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姫様を助けたのは失敗だったが、割と好き勝手に生きています。  作者: 井田六
第十二章 異世界生活編07 新・新生活編
169/400

< 13 新・王宮での生活12 ナナシ、シルフィのステータスをチェックする >


目が覚めた。

見慣れた天井だ。

でも、まだ薄暗い。

いつもより早い時間に目が覚めた様だ。

昨日は早く寝たからだね。


一緒に寝ているシルフィの様子をうかがうと、シルフィは”セミ状態”で俺に抱き着いていた。

『色気が無い』とかは別に考えません。

もう慣れました。(苦笑)


クンカ クンカ

シルフィは、クンカクンカしていた。

シルフィがクンカクンカしているのは久しぶりに見たかな?

そう思ったら、頭の中で【多重思考さん(多重思考された人(?)たちのリーダー)】が教えてくれた。

『割としょっちゅうしています。『クンカクンカ』から『でへへー。』となって『むふふー。』までを数セット繰り返すのが、よくあるパターンです。』

アー、ソウデスカー。

知らなくてもいい情報だった。(苦笑)


『クンカクンカ』から「でへへー。」をて「むふふー。」にいたったシルフィを、何となく観察する。

そうしていたら、「土っぽい、良いニオイー。」、「むふふふふふふふー。」と言う声が聞こえた。

シルフィが起きているのか、寝惚ねぼけているのか、サッパリ分からないけど、まぁどうでもいいや。(苦笑)

そんなシルフィのことは放っておいて、少し考える。

『土っぽい、良いニオイ?』

土いじりとかは、俺はしていないよな?

【製作グループ(多重思考された人(?)たちのうちの、物品製作をしているグループ)】には花畑を作ってもらったりしているけど、俺自身は土いじりをしていない。

それに、寝る前には【クリーン】の魔法を掛けているのだから、土のニオイなんかする訳が無いよね。

うん。土のニオイがする訳が無いね。

でも、どんなニオイなんだ? 『土っぽい、良いニオイ』って。

頭の中で想像してみる。

が、想像できなかった。

『土っぽい』と『良いニオイ』って両立するのかな?

しないっぽい気がするけどな。

しないよな?

うん。全然想像できない。

『まぁ、シルフィだからなー。(呆れ)』

そう思うことにした。


そう思ったのだが、ふと、あることが頭の中をよぎった。

この世界に来る前に、泥人形の中に押し込まれた様な記憶が有ったな。

あの時の泥人形って、その後どうなったんだっけ?

それと、この体って、どうやって出来たんだっけ?

うーむ。

思い出せないな。

まぁいいか。どうせ関係無いだろう。

泥人形の事は、この世界に来る前の話だしな。

うん。関係無いな。

シルフィが変な事を言っていたが、シルフィがシルフィ(残念)なのは、いつもの事だしな。(←おい)


そう言えば、昨夜は夕食を食べたっけかな?

ダンジョンの在る街から帰って来て、着せ替えをされて、グッタリして、その後、すぐ寝てしまった気がするな。

そう思ったら、頭の中で【多重思考さん】が教えてくれた。

『私が本体ほんたいさん(=俺のこと)の体の操作をして、夕食を食べました。』

そうだったのか。ありがとう。

道理どうりで、あまりおなかいていない訳だ。

『その夕食の時の会話ですが…。』

そう言って、夕食の時にあった事を【多重思考さん】が説明してくれる。

『姫様に贈った魔道具の働きを教えてほしいと言われました。今日の朝一あさいちの予定です。』

ああ。シルフィに贈った、シルフィの身を守る為の魔道具の件ね。

そう言えば、何日か前に王妃様からそんなお願いをされていたね。

それを、『今日やる』と。

『うん。了解。ありがとう。』

頭の中で【多重思考さん】に礼を言って、ふと、思い出した。

シルフィに身を守る為の魔道具を贈る前に、シルフィの身体に【耐性】を付与したりしたのだが、後回あとましにしていた物が有ったはずだ。

その後、どうしたんだったっけ?

忘れて、何もしていなかった気がするな。

そう思ったのだが、頭の中で【多重思考さん】が教えてくれた。

『【耐性】の付与で後回しにしていた物は、私たちがやっておきました。』

おお。そうだったのか。

『助かった。ありがとう。』

【多重思考さん】たちが居てくれて助かります。



早い時間に目が覚めたから、まだ少し時間が有る。

この時間に、シルフィのステータスの確認をしておこうかな?

うん。そうしよう。

早速さっそく、ステータスを見る魔法を心の中でとなえる。

『【ステータス】。』

シルフィの”ステータスの一覧”を表示させようとしたのだが、表示できなかった。

あれ?

『【魔法無効】の結界が在りますので…。』

呆れた様に【多重思考さん】に言われた。

そうでした。(てへ)

【多重思考さん】に、”空間魔法を使った結界魔法”で覆われている【目玉】を操作してもらい、シルフィの身体に張られている【魔法無効】の結界の内側から【ステータス】の魔法を使ってもらい、シルフィの”ステータスの一覧”を表示してもらいました。

やれやれです。


シルフィのステータスは以下の通りだった。


”名前:シルフィ グラム”

”年齢:16歳”

”性別:女”

”職業:文官”

”レベル:3”


”HP(Hit Point):123/123”

”MP(Magic Point):198/199”

”STR(Strength):10”

”DEX(Dexterity):73”

”VIT(Vitality):71”

”AGI(Agility):91”

”INT(Intelligence):85”

”MND(Mind):23”

”LUK(Luck):80”


【スキル】:

【耐性】:【毒耐性】【麻痺耐性】【疲労耐性】【睡眠耐性】【乗り物酔い耐性】【石化耐性】【恐怖耐性】【状態異常耐性】【精神魔法耐性】

【付与効果】:【侵入不可】【魔法無効】【物理無効】【魔法無効】【物理無効】【遮音】【遮光】【リフレクション(熱)】【偽装情報発信】

【加護】:

【称号】:【グラム王国王女】


以前、”9”だったSTR(Strength)のあたいが変わっているな。

レベルが上がったのかな?

多分たぶん、そうなんだろう。

一桁しかなかったSTRの値を見てやされていたので、ちょっと残念だ。

MND(Mind)の値が、他の値と比べて低いのは何でだろう?

そう疑問に思っていたら、頭の中で【多重思考さん】が教えてくれた。

『前回、MND(Mind)の値はいじりませんでしたので。』

あれ? そうだったっけ?

『前回、『泣いていたのがケロリと泣き止んでしまったりして、不自然なことになってしまうかもしれない』とか思って、値をいじらなかったのですよ。』

そう言われれば、そうだった様な気がする。

MND(Mind)の値をいじって、”80”にしておいた。


【耐性】は、すべて付与してあるみたいだね。

【付与効果】は、張ってある結界が書かれているみたいだが、【魔法無効】と【物理無効】が二つ有るのはどうしてだろう?

シルフィの体に【多重思考さん】たちが張ってくれている結界と、魔道具が張っている結界が在るからかな?

多分たぶん、そうだね。

何とかすべきなのだろうか?

結界がケンカしていないのなら、このままでいいのかな?

『結界がケンカしていませんので、変にいじらない方が良いと思います。ただ、【偽装情報発信】の結界は一番外側に張る様に注意しています。【魔法無効】よりも内側に在ると、【鑑定】をはじいてしまって見せたい情報を見せられなくなりますから。』

シルフィの護衛をしてもらっている【多重思考さん】たちに余計な手間を掛けさせてしまっている様だが、そもそも、結界は毎日張り直さないといけないから、それほど手間を増やしている訳ではないのかな?

『大した手間ではありませんので、大丈夫です。』

そう言ってもらえたので、そのままお願いしておこう。

よろしく頼む。


一通ひととおりシルフィのステータスをチェックし終わったので、【偽装情報発信】の結界で見せている、”偽装したステータス”の方もチェックしておく。

レベルを”3”に書き換える以外は、そのままでいいのかな?

いや、レベルが上がると他の値も上がるから、そのままにしておくと不自然だね。

全体的に値をちょこちょこ上げておいた。



シルフィのステータスをいじる作業を終えた。

ついでに、自分のステータスも確認しておこう。


”名前:ナナシ グラストリィ”

”年齢:73日”

”性別:男”

”職業:魔術師”

”レベル:16”


”HP(Hit Point):****/****”

”MP(Magic Point):****/****”

”STR(Strength):155”

”DEX(Dexterity):266”

”VIT(Vitality):198”

”AGI(Agility):382”

”INT(Intelligence):281”

”MND(Mind):289”

”LUK(Luck):15”


【スキル】:【全魔法使用可能】【魔法創造】【鑑定】【多重思考】【言語理解】【無限収納】【高速思考】

【耐性】:【毒耐性】【麻痺耐性】【状態異常耐性】【疲労耐性】【睡眠耐性】【乗り物酔い耐性】【精神魔法耐性】【石化耐性】【恐怖耐性】

【付与効果】:【暗視】【侵入不可】【魔法無効】【物理無効】【遮音】【遮光】【リフレクション(熱)】【偽装情報発信】

【加護】:【神サクラの加護(極小)】【神の寵愛】

【称号】:【地形を変える者】【ダンジョン攻略者?】【緑化推進者】【森の破壊者】【常識を破壊する者】


名前のところを見て驚いた。

名前が”ナナシ グラストリィ”となっていたから。

どうしてだ? 前は空白だったよね?

名前が空白だった事が、ステータスを偽装しなければならなかった理由の一つだったよね?

何故なぜ、こうなったのだろう?

結婚して、公式記録に名前が記録されたからなのかな?

うーーむ。

ハッキリとは分からないが、多分たぶん、そんな感じなのだろう。


空白でなくなったこと自体は、嬉しい気がする。

だけど、自分の名前を”ナナシ(=名無し)”と決めた時のモヤモヤした気持ちを思い出すと、何とも言えない気持ちにもなる。

うーん。モヤモヤする。

でも、”ナナシ”という名前にも随分ずいぶん慣れてきたし、いいかな。

うん。いいね。

俺の名前は、”ナナシ グラストリィ”だ。

うん。


さて。

次は、年齢だ。

年齢が相変わらずなのは仕方が無いね。

その次の、レベルなのだが…。

レベルが、随分ずいぶんと上がっている気がするな。

どうしてだろう?

俺の場合は、既にすべての魔法が使えるからレベルを気にする必要が無かった。だから気にしていなかったのだが、前に見た時のレベルは一桁だった気がする。

いつの間にかレベルが上がっているけど、何かしたっけ?

何をしたか考えたら、『クレーター』とか『キノコ雲』とか『森林破壊』とか、そんなちょっと変な事を思い出してしまった。

でも、それらは、レベルが上がった事とは、あまり関係が無い様な気がするな。

それ以前にも、ヒャッハー!な人(?)たちが荒野でヒャッハー!していたからね。(遠い目)

俺がそんな事を考えていたら、頭の中に【多重思考さん】のあきれた様なつぶやきが聞こえた。

『ダンジョンェ…。』

ああ、そうか。ダンジョンか。

そう言えば、ダンジョンを攻略していたね。

すっかり忘れてたわ。(苦笑)

そうかー、なるほどねー。

ダンジョンを攻略したのだから、レベルが上がっていて当然だね。

なるほど。なるほど。

でも、言い訳をさせてもらえば、俺自身がダンジョンの攻略に参加せずに、俺が知らないうちに【多重思考さん】たちがダンジョンを攻略していたのだから、その事を俺が忘れていても仕方が無いよね。

