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姫様を助けたのは失敗だったが、割と好き勝手に生きています。  作者: 井田六
第九章 異世界生活編05 生活基盤を整えよう編
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< 17 (王都6日目 午後) 買い物04 揚げ物用品追加 それとトリス商会 >


拠点で揚げ物をしたら、欲しい物が出てきた。

それらを買う為に王都に行く事にした。


【転移魔法】で王都に来た。

俺の目線の先に、トリス商会のお店が在る。

先日、魔道具屋さんで、”王都で一番の商会”と、教えてもらった商会のお店だ。

どんなお店なのか少し興味が湧いたので、ここに買い物に来た。

キッチン用品もここで買えれば良いが、ここで買う予定の物は、買い物で使う背負せおい袋だ。

【マジックバック】が盗まれてしまった(という事になっている)ので、その代わりに使う背負い袋をここで買う。

昨日行った街で買っちゃったんで、背負い袋は既に持っているのだが、俺の【マジックバック】を狙っていた者たちに、もう俺が【マジックバック】を持っていない事をアピールしたい。

だから、その為に王都でも背負い袋を買い、その背負い袋を背負って王都内で買い物をしようと思う。


お店に入る。

広い…のかな?

日本のお店と違い柱と壁が多くて、広さが掴みにくい。

壁の向こう側にもフロアが続いている様なので、広いのだろうと思う。

あちらこちらに客が居るね。そこそこ客のりは良い様だ。

「いらっしゃいませ。」と声を掛けてきた店員さんに、「背負い袋とキッチン用品を買いたくて来た。」と伝える。

背負い袋はこのフロア。キッチン用品は二階で売られている様なので、先に背負い袋を買いに行く。

背負い袋は大きめの物にするかな?

俺は王都で沢山買い物をしていたからね。

大きい背負い袋を背負って街中を歩いていれば、俺の【マジックバック】を狙っていた者たちへの、『【マジックバック】を持っていませんよ。』というアピールになるだろう。

うん。そうしよう。

大きめの背負い袋を買ってそれを背負い、二階に向かう。

二階でも「いらっしゃいませ。」と声を掛けられたので、店員さんにキッチン用品の売り場に案内してもらう。

店員さんの後を歩きながらキョロキョロする。

なかなかの品揃えな感じがするね。

キッチン用品の売り場に来た。

大きめの揚げ物鍋と、揚げた物を上げる網付きバットはすぐに見つかった。

しかし、おろしがねが見付からない。

おろしがね自体が、この世界に存在しない可能性も有るのかな?

頭の中で【多重思考さん】たちがアップをする気配を感じます。

銅のインゴットとかタガネとかを買わないといけなさそうです。(苦笑)

取り敢えず、有る物だけ買って、おろしがねを探しに行くか。


トリス商会で買い物をした後、金物かなもの屋に来た。

おろしがねは売られていたが、パン粉を作れそうな物は無かった。

普通のおろし金を一つ買っておく。

ショウガをりおろしたりするのに使うからね。

パン粉を作れそうなおろし金については、【多重思考さん】たちがヤル気になっている様だ。

『ゴーレムで作ります。素材と道具を買って下さい。』と、頭の中で【多重思考さん】たちがうるさいです。(苦笑)

小さめの銅のインゴットとタガネとハンマーを買った。

インゴットが小さめなのは、単純に重いからだ。

【無限収納】に入れれば済むのだが、あまり重い物を買うと、どうしても不自然になってしまうからね。

【マジックバック】が有る時に買っておけばよかったね。

いまさら仕方が無いけどね。


その後、街中まちなかをぶらぶらと歩いた。

背負い袋を背負った俺の姿を見せる為にね。

お店が集まっている場所で油が売られていたので、揚げ物で消費した菜種油をふたビン(ぶん)買ってから、俺は拠点に帰った。


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