表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
132/400

< 設 定  領地持ちの貴族の名前と街の名前 >

以前、一番下に上げておいてものを、ここに移動して上げ直します。


< 領地持ちの貴族の名前と街の名前 >


王都と王都周辺の国王直轄地の他に、10個の領地が在る。

各領地には、それぞれ街が一つ在る。

各領地は領主の家名から『○○領』と呼ばれている。(例:ケメル公爵領)



『王都 (グラム)』

グラム王国の王都。グラム王国の中央やや西に位置する。

外壁で囲まれた『王都』の周辺は国王直轄地となっていて、その部分を含めた『領地』に相当する範囲も『王都』と呼ばれている。

西隣にクラソー侯爵領、東隣にケメル公爵領が在り、南西部でハーヴ伯爵領と、南東部でソーンブル侯爵領と隣接している。


『ケメル公爵領 (街の名前:ケメル)』

王都の東隣。グラム王国のほぼ真ん中に位置する。

東隣はバディカーナ伯爵領。南隣はソーンブル侯爵領。

東から王都へ向かう道と、南東から来た道がまじわる交通の要衝ようしょう。また、王都防衛のかなめでもある。

この領地に在る街ケメルは、建国時の王都で『旧都きゅうと』とも呼ばれる。

井戸が少なく、その為、街を大きくすることが出来なかった為、人口増加を見越して井戸が多く在った西の地に新都(現在の王都)が建設されることとなった。

新都への遷都せんとさい、街の名前をケメルに改名した。

また、遷都せんとさいあわせて領地の再編が行われ、旧都きゅうと周辺を領地としていたケメル家は領地を大きく減らし、現在の形となった。


『バディカーナ伯爵領 (街の名前:グルバド)』

ケメル公爵領の東隣。

東隣はククラス侯爵領。南隣はサーリス伯爵領。

グルバドには、王弟おうていが移住している。


『ククラス侯爵領 (街の名前:グシクク)』

グラム王国の東の端で、少し東にった形になっている。

バディカーナ伯爵領の東隣。南西部でサーリス伯爵領に隣接している。

この領地に在る街グシククにダンジョンが在る。

ダンジョンは国王直轄地になっていて、ダンジョンの管理をする代官とその部下たちがグシククに居る。

以前、この地には国防軍が駐留していたのだが、組織を一本化する為にククラス侯爵領軍にまとめられた。


『クラソー侯爵領 (街の名前:グラアソ)』

王都の西隣。

西隣はシタハノ伯爵領。南隣はハーヴ伯爵領。

この領地に在る街グラアソは魔術師が多く、『魔術師の街』のうたっている。

領主のクラソー侯爵はケメル公爵の娘。前領主はケメル公爵の弟だった。


『シタハノ伯爵領 (街の名前:グシラグ)』

グラム王国の西の端の、南北に長い領地。

北東部でクラソー侯爵領と、南東部でハーヴ伯爵領と、南部でサエラク伯爵領と隣接している。

グシラグは、ナナシが最初に訪れた街。


『サエラク伯爵領 (街の名前:グナラク)』

グラム王国の南西の端。

北部でシタハノ伯爵領と、北東部でハーヴ伯爵領と、西部でグラストリィ公爵領と隣接している。


『グラストリィ公爵領 (街の名前:グラスクク)』

グラム王国の南の端の、東西に長い領地。グラム王国で一番大きい領地。

西部でサエラク伯爵領と、北部でハーヴ伯爵領とソーンブル侯爵領と、東部でサーリス伯爵領と隣接している。

サーリス伯爵領との間には北西に斜めに伸びる街道が在り、これが領地の境になっている。

元グラスプ公爵領。今はナナシの領地。

ナナシの代わりに大臣が派遣した領主代行が統治していて、ナナシはまだ一度も訪れていない。


『サーリス伯爵領 (街の名前:グナクク)』

グラム王国の南東の端。

北部でバディカーナ伯爵領とククラス侯爵領と隣接し、西部でソーンブル侯爵領、南西部でグラストリィ公爵領と隣接している。

アンの実家。新婚旅行でシルフィが訪れた。

王都から普通に馬車で行って2~3日の距離。


『ソーンブル侯爵領 (街の名前:ソルメル)』

王都の南東の隣。

北部で王都とケメル公爵領と隣接し、西部でハーヴ伯爵領と、東部でサーリス伯爵領と、南部でグラストリィ公爵領と隣接する。

グラスプ元公爵の妹の嫁ぎ先で、グラスプ元公爵が身を寄せている。

ソーンブル家は、グラム王国建国以前からこの地に在った家の一つ。以前はバディカーナ家より下の扱いだったが、今は立場が逆転している。


『ハーヴ伯爵領 (街の名前:グルハヴ)』

王都の南西の隣。

北部でクラソー侯爵領と王都と隣接し、東部でソーンブル侯爵領と、西部でシタハノ伯爵領と、南西部でサエラク伯爵領と、南東部でグラストリィ公爵領と隣接する。

シルフィのメイドだったマーリーンが、この家の後継ぎ息子にとついだ。



(グラム王国の貴族の歴史)

かつて『北の国』で働き、西方にトバされた者たち。

その内の一人で、『北の国』で村長をしていたケメルは、彼らの部下であり共にトバされて来たグラムやダーラムたちをそそのかして『北西の国(現グラム王国)』を建国させた。

建国後、ケメルたちは建国王グラムを支えて国家運営にたずさわった。

ダンジョンから魔物が溢れる事件が起こり、建国王グラムが兵を率いて出陣。

他の三か国と共にダンジョンから溢れた魔物の対処に当たる。が、『北の国』の反発で足並みが揃わなかった。

そんな状況の中、突如ドラゴンが現れ、魔物と各国の軍に甚大な被害が出る。

比較的被害が少なかった『北西の国(現グラム王国)』は、これを好機とみてダンジョン攻略を目指す。

ダンジョンを攻略するが、その途中で建国王グラムが命を落とし、ダーラムが行方不明になってしまった。

グラムの死後、二代目国王には、ダーラムの案の通りにまだ1歳にもなっていなかったグラムの息子のクールトを即位させた。

ケメルたちは、引き続き二代目国王クールトを支えて国家運営にたずさわった。

その後、クールトを支えた者たちに領地が与えられ、その者たちがこの国の最初の貴族になった。


最初の貴族(領主)は以下の四家で、この時はまだ爵位は無かった。

ケメル家:王都(当時。現在のケメル)の周辺を領地とする。

ククラス家:王都の東を領地とする。当時の当主は軍の最高指揮官だった。

グノス家:王都の西を領地とする。家は既に消滅。

バディカーナ家:王都の南部全域を領地とする。グラム王国建国以前からこの地で暮らしていた者たちのリーダー格。


ダーラムの息子が成人した後、五家目にダーラム家(既に消滅)が作られた。

その後、家を継げなかった次男以下の為に貴族家が作られたり、国に貢献した者を貴族にしたりして貴族家が増え、それにともなって爵位を導入した。

爵位は、他国に合わせて公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵の五つにした。

しかし、最初に与える爵位は、伯爵、子爵、男爵の三つだけにし、国への貢献度合(どあ)いにより与えられた。

その後、爵位が上がったり下がったり、貴族家が増えたり減ったりした。

また、新しく街が作られ、それにより領地の数が増え、領地持ちの貴族家も増えた。


(その他の情報)

爵位の上下と、領地の大きさや、領地の場所などに相関関係はあまりない。

街の名前は、領主が変わった時に変えられる事があった。

その際、グラム王家に敬意を表したり、こびを売る為に、”グ”から始まる名前にする事が多く、その為に”グ”から始まる名前の街が多くなった。

各領地に在る街は一つだけ。

これは、下手へたに領地内に二つ目の街を作ると、領地を分割されてしまう恐れが出ることと、資金的な面で街を作るのが難しいから。

これまでに作られた街は、すべて国が資金を出して作られた。


辺境へんきょうと言われる領地)

シタハノ伯爵領(西の端)、サエラク伯爵領(南西の端)の二つ。

上記にグラストリィ公爵領(南の端)を入れたり、さらにサーリス伯爵領(南東の端)が入る場合もある。


(グラム王国の真ん中)

グラム王国の真ん中は、ケメル公爵領の辺り。

ただ、北部には森が広がっている為、『森を除いた範囲の真ん中』とした場合はソーンブル侯爵領の辺りになる。


(第一章でのシルフィの視察の行程)

王都 → ソーンブル侯爵領 → ケメル公爵領 → バディカーナ伯爵領

シルフィたちが盗賊に引き渡された場所はバディカーナ伯爵領内。

バディカーナ伯爵は、シルフィの殺害計画には加担していなかった為、処分されていない。

バディカーナ伯爵の娘は、シルフィに同行する文官に選ばれ為に賄賂を贈ったりしていた事が発覚し、現在、王都への立ち入りを禁止されている。


(第十一章での新婚旅行の行程)

行き

王都 → ケメル公爵領を強行軍で通過 → サーリス伯爵領

帰り

サーリス伯爵領 → ソーンブル侯爵領を素通り → ハーヴ伯爵領 → 王都 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