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魔界の勇者~魔界で勇者として幼馴染みと冒険します~  作者: ろくみっつ
第二章 試練のダンジョン
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二十三話 圧倒的で絶望的な差?

すいません!!!遅くなりました!二十三話です!

「さて、それでは試験を始めようか」


『ウェルシュド』の姿が消えたあとすぐに『(クイーン)•ベヒモス』が言ってきた。


「《黒》についての説明も終わったのだ試験開始しても問題ないだろう?」


 と言いながら構えを取り始める。

 拒否権などない、という意思がしっかりと表れていた。

 面倒だがやらねば殺られる。そう思い腰にある剣に手を掛け、補助魔法を起動させる


「『我が躰よ、星を煌めかせよ。能力上昇(アビリティアップ)』」


 今回起動させたのは鷲座(アルタイル)牡牛(タウラス)の『魔方陣(サイン)』だ。

 《黒》の試験とやらで、俺の何を見るのかは知らないが、手っ取り早く終わらせることにした。


「準備は良さそうだな、では行かせてもらおