かし椅子から立ち上がった。しかし、睡眠不足のためか頭がフラフラする。言っておくが、私は寝起きがすごく悪い。怒ると怖いよ?

 片眼鏡の男は一歩前に進み出ると、尊大な態度で胸を張り、フンッと鼻で笑った。


「…まあ、いいだろう。式はいつにする?」


「…はい? 式とは…?」


 私は首を傾げ、相手の顔をジッと見つめた。

 頭が働いてないせいじゃないよね? どうしよう。状況が全く分からない。…えっと、“式”ってなに?


「無礼でしょう! まず、名を名乗ってくださいませ!」


 エミリが声を上げ、相手の視線から私を完全に隠す。

 小太りの中年ドワーフが豊かに生えた口ひげを撫でながら、ホッホッホと笑った。


「グノー君、君は少々気が早い。まだ自己紹介もしておりませんぞ」


「ああ、そうでしたね。私は伯爵位を持つ、グノー・プラジジオンだ。式とはもちろん、結婚式のことだ。いつがいいか、一応そちらの希望も聞いておいてやろう」


 私はもう一度首を傾げた。

 …あれ? 言葉は分かるんだけど、何言ってるんだか全然分からない~~!!


「…初めまして。アンデッド王国王女、イザメリーラです」


 優美に貴族の礼をとる。

 とりあえず話を合わせておくことにする。こんな接し方されたら普通は頭にくるとこだけど、グノーのあまりのわざとらしい態度に、少々おかしくなってきた。

 もう一人に目線を移し、首を傾げる。…誰?


「おお、これは失礼した! 私は侯爵位を賜っておるダン・グリーゲンハイトと申す。こちらのグノー君は、かの有名な『神のスキル』を持つ男なのですぞ!」


 この胡散臭いおじさんは侯爵なのか。そして、この片眼鏡の人が例の有名人…!? 

 私が目を見開くと、グリーゲンハイト侯爵はご機嫌に腹を揺らしながらホッホと笑う。

 私は片眼鏡の人、グノーに対し笑顔を向けた。


「お噂はかねがね伺っておりますわ。お会い出来て光栄です。…それで、結婚とは、私とグノー様が…ですよね? なぜ突然そのようなお話に?」


 グノーは小馬鹿にしたように、またも鼻で笑った。


「神のスキルを持つ者同士だからだ。私は魔道具を、あなたが薬を優先的に互いの国へ渡せば、両国の利益になるからだ。まあ我々にとったら大した得にはならんが、損にもならんからな」


 目の前にあるエミリの背中が殺気を放っている。今にもグノーに襲い掛かりそうだ。

 落ち着けエミリ! 大丈夫、彼はきっと敵じゃないよ! …たぶん。


「私の価値に見合う女性は、そうそういないのだから仕方ないのだ。本当はオリアナ姫に受けていただきたかったが、残念ながら断られてしまったのでな」


 溜息をつきながら言ったグノーに、グリーゲンハイト侯爵は深く頷き同意を示す。


「おお、全くだ。私も君には、世界樹の巫女オリアナ姫こそが相応しいと思っておった。だが、あの姫は無礼にもこちらの申し出を断りよった! はあ、彼女の他となれば、もう『神のスキル』を持つ薬姫くらいしかおりませんからな。致し方ないことに。

 イザメリーラ姫、順番が回ってきて、ラッキーだと喜ぶべきですぞ! グノー君のお眼鏡にもかなったようで、誠、良かったですなあ」


 ラッキー? なにが?

 にこやかに話を聞いていた私だったが、あまりの言われように頬が引きつる。

 私、これでもアンデッド王国の王女なんですけど!? この人、どんだけアンデッドを見下してるんだよ!? やっぱ、このおじさん嫌いだわ。

 エミリと護衛の騎士たちは肩を震わせ、一触即発の空気を醸し出している。

 わあ、空気が痛いー。ピリピリするー…って、まあ待て。気持ちは大変よく分かるが国際問題になったら困る。

 このおじさんはともかく、グノーさんには何か事情がありそう。前世の弟と態度が似てるから、わざと喧嘩を吹っ掛けてきてるって、すぐに分かった。わざわざ、私がオリアナ姫に劣るって強調してくるなんてね。まあ、本当のことだから腹も立たないけど。

 …さて、どんな事情があるのやら。彼のことを探ってみましょうか。


「結婚のお話はさておき…、せっかくこうしてグノー様にお会いできたのですから、少しお話をさせていただきたいわ。少々小狭い部屋ですが、どうぞこちらにおかけください」

 