ダンジョンを攻略した事を忘れていたのは、俺の所為せいぢゃありません。うん。


次に、ステータスのそれぞれのあたいを見る。

HP(Hit Point)とMP(Magic Point)の表記が相変わらすアレですが、もう気にしません。

その他の値は、上がっている様な気がするが、以前の値を憶えていないので、まぁどうでもいいや。

LUK(Luck)の値が他の値と比べて低いが、そもそも、このあたい自体が高いのか低いのか分からないし、LUK(Luck)の値は、書き換えようとしても書き換えられなかったのだから、これもどうでもいいや。

マイナスでないことを喜ぼう。(←適当)


【スキル】と【耐性】は、変わっていないね。

【耐性】を見て、ふと思う。

精神的な疲れに対する【耐性】ってないのかな?

昨日は”着せ替え”をされて、グッタリしてしまったからね。

【疲労耐性】が有るけど、これでは効果が無かったみたいだった。

この【疲労耐性】は、”体の疲労”にしか効果が無いのだろう。

【状態異常耐性】も有るが、これも効果が無かったね。

【精神疲労耐性】とでも言うべき物ってなかったんだっけ?

すべての【耐性】を付与したのだから、なかったんだろうね。

作るか?

必要な気がするよね?

俺には必要だよね。絶対に。(確信)

そうだね。作ろう。

さて。

魔法を作るのにはイメージが重要だ。

”精神的な疲労を取る”って、どうすればいいんだろうな?

疲れると、何か疲労物質(てき)な物が出てくるのかな?

もしそうなら、その”疲労物質(てき)な物”を自動的にのぞく様にすれば、それで『精神的な疲労に対する耐性』になりそうな気がするね。

何となく、これでいけそうな気がする。

『言葉で表現する』のと『実現する』のとでは、大きなへだたりが存在するんだけどね。

でも、魔法で何とかなると信じています。(←ただの丸投げです。)

よし、やるぜ。

頭の中でイメージする。

精神的に疲れた時に、体の中で何かの物質がしょうじて、それを自動的にのぞくことで、精神的な疲れが起こらなくなる様子を。

何とかなると信じて、【魔法創造】を発動させる。

魔力がゴッソリと減る感じがする。

しばらくして、魔力が減る感じが止まった。

ふぅ。

出来たかな?

出来てるよね?

早速さっそく、自分の身体に付与してみて、ステータスを確認した。

【耐性】の最後に【精神疲労耐性】が追記されていた。

よっしゃっ!

やったぜ!

これで”着せ替え”も大丈夫だぜ。

………多分たぶん

着せ替えを大勢おおぜいのメイドさんたちに見られていた様子を思い出すと、いまいち大丈夫な気がしませんが、大丈夫だと信じたいと思います。(←何故なぜ弱気よわき


引き続き、ステータスの確認をする。

【付与効果】に、この前、シルフィに贈る魔道具を作る時に検討をした【遮音】と【遮光】と【リフレクション(熱)】が追加されているね。

【加護】は変わっていないね。

【称号】には、以前は何も無かったのだが、いくつか変な事が書かれている。

【地形を変える者】【ダンジョン攻略者?】【緑化推進者】【森の破壊者】【常識を破壊する者】の五つだ。

【地形を変える者】は、身に覚えが有るので、まぁいいや。(←いいのか?)

【ダンジョン攻略者?】も、まぁいいや。”?”が付いている理由も、何となく分かるしね。『表記(てき)に、それでいいのか?』とか思わないでもないけど、俺が気にする事ぢゃないよね。

【緑化推進者】は、荒野に畑を作ったり、木を植えたりしたからだろうね。

【森の破壊者】は、森の中に花畑を作ってるからだね。木を切り倒してね。

”破壊者”とか、ここまでハッキリと言われてしまうと、花畑を見に行くのが怖くなるね。

花畑を見に行くのはめておこう。現実を見たくないから。(←見ろや!)

最後の【常識を破壊する者】は、分からないな。

常識を破壊した事なんて、有ったっけ?

