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姫様を助けたのは失敗だったが、割と好き勝手に生きています。  作者: 井田六
第五章 異世界生活編01 奮闘編
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< 04 狩りの準備 >


これからの方針を考える。


・今、食料を何も持っていない。

・街までは遠い。(徒歩で丸一日くらいか?)

・街の外側が安全なのか分からない。


さて、この状況で、どう行動しようか?


1、食料無しで、強行軍きょうこうぐんで街に向かう。

2、森で食料を調達ちょうたつしてから街に向かう。


うーん。

どちらも安全じゃないよね、これ。

使える様になった魔法で何とか出来るのは、”森で食料を調達する”ってほうだよね。

うーん。

この機会に魔法の種類や使い方を学んで、森で食料を調達しようか?

でも、魔力が十分に無いと、魔法に頼るのは危険だよな。

そうだな。

ずは、魔力がどのくらい残っているのかを調べよう。

そうしよう。


【ステータス】の魔法を使って、魔力がどのくらい残っているのかを調べよう。

一度、気絶しているので緊張する。

頭の中で、【ステータス】の魔法を問い掛けると、その文字が頭の中に浮かんでくる。

そして、となえる。

「【ステータス】。」

目の前に、ステータスの一覧が表示された。

魔力はほとんど消費しなかった様に感じた。

気絶した時と、何でこんなに違うんだろうな?

不思議だな。

それはそれとして、意識を目の前の”ステータスの一覧”に向ける。

”名前:”

名前には、何も書かれていなかった。

存在が消滅しかけたとか、元の世界でのことが影響しているのかな。

”年齢:0日”

「0日って………。」

今日、生まれたってことになっているのかな?

「クソッ、ツッコミどころが多いわ。」

「むしろ、ツッコミどころしかないし。」

もう、めんどくさくなったので、魔力のところだけ見よう。

”MP:9728/9999”

これかな?

大きい数字だが、沢山たくさん有ると思って良いのかな?

何か魔法を使ってみて、この値がどのくらい減るのか見てみよう。

今の数字を地面に書いてから、一度、ステータスの一覧を消す。

さて、どんな魔法を使おうか?

何か動物を仕留しとめられる様なヤツがいいな。

ファイヤーボール?

森の中では使えないか。

石の塊をぶつける?

これか。

うん。取り敢えず、これにしてみよう。

石の塊を飛ばす様子を頭の中で思い浮かべて、こんな魔法がないか、頭の中で問い掛ける。

すると、その文字が頭の中に浮かんだ。

そして、唱える。

「【ストーンボール】。」

魔法をはなつ先を決めていなかったので、慌てて、少し先の地面に照準を合わせた。

そこに、バレーボールより少し小さいくらいの石が飛んで行き、ぶつかる。

ドガッ!

少し地面がえぐれた。

「なかなかの威力かな?」

狩りに使えそうな威力は有ると思った。

「よし、ステータスで、どのくらい魔力を消費したか見てみよう。」

「【ステータス】。」

目の前にステータスの一覧が表示された。

MPの値を見る。

”MP:9713/9999”

MPは15しか減っていなかった。

かなりの数の魔法が使えることが分かった。

うん、これは朗報だね。

だけど、なんで気絶したのかが、さっぱり分からなくなったね。

なんで気絶したのかは、分かりそうにないので、沢山たくさん魔力が有って、沢山たくさん魔法が使えることを喜ぶ事にした。


よし、方針は決まった。

魔法を使って森で狩りをして、食料を調達する。

うん。

じゃあ、その前に、必要な魔法を考えて、安全に狩りが出来る様に準備しておこう。

狩りの状況を考えながら、必要な魔法を考えることにした。


獲物を仕留めるのに使う魔法は、以下の物を考えた。

【ストーンボール】、【ストーンバレット】、【ピットフォール】、【ウォール】、【ストーンウォール】。

他に、獲物を探すのに使う【気配察知】。

食べられるかどうかを調べる【鑑定】。

狩った獲物から肉を取り分ける【分離】。

肉を焼く【ファイヤー】。

取り分けた肉を保存する【マジックバッグ(時間停止)】。

他に、体に付与するものとして、【毒耐性】(←付与済み)、【麻痺耐性】、【状態異常耐性】、【疲労耐性】。

そして、夜遅くまで行動できる様に、【睡眠耐性】と【暗視】。

さらに、【並列思考】も付与した。

獲物を探しながら、周囲を警戒する為にね。

あと、結界も張ることにする。【物理無効】と【魔法無効】ね。

これで、安心して狩りが出来ると思う。

”獲物が居なかった”なんて事が無い様に、祈っておこう。


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