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姫様を助けたのは失敗だったが、割と好き勝手に生きています。  作者: 井田六
第五章 異世界生活編01 奮闘編
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< 06 初めての食事 >


猪を狩って、肉を手に入れた。

これを焼いて食べよう。

焼き方を考えていたので、その焼き方が出来る場所を探しながら移動した。


川に来た。

川原かわらには角張った石が転がっている。

上がたいらな、そこそこ大きな石を見付けた。

「これで良いだろう。」

俺の考えた肉の焼き方は、上が平らな石を【ファイヤー】の魔法で熱して、肉を焼こうというものだ。

早速、【ファイヤー】の魔法で、石を熱する。

石が熱くなるまでの間に、別の石の上で、小剣で肉を小さく切る。

そこで、箸が無い事に気が付いた。

そこらに落ちている木の枝を拾って、川で洗う。

不格好な箸だが、まぁいいや。

箸で肉を摘まんで、熱した石の上に置く。

じゅうじゅうと美味しそうな音がする。

そこで、ある問題に気付く。

「生肉を触った箸で食べるのは、危なかったよな?」

慌てて、もう一膳分、枝を拾って、川で洗った。

焼き上がった肉を食べる。

「美味しい。」

この世界に来て、初めての食事だった。

美味しかった。

焼いた肉を食べまくった。


満腹になった。

「ふう。」

さて、箸を洗わないといけないな。

洗剤なんか無いしな。どう洗おうか?

頭の中で箸を洗う様子を思い浮かべ、何か良い魔法がないか問い掛ける。

すると、いかにもな名前の魔法が頭の中に浮かんだ。

手に持った箸を見ながら、その魔法をとなえる。

「【クリーン】。」

箸が綺麗になった。

魔法って便利だな。

箸を【マジックバッグ】に突っ込んで、東の方角へ向かって歩いて行く。


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