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姫様を助けたのは失敗だったが、割と好き勝手に生きています。  作者: 井田六
第五章 異世界生活編01 奮闘編
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< 01 リスタート >

神さまのうっかりが原因で、異世界に転生することになった”ある男”。

異世界に来て、試しに魔法を使ってみたところ、MPが枯渇して気絶してしまいました。

目を覚ました彼は、この世界で生きていくことの難しさを感じます。

彼は、この世界で生きていく為に必要なことを考え、色々な準備を始めます。

彼の、その奮闘の様子です。


目が覚めた。

地面が見える。

地面に両手をついて、体を起こす。

顔に砂や小石が付いていた。

それらを手で払った。


魔法を使おうとして、気絶してしまったことを思い出す。

「魔法を使うことは出来るけど、すぐに魔力が尽きてしまうということかな。」

「魔法には頼れないな。」

この先、慎重に行動しなければならないな。

「はぁ。」

溜息ためいきが出た。

魔法が使えることに期待したのだが…。

この先、苦労しそうだ。


魔力がすぐに回復することは無いだろう。

今日はもう魔法を使えないな。

「と、なると、身を守る手段は小剣だけだな。」

素人に何が出来るんだろうね。

「はぁ。」

また、溜息ためいきが出た。


街に行くことに決めていたな。

食料を手に入れる為にね。

どの方向へ行けば街が在るんだろうな?

まわりを見渡みわたして、街を探すことにする。


荒野こうやの地平線のあたりを見渡す。

太陽の位置から、たぶん東だと思う方角に、何かが在った。

さらに、じっと見る。

何かが在るのは分かるが、何なのかが分からない。

「うーん…。分からん。」

双眼鏡の様な物が有ればいいのにな。そうすれば、大きく見えるのに。

そう思って、双眼鏡をイメージして、両手を双眼鏡のような形にして遠くを見る。

そんなことをしても、大きく見えたりしないはずなんだが、遠くに在った何かが、何故か大きく見えた。

そして、体の中から何かが抜かれる様な感覚があった。

「え?」

びっくりした。

びっくりしたが、せっかく大きく見える様になったので、遠くに在るその何かを、そのまま見続ける。

「城壁?」

とりで…、なのかな?」

街と言うよりは、砦の様に見える。

あそこに行くのには、少し躊躇ためらいが有るな。

他に街っぽいモノがないか、調べることにした。


他に街っぽいモノは無かった。

しかし、収穫はあった。

どうやら魔法が使える様だ。

今日はもう使えないと思っていたので、うれしい誤算だ。

魔法を使ったことで、レベルが上がったりしたのかもしれないね。気絶したけど。

ステータスの確認は、また気絶するのが怖いのでめて、どんな魔法が使えるのか、確認をすることにした。


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