おかしな事をしたとすれば、『ダンジョンに行かずにダンジョンを攻略した』ことと、『こたつの熱源を考えていて地面を融かした』ことくらいかな?

…改めて考えても、おかしな事をしているね。(苦笑)

でも、やってしまったのだから、仕方が無いかぁー。(←どこか他人事ひとごと

あぁ、あと、”魔術師のつえ”の事もあるのかな?

”杖”と言いつつ、浮いていて、手で掴もうとすると逃げるからね。(苦笑)

………………。

あぁ、コイツだわ。(確信)

常識を破壊したつもりなんて無かったんだけどなー。

ただ、自分の目的に合う様にカスタマイズしただけです。

カスタマイズした結果、”魔術師の杖”に本来ほんらい有ったはずの機能がゴッソリと抜け落ちたり、浮いたり、手で掴もうとすると逃げたりする様になりましたがっ。

改めて考えると、『杖とは何か?』とか考えたくなりますが、もう本当にどうでもいいです。(←遠くにぶん投げた)


最後にもう一度、ステータスを見直す。

先ほど【精神疲労耐性】を付与する魔法を作った時に、魔力がゴッソリと減った感覚が有ったのだが、MP(Magic Point)の表記が相変わらず”****/****”になっていた。

まだMPが10,000以上残っているみたいだ。

魔力多過(おおす)ぎぢゃね?

まぁ、気にしたところでどうにもならないから、まぁいいかぁー。(←やっぱり、どこか他人事ひとごと



ステータスを確認した後、”偽装したステータス”の方も変更する。

今までは、レベルの低い魔術師に見える様にしておいた。

『レベルの低い魔術師ならばパーティーに勧誘されたりしないだろう』と考えたからだ。

だが実際には、レベルを低く見せていた所為せいで、高圧的にパーティーに勧誘するバカな冒険者たちが多く現れて、迷惑してしまった。

今度は逆に、魔術師レベルを高く設定しておく。

高くした魔術師レベルに合わせて、各ステータスの値も適当な値に書き換えておく。

あと、【スキル】を追加しておくか。使える属性魔法をね。

冒険者ギルドで【風刃ふうじん】を使ったから、【風属性魔法】を追加して、あと【火属性魔法】も追加する。

それと、杖を浮かせるのは【付与魔法】かな? ゴーレムを作る【スキル】だから、多分たぶんそうだろう。

あと、”魔術師の街”で【ファイヤーアロー】を撃たれた時に【魔法無効】の結界で消滅させたから、【結界魔法】も追加しておこう。

ちょっと多過おおすぎる気がしないでもないが、レベルが高い魔術師ならば、複数の属性魔法が使えるだろう。…多分たぶん


書き換えたステータスを、一通り見直す。

うん。これでレベルの高い魔術師っぽく見える様になったね。

これならば、高圧的にパーティーに勧誘するバカな冒険者たちが現れる事も無くなるだろう。

さらに、作った”魔術師のつえ”を俺の近くに浮かせておけばバッチリだね。

あ…。

昨日、ダンジョンの在る街の冒険者ギルドに行った時、杖を【無限収納】に仕舞ったままにしていた事を、今、思い出した。

冒険者が居る場所に行く時に使う、”バカけ”の為のつえだったのにね…。

…昨日は、バカな冒険者が現れなかったからいいか。

次に行く時は、忘れない様にしようね。(てへ)



最後に、シルフィにも【精神疲労耐性】を付与した。

うっかり、また【魔法無効】の結界にはじかれてしまいましたが、【多重思考さん】にやってもらって、ちゃんと付与されたので無問題モウマンタイです。

過程よりも結果の方が大事だいじなのは、言うまでもありませんっ。

頭の中に【多重思考さん】が呆れている様な感情を感じますが、結果オーライなのです。




<< ナナシとシルフィのステータス >> (読み飛ばして構いません)


< ナナシのステータス >


”名前:ナナシ グラストリィ”

