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姫様を助けたのは失敗だったが、割と好き勝手に生きています。  作者: 井田六
第九章 異世界生活編05 生活基盤を整えよう編
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< 03 (王都2日目 午前) 買い物01 寝具屋 >


拠点で使うトイレを完成させた。

拠点に引き篭もれる日が、近付いて来るね。


次は、王都に戻って買い物をしよう。

今日は、ベッドを買って、寝具を買い揃える。

そうすれば、今日から拠点で寝られる様になるね。

そう思ったら、頭の中で【多重思考さん】から”待った”が掛かった。

「ベッドは、昨夜のうちに作りました。寝室をご覧ください。」と、頭の中で言われた。

「ほう、ベッドも作ったのか。」

俺は、居間の隣の部屋の、寝室に移動する。

「建物を作ったんだから、ベッドくらい作れるよね。」と、今更いまさらな事を思いながら。

ドアを開けて寝室に入る。十畳ほどの広さの部屋だ。

昨日は何も置かれていない部屋だったが、今はベッドが二つ置かれている。

ああ、このくらいの広さの部屋なら、ベッドを二つ置けるね。

この部屋は「取り敢えずの寝室で、将来の客間です。」って言われていたが、ベッドが二つ置かれただけで、なんとなく客間っぽくなった気がする。

「ベッドは一般的なサイズです。このサイズの寝具を揃えてください。」と、頭の中で言われた。

部屋を見回して、「窓にカーテンも必要だな。」と、思った。

遮光や断熱は【結界魔法】でも出来るんだか、それだとあたたかみが無いからね。

客間にはカーテンが必要だよね。

昨日は、「将来の客間です。」って聞いて、「誰が来るんだよ、こんなトコに。」って思っていたのに、「あたたかみが無い。」とか言い出すなんてね。

何とも言えない感情をいだきながら、俺は買い物をする為に、王都に転移した。


王都の寝具を売っているお店に来た。

敷き布団に掛け布団、毛布に枕とシーツにカバーなどの一揃いを、二セット買う。

敷き布団が軽く感じたので【鑑定】してみたら、綿わたではなく、羊毛が使われていた。

柔らかくて、寝心地に期待が持てます。(ウキウキ)

カーテンもこのお店に売っていたので、寝室(兼将来の客間)と居間の分を買った。

さらに、パジャマも売っていたので、これも買った。

パジャマのことは、すっかり忘れていたので助かった。

配達先を訊かれたので、「持って帰ります。」と言ったら、店員に驚かれた。

お金を払い、買った物を【マジックバック】にガンガン入れて、驚く店員を放置してお店を出た。


寝具を売っているお店を出たら、頭の中で【多重思考さん】に、「昼食を摂った後、家具屋に行きましょう。」と、言われた。

【多重思考さん】の道案内で、昼食を食べに向かう。

歩きながら、頭の中で【多重思考さん】に、家具屋に行く理由を訊いた。

ベッドが既に有るので、今日、何を買う必要が有るのか分からなかったからだ。

【多重思考さん】の返答は、「椅子とソファーを買って欲しい。」とのことだった。

ああ、そうか。座る物って無かったよね。

座る物に限らず、「何も無い。」って言った方が、近いんだけどね。(苦笑)

でも、【多重思考さん】が、座る物を買って欲しいと言う理由が、分からなかった。

座る物を買う理由の他にも、「買いましょう。」ではなく、「買って欲しい。」と、言われた事も気になったので、頭の中で【多重思考さん】に訊く。

椅子は、「座り心地の良い物を作るノウハウが無いので、作るのではなく買って欲しい。」とのことだった。

それと、「テーブルを作る為に、早く椅子を買って欲しい。」とのことだった。

珍しい【多重思考さん】の”おねだり”を了承して、昼食を食べた後に家具屋に行く事を決めた。


短かったので、明日もアップします。

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