四十二話 物語は流転する?
すいません!書き上げるのが遅くなりました!
ホントすいません・・・・・・。
Гангутちゃんが、Гангутちゃんがかっこかわいくて・・・・・・。
作者、頑張っちゃいました()
両の拳を握り、構えをとる。
適度に脚を開き、重心を前に置く。
そして
「行くぞ!」
疾走する。
魔力を翼と脚に込める。
脚はより速く回転し、前に繰り出される。
翼は魔力を魔法に変え、風を操り、速度を上げる。
数歩のうちに白木の懐に潜り込み、勢いをそのままにアッパー気味に腹を拳打する。
しかし、白木がそう簡単に攻撃を受けるわけも無く。
「『厚き風よ、我を守れ』」
二文からなる詠唱をする。
さきほどよりも分厚い風に阻まれ、拳は止まる。しかし、勢いが完全に殺し切れていないのか少しだけ体が揺らぐ。
そこを逃がさないように、翼と風魔法を使い、後ろへ回り込む。そして右足で白木の脚を蹴る。
「『流せよ、水』」
私の蹴りが不自然に動く。白木を避けるようにして、スライムのようにぬるっと滑るように動く。
蹴りは空振りし、脇に隙が出来てしまう。
そこへ白木の持つ杖が切り込んでくる。
「ッシ!」
避けるために、左にステップを踏み、死角に入るようにしてまた拳を突き出す。狙うのは顔面、出来るだけ顎先をかすめるようにして、放つ。
白木は視野外から放たれたそれに対応が遅れ、
「『流せよ、みじゅぃっ!?」
詠唱を遮るように顎に当たる拳。
戦闘が始まって初めて白木にまともに当たった一撃だ。
だから、このチャンスを逃すことは、しない。
「決めさせてもらうぞ!」
白木の体勢はいまだ不安定だ。
だからそこを狙い白木を掴み上へと投げる。
両の翼を目いっぱい広げ、羽ばたき、それと同時に跳躍する。
投げた白木と同じ位置までたどり着けばあとは拳と脚による打撃の嵐だ。
上下左右に斜め。すべての方向から拳や蹴りが飛び出す。
翼による位置と体勢の制御によって初めて可能になる芸当だ。
「セェヤアアアァァァァ!!!」
普段よりも覇気の乗った、まるで咆哮のような声が自分の口から発せられる。
蹴りが当たれば白木の体は曲がり、拳が当たれば口から空気が押しだされる。
だが、それを受け続けるような相手ではなかった。
「『地へと堕ちよ、飛べぬものよ。』」
自らへと重力の魔法を掛け、地面へと打ち付けられるような速さで落ちていく白木。
それをもってして、私の連撃から逃れようというのだ。
まさか、重力をも操るほどの力があったとは、という驚きはあるが、それをみすみす逃す道理はない。
翼を羽ばたかせ、距離を詰めるように接近する。と、同時に右手に魔力を集める。
それを手のひらに凝縮するようにさらに集める。
集まった魔力は風に変換され、小さな嵐とも言えるほど荒れ狂っている。
「これで終いだ!『玉嵐』!」
白木へと急接近し、そのがら空きになった腹へとその小さな嵐を打ち込む。
腹へと打ち込まれたそれは、私の制御から離れた瞬間、一気に爆発するように風を解放した。
うねる風は轟音を響かせながら周りを斬り刻む。
龍の鱗を持った今の私は、傷つくことはないが、外套と皮の軽装鎧の白木は風により肌を切り裂かれ、あるいは肉も断たれるほどだった。
そのまま自らの魔法により地面へと落ちていった白木は、最後に「ガフッ!」と血を吐くような声を漏らし、意識を失ったようだった。
白木の展開していた二つの腕や濃い魔力が霧散したところを確認し、私も地上に戻り力を封じることにする。
「『血に再びの枷を。封印』」
先ほどまで感じられた魔力が収まるのと、翼や角、鱗までもが霧散する感覚を味わい、完全に封印出来たことを理解する。
『血壊』の影響で新たに生えた左腕は元の魔人種特有の青い肌をした腕に生え替わっていた。
「さて、御爺様は古龍種の力を感じるというが、今回はあの方の予感が外れたのか・・・・・・?」
取り敢えずは白木を回収し、城で拘束してクロガネに渡さなければな。と心の中で続けて、白木へと近づく。
もし、城に戻るまでメノスが『血壊』を解除していなければ、この先の展開は変わっていたのだろう。
まぁ、それでも、物語の帰結は、変わることは無い。
・・・・・・カヒュッ・・・・・・。ゴポッ・・・・・・。
口から血を吐き出し、未だ事態を把握出来ていないのは、青い肌を持った魔なる王、メノス・アピゴレム
心臓部を杖で突き刺し、薄ら笑う者は、人間に召喚された異世界の勇者、白木 咲。
そして、その勇者に宿り、魔力として蠢くモノは、『赤き蛇』。
そして、更にそれを遠くから見ていた者は__。
今回、結構頑張って引いてみたんですけど、いかがでしたでしょうか?
メノスさんはこう、メタリックカラーで拳と脚と翼で闘うフルフェイスなメットの銀鴉がイメージでした。
まぁ技のほうは螺○丸がモチーフですけど(((
じ、次回はもっともっと覚醒しちゃいます!(誰がとは言いません)
ご期待いただければ幸いです!では、ノシ




