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魔界の勇者~魔界で勇者として幼馴染みと冒険します~  作者: ろくみっつ
第二章 試練のダンジョン
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三十二話 上から幼女?

三十二話です!

よろしくお願いいします!!

 第二層から転移した場所は、第四層、溶岩系のエリアだった。

 先に試験を終えたのか、俺が見た時にはすでにティシスとフィリアがそこにいた。


「良かった、クロガネ様も無事に試験を終えられたようですね」

「あぁ、少し『白縫』について話してたから遅くなったけどな」


 と、『白縫』を指さしながら答える。

 それを見て、納得したようにティシスが頷く。


「それで私たちのほうが早くこの階層に転移したわけですか」

「こちらは何合か交わしただけで守護者が負けを認めたので早く終わった、というのもあるんでしょう」

「そうなのか。まぁ、ここで話して速く終わった分の時間を消費しても意味はない。さっさと先に進むとしよう」


 今回のエリアは溶岩系ではあるが、さほど熱さを感じない。

 多分だが、ここが試験専用のエリアであるからなのだろう。見るからに熱せられているドロドロの溶岩に足をつけてしまっても、それはただ靴に着くだけで靴が燃えたりしないことからそう考えられる。


 なので、サクサクと一本道を進んでいく。

 途中、二人がアヌビスという守護者とどう戦ったかや、俺が(みずち)とどういう風な決着をつけたのかを話しながら少しゆっくりと進んでいった。


「んで、蛟の逆鱗に隠れるように核があったことから、竜種は核が逆鱗の付近にあるからそこを触れられると暴れるんじゃないか、って思うんだよ」

「昔、同じことを言った学者もいたが、上位の龍種は逆鱗はあってもそこに核はないことから、違うのではないか?となったはずだが……」


 と意外と竜種の話で盛り上がっているところに、肌を刺すような感覚があった。


「そうなのか……。っと、そろそろ近いようだ、少し気を引き締めていくぞ」

「了解です。まさかまだ姿どころか試験の場すら見えていないのにこれほどの魔力を感じるなんて……」


 多分何もないだろうと思いながらも警戒度を上げ、少しスピードを上げて到着を急ぐことにした。


 その後数分程で大きな岩で囲まれた一層の闘技場とよく似た雰囲気の場所が見えてきて、入り口辺りへと着くと、巨大な影とその頭頂部らしき部分に乗っている小さな影が姿を現した。


 岩のアーチをくぐり、中へ入ると、二つの影の正体が見えてきた。


 巨大な影は、黒く表面の尖った岩でできたゴーレムだった。

 その高さは前傾姿勢ではあるが、大体25メートル前後といったところだろう。

 頭の部分には人間の頭程の宝石を中心に拳サイズの宝石が円を描くように配置されていた。


 そして、ゴーレムの頭の上に乗っている人影は俺たちがゴーレムを見上げ、茫然としていると頭部から飛び降りてきた。

 着地寸前で魔法陣を展開させ、勢いを殺してふわりと地面に足をつける。


「さて、お前達が今回の≪黒≫候補か。ふむふむ、良い魔力をしているな!

 名前を聞こう!そこの男から名乗ることを許すぞ!」


 なんともまぁ、上から目線な幼女である。

 そう、幼女だ。小さい影はゴーレムの上にいるまでもなく小さかったのだ。

 大体俺の腰辺りまでしか身長がない。そのくせ髪は自分の膝裏辺りまで伸ばしている。服装は魔法使いチックなローブを着ていて、岩で作られた自分の身長よりも少し長い杖を持っていた。


「こら!そこのお前!さっさと名乗れ!!!じゃないと燃やすぞ!」


 少しイラッとするが、それでも守護者であることは先ほどから感じる魔力からわかる。機嫌を損ねるとヤバいので、さっさと名乗ることにする。


「……はぁ。黒鉄 遊兎だ。一応≪黒≫の縁者らしい、これでいいか?」

「うむうむ、おぬしが縁者か!中々に良い魔力を持っているな!これから励めば良い≪黒≫になりそうだ!

 よし、次!そこの盲目のお前だ!」

「はい、私はティシス=レシアスと申します。」

「んむ。その『眼』、大事にするんだぞ。最後だ!」

「フィリア・マックールです。ティシス様の護衛を務めさせていただいております」

「護衛か。もう少し強くならなければ意味がないと思うが……。まぁこれから伸びしろはありそうだ!精進すれば良いだろう!」


 俺たちが名乗り終えた後、幼女はゴーレムの近くへと寄っていく。


「よし!次は私たちが名乗る番だな!!!

 私は『大精霊』イフリータ・アグニ!爆裂と大地の極性魔法を操る第四階層の守護者だ!

 そして!こっちのデカいゴーレムは私が火系統と土系統の全魔法を駆使して作り上げた『溶岩魔人(ラヴァ・ゴーレム)』!テスカトリポカだ!!!ふふん、すごいだろう!」

『オ゛オ゛オ゛ォ゛ォ゛ォ゛!!!』


 幼女_イフリータの名乗りと共にゴーレム_テスカトリポカの唸り声が響く。

 イフリータのほうは無い胸を強調するように胸を張り、所謂えっへんポーズをとる。

 テスカトリポカのほうは地につけていた両腕を振り上げ雄たけびのように唸った。


「さて、これから試験を始める!私とテスカトポリカを三人で倒すことができれば合格とする!」


 この見るからに倒しずらそうなゴーレムと外見からは絶対に想像できない程の魔力量を誇る幼女を倒すことが、今回の合格ラインらしい。


「ティシス、フィリア。今回はよろしく頼むぞ。多分これまでの奴等よりも苦戦すると思うが、絶対に合格するぞ」

「えぇ、そうですね。頑張りましょう」

「こんなところで立ち止まっていられないのは、私やティシス様とて同じだからな。このくらいなんともないさ」


 そして、この≪黒≫の資格を見定める、最終試験が始まる。

さて、今回はどうだったでしょうか?

名乗りを上げて終わりでしたが、次回で第四層は決着になります()


ちょっとスピード上げていかないと三章四章のペースが厳しいことになるので……。


それと、三章に向けて過去話の修正を色々したいと思います。

大筋からは外さないつもりですが、変更点が多いのでもしかしたら呼んだほうがいいかもしれません……。


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