”年齢:73日”

”性別:男”

”職業:魔術師”

”レベル:16”


”HP(Hit Point):****/****”

”MP(Magic Point):****/****”

”STR(Strength):155”

”DEX(Dexterity):266”

”VIT(Vitality):198”

”AGI(Agility):382”

”INT(Intelligence):281”

”MND(Mind):289”

”LUK(Luck):15”


【スキル】:【全魔法使用可能】【魔法創造】【鑑定】【多重思考】【言語理解】【無限収納】【高速思考】

【耐性】:【毒耐性】【麻痺耐性】【状態異常耐性】【疲労耐性】【睡眠耐性】【乗り物酔い耐性】【精神魔法耐性】【石化耐性】【恐怖耐性】【精神疲労耐性】

【付与効果】:【暗視】【侵入不可】【魔法無効】【物理無効】【遮音】【遮光】【リフレクション(熱)】【偽装情報発信】

【加護】:【神サクラの加護(極小)】【神の寵愛】

【称号】:【地形を変える者】【ダンジョン攻略者?】【緑化推進者】【森の破壊者】【常識を破壊する者】



< ナナシのステータス (偽装) >


”名前:ナナシ グラストリィ”

”年齢:22歳”

”性別:男”

”職業:魔術師”

”レベル:15”


”HP(Hit Point):80/80”

”MP(Magic Point):125/125”

”STR(Strength):60”

”DEX(Dexterity):71”

”VIT(Vitality):52”

”AGI(Agility):60”

”INT(Intelligence):92”

”MND(Mind):92”

”LUK(Luck):15”


【スキル】:【風属性魔法】【火属性魔法】【付与魔法】【結界魔法】

【耐性】:

【付与効果】:

【加護】:

【称号】:



< シルフィのステータス >


”名前:シルフィ グラム”

”年齢:16歳”

”性別:女”

”職業:文官”

”レベル:3”


”HP(Hit Point):123/123”

”MP(Magic Point):198/199”

”STR(Strength):10”

”DEX(Dexterity):73”

”VIT(Vitality):71”

”AGI(Agility):91”

”INT(Intelligence):85”

”MND(Mind):80”

”LUK(Luck):80”


【スキル】:

【耐性】:【毒耐性】【麻痺耐性】【疲労耐性】【睡眠耐性】【乗り物酔い耐性】【石化耐性】【恐怖耐性】【状態異常耐性】【精神魔法耐性】

【付与効果】:【侵入不可】【魔法無効】【物理無効】【魔法無効】【物理無効】【遮音】【遮光】【リフレクション(熱)】【偽装情報発信】

【加護】:

【称号】:【グラム王国王女】



< シルフィのステータス (偽装) >


”名前:シルフィ グラム”

”年齢:16歳”

”性別:女”

”職業:文官”

”レベル:3”


”HP(Hit Point):18/18”

”MP(Magic Point):20/20”

”STR(Strength):10”

”DEX(Dexterity):20”

”VIT(Vitality):19”

”AGI(Agility):20”

”INT(Intelligence):25”

”MND(Mind):23”

”LUK(Luck):80”


【スキル】:

【耐性】:

【付与効果】:

【加護】:

【称号】:【グラム王国王女】


(設定)

今まで書かれていたステータスに、”性別”と【称号】の項目が抜けていましたので追記しました。

一般人のステータスの値は、だいたい15~25くらいです。

ステータスの各数値は適当に決めています。憶えておく必要なんて無いですからねー。


シルフィが【護身術】すら武術系のスキルを持っていないのは、王様の意向です。

メイドさんたちに教わったら、どんなことになってしまうか分かりませんからね。

王様は、過去に王妃様(当時はメイド)に蹴り上げられていますので、そのトラウマとかが有るのかもしれません。

その時の様子は、『なぜか王宮で暮らす事になりましたが、割と好き勝手に生きています。 https://ncode.syosetu.com/n1285ew/』にて。


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