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22 7日目 ある者の話 カーティー07
日の出と共に出発した私たちは、進路を西に向けます。
西に在る、別のオークの集落を殲滅する為です。
魔道具で姿と気配を消して、森の中を移動します。
オークの集落に着きました。
殲滅しました。
さぁ、帰りましょう。
私たちは進路を南に変え、街道を目指します。
森の中を黙々と歩きます。
無事に森を抜けて、街道まで出る事が出来ました。
待機してくれていた馬車に乗り込み、王都へと向かいます。
私たちは、馬車に揺られながら休息します。
ふう。
帰って来た私たちは、上司に報告をします。
魔道具の故障の可能性については、その可能性を否定されました。
断定する口振りでしたので、別口で何か報告が有ったかもしれませんね。
翌日は、休暇をもらえました。
「しっかりと休んでおきなさい。」と言われました。
休暇をもらえた事は嬉しいのですが…。
休暇をもらえた事で私たちは、『ああ。次の”あの仕事”は、やっぱり大変なんだな。』と察しました。