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魔界の勇者~魔界で勇者として幼馴染みと冒険します~  作者: ろくみっつ
第一章 魔界召喚
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四話 城内は大わらわ,邸内は物静か?

評価、ブクマありがとうございます!

これからも頑張ります!

 準備が終わったとメイドに言われ、戦闘指南をする場所へと案内された。

 そこは綺麗に切り揃えられた芝生の広がる庭園だった。

 メノスはすでに来ており、使用するであろう剣を持っていた。だがその剣は一本しかなく代わりに数枚の紙を持っていた。


「よし、来たな黒鉄。早速で悪いが戦闘指南を始める。まずはこの紙を全て読んでくれ」

「いや、少し待ってくれ。俺はこの世界の文字は読めないんだが?」

「阿呆、そのくらい分かっておるわ。分かっていてこれを読めと言っておるのだ。

 読もうと思えば読めるように書いてある。はよせい」

「はぁ……分かったよ。どれから読めばいいんだ?」

「どれからでもよいぞ。読む順番など関係ないからな」

「そうか。分かったよ」


 俺は紙に書いてある文字を読んでみる。

 最初は読めなかった。だが段々となぜか読めるようになってく。しかも読んだ内容が全て自分の力となっていくような感覚がある。

 どういうことだろうか?そう思いメノスの声を掛ける。


「おい、どういうことだ?この紙は。

 魔法か何かを使っているのか?」

「んむ、そうだが?

 それはスクロール呼ばれる簡易式の魔法陣みたいなものだ。

 召喚魔法によく使われる。

 今回はそれに私自身の能力である能力付与の効果乗せた文字を入れただけじゃ」

「能力付与ねぇ……。それで?スクロールを使ったのには何か理由があるのか?」

「それはそうじゃろて。流石に自分で魔力を込めた文字を書くのはめんどくさいんじゃからの。

 意味もなくやったりはせん。

 今回スクロールを使ったのはただ単純に時間が惜しかったからじゃの。

 クロガネが前の世界で武術を習っていたのかは解らんが、少しでも鍛える時間を取るためじゃ」

「そうか、それで?読み終えたんだが。次はどうする?」

「そうじゃの、まずは私が与えた力がどれだけ貴様に馴染んでいるかを見たいのでな。

 好きなようにこの剣を振ってみてくれ」

「了解」


 渡された剣を持ちメノスから少し離れた場所で構える。

 地球では、ある目的のために一時期剣道をやっていたが、その頃よりも構えが自然に取ることができた。

 まずは剣を降り下ろし少し前進しながらの左から右への横凪ぎ。それに続け三回ほど突きを繰り出し剣を戻す。左袈裟斬りをして勢いをそのままに手首のスナップを利かせて切り上げ元の構えに戻る。

 この動作を流れるように一流の剣士が演武するかのように出来たことを驚き半分喜び半分で終わらせる。


「よしよし、取り敢えずは成功のようだな。

 一応言っておくが私の与えられるのは技術と知識だけだからの。

 与えた者に定着しなければ張りぼてのようなものに成り下がってしまう。

 日々精進して使いこなせるようになれ。ついでに基礎体力も向上させておけよ。

 それでは私は用事が入ってしまったのでな、今日はここまでじゃ。

 ここは自由に使ってよいから鍛練でもしておけ」

「了解、頑張らせてもらうよ」



 ◆◆◆



 黒鉄がこちらの世界に召喚されたとき魔界と呼ばれる地域からそう遠くない場所に位置するこの世界で最も栄えている人種の国、アーガルム王国の王座の間はある一報が入り混乱が広がっていた。

 その一報とは

『魔界で召喚の儀陣の発動の余波を確認』

 という短い文章だった。

 これを送ってきたのは召喚の儀陣理論を僅か一代で組み上げた老魔法使いだった。

 それを聞いた国王はすぐさま勇者を呼び出し、国の各部を任している貴族を呼び出し緊急の会議を開いた。


「国王様、流石にその一報は間違いなのでは?

 召喚の儀陣は彼の魔法使いが一生を掛けて作り出したもの。

 魔人種ごときが作り出せるとは到底思えません」

「かもしれん。しかしその召喚の儀陣を作り出した彼の魔法使いが知らせてきたものだ。

 万が一、億が一ということもある。

 間違いなら間違いで良い、もしそれが本当ならば早急に対策を練らなければならん。

 だからこそ各部の貴族と多忙である勇者を呼び出し会議を開いたのだ。

 一報の真偽よりも対策を考えておいても損はないはずだ」

「わかりました。しかし相手の勇者がどれ程の力を持っているかが分からねば対策の取りようがないとも思いますが。

 さて、どう対処しましょうか?」


 この言葉を皮切りに軍事・商業・宗教・司法・外交。各部の貴族が自らの考えを出していく。

 なかには即刻全軍で出撃し打ち滅ぼすと言うような発言や逆に和平でも結んで安全に魔力晶石を入手出来るようにしようといった発言もある。

 国王はこの話を聞きながら一つの解を導き出した。


 それは

「勇者に偵察と出来れば殲滅を頼めばいいのではないか? 」

 という極めて単純で勇者の労力を完全に無視したものだった。


 その発言が出た瞬間勇者の顔は呆けた表情が出たと思うと一瞬で嫌そうな顔となった。

 だがここで拒否してしまうと後々めんどくさいことになるだろうと思い渋々頷くしかできなかった。

 こうして人間側の勇者である白木(しらぎ) (さき)は魔界赴くことになった。


 白木が黒鉄と魔界で対峙するのはこの日から約二週間後となるのだが,そのことはまだ誰も知らない。







次で戦闘に入るかと思います。

戦闘シーンうまく書けるかわかりませんが頑張ってみようと思います。


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