 私はそう言うと、エミリに目配せをする。

 エミリの目は、「なんで!? 嫌です!」と告げていたが、「四の五の言わず、いいからやれ!!」と気持ちを込めて睨み返す。目線の攻防の末、エミリは渋々、彼らを私の向かいの席に案内した。


 不機嫌な態度を崩さないグノーだったが、私は気にしてないとばかりに、にこやかに話題を振っていく。主にアンデッド王国で近年導入した魔道具の話だ。

 魔道具導入で暮らしが便利になったと褒め、素晴らしい技術をお持ちだと持ち上げる。まあ実際、本当のことだから、ペラペラと誉め言葉を並べていくと、次第にグノーの顔から緊張の色が解けて来た。

 そして、私達が乗って来た飛翔船の話を振る。


「とても快適な乗り心地で、楽しい空の旅ですわ。…ですが、どうして魚の形をしているのですか? 空を飛ぶのですから、私などは、安易に鳥の姿をイメージするのですけれど」


「…ああ、あれはちょっとした遊び心です。魚が空を飛ぶのは面白いでしょう?」


 おやおや? だんだん敬語になってきてるよ?

 慣れてきて敬語が取れてくるなら分かるけど、その逆って…

 やっぱり、彼は無理をしているようだ。敬語を使うこっちの方が、素に近いのだろう。


「それは、グノー様の思い付きですの?」


「いや、それはアンジェが…、いえ、私の幼馴染のアイデアです。『魚が空を飛んだら、水の中にいるみたいになるかな』って」


「まあ、その言葉で魚の形に決められたのですか? 面白い発想をお持ちの方なのですね。お会いして、もっとお話しを伺いたいですわ」


「い、いえ、…もう、彼女とは交流がありませんから…」


「あら、そうですの。残念ですわ。では、最新の通信機についてお聞きしてもいいかしら?」


 主に私が喋りまくり、しかしそのうちグノーも雄弁になってきた頃、琉金号のパイロットのガインさんが兵士に両脇を抱えられながら扉から顔を覗かせた。そして、怯えた声で告げる。


「お、お話し中のところ申し訳ありません。魔力の補充が終わりまして、早々に出発しなければ、予定に間に合いませんので…す、すいません!」


 邪魔をするな!と睨むグリーゲンハイト侯爵に、ガインは身を縮こませる。

 ガインさん、ナイスタイミングだよ!


「あら、もうですの?」


 私は立ち上がると、目の前の二人に貴族の礼をする。


「大変興味深いお話しが聞けて、時間を忘れてしまいました。また機会がありましたら、もっとゆっくりお話しを伺いたいですわ。慌ただしくて申し訳ありませんが、これで失礼いたします」


 にっこり微笑んで、エミリと騎士らを引き連れ退室する。扉の前の兵士らの間を突っ切って、私達は乗降口へと急いだ。

 慌てて立ち上がったグリーゲンハイト侯爵が何か言っていたが、丸っと無視だ。  


 琉金号に乗り込むと、ガインさんに急いで飛び立つように指示を出す。

 浮かび上がって窓の下を覗くと、グリーゲンハイト侯爵とグノーさんが大勢の兵士と共に乗降口の辺りまで追ってきていた。

 コワ…。でも、さすがにライツェント王国までは追ってこないだろう。やれやれ…


「も、申し訳ありません! まさか、こんな事態になるとは…」


 床に着きそうなくらいに頭を下げたパッサさんは、アンデッド顔負けの青い顔。

 私がいることを発着場職員に知らせたら、なぜかあの貴族二人が来てしまったそうだ。彼らが私に浴びせた数々の無礼な発言を、同じドワーフ人というだけで、彼等とは関係のないパッサさんが謝ってくれた。「自分が知らせたばっかりに…」と項垂れていた。

 「気にしてないから大丈夫よ。あなたは悪くないから」と、なだめて席に着かせる。


「姫様、災難でございましたね」


 エミリが疲れた顔で言った。

 私は苦笑を返す。


「我慢してくれてありがとう、エミリ。彼、わざと怒らせようとしてたわよね。私を気に入ったなんて、全くの嘘だと思うし。…ねえ、帰ったらグノーと、彼の幼馴染のアンジェって人のこと、調べてくれる?」


 アンジェの名前を出した時、グノーの顔が一瞬優しくなったのだ。彼がどんな事情を抱えているのかも気になる。

 エミリはハッとした顔をすると、真面目な顔で頷いた。


 はあ、それにしても前世を含め、人生で初めて受けたプロポーズが、こんな最悪なシチュエーションとは…! 愛の無い、損得だけの政略結婚。

 けっこう憧れを抱いてたんだけどなあ。トキメキも喜びもなく、ただ疲労感だけが残ってしまった。トホホ…




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