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姫様を助けたのは失敗だったが、割と好き勝手に生きています。  作者: 井田六
第九章 異世界生活編05 生活基盤を整えよう編
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< 07 (王都2日目 夜) 冒険者に絡まれた02 >


拠点で初めてお風呂に入り、疲れを癒してから、再び王都に来た。

夕食を食べる為にね。


中程度ちゅうていどの宿の食堂で食事をした。

なかなか美味しかったです。(笑顔)

食事を終えて、食堂を出る。


食堂を出て、「王都で何か買い物があったかなぁ?」と考えながら少し歩くと、「うしろから冒険者らしき男たちが近付いて来ます。」と、頭の中で【多重思考さん】に言われた。

さらに、「彼らは食堂に居た男たちで、「あの野郎、俺たちが育ててやった恩を忘れやがって!」とか、「魔術師が全然見付からない。」とか、「何が”魔術師の街”だ!」とか言っていました。」と、情報をくれた。

面倒事の予感がします。

今日は、面倒事が多いよね。

どうなってんの?


「おまえ魔術師だろ、俺たちのパーティーに入れてやるぜ!」

近付いて来た男たちの一人が、そう言ってきた。

「お断りします。パーティーに所属する気がありませんので。」

もちろん断った。歩きながら。

「魔術師に抜けられて迷惑している。お前が責任を取れ。」

男がおかしな事を言いだした。

おかしな人なんだろう。

「知りませんよ。逃げられたあなた方に原因があるんでしょ。」

そう言って、拒絶の意思をはっきりと伝える。

そんな俺に、頭の中で【多重思考さん】が言う。

ごとける気が無いんですか?」と。

そう言われても、絡まれちゃったんだから仕方が無いよね。

「親切で言ってやってるんだから、俺たちのパーティーに入れはいいんだよ!」

「親切の押し売りはクズのやる事ですよ。」

正論さんでぶん殴ってみました。

「ふざけんな! 貴様は俺たちのパーティーに入れはいいんだよ!」

そう言って、掴み掛かって来た。

パーティーに誘って来る冒険者たちって、ろくな奴が居ないね。

俺に掴み掛かって来た男の手は、【侵入不可】の結界に付与された【リフレクション】の効果ではじき返されてました。

”手の造形を変えよう。無料体験コース”でした。(ニッコリ)

男たちが全員”無料体験コース”を体験して、うずくまってしまったので、歩き続ける俺から離れていった。

「憶えてろよ!」とか言っていますが、知らんがな。

そもそも、人にモノを頼む態度ぢゃないだろ。

ずっとそうだったよね。

俺は男たちの態度にあきれた。

そして、呆れている人(?)がもう一人(?)。

頭の中で【多重思考さん】が「けェ…。」とか言っています。

でも、俺、悪くないよね。(ニッコリ)


その後。

再び「王都で何か買い物があったかなぁ?」と考えながら歩いていたら、また絡まれた。

また、「俺たちのパーティーに入れてやる。」と、上から目線で言われたので、相手にしない事に決めて断った。

断ると掴み掛かろうとして来たので、”手の造形を変えよう。無料体験コース”で撃退しました。


うーん。

何か、絡まれない為の対策を考えないと駄目っぽいな。

撃退ではなく、ドカーンってした方が良いのかなぁ?

拠点に帰ってから考えようと思って、俺は、拠点に転移した。


拠点に帰って来た俺は、【無限収納】に買った布団を入れっぱなしだった事を思い出して、寝室に行く。

ベッドに布団を置いていたら、布団の誘惑に魅了されて眠たくなってきた。

俺は、冒険者たちに絡まれない為の対策を【多重思考さん】に丸投げして、寝る事にした。

パジャマに着替えて、布団に入る。

お布団があったかいです。

おやすみなさい。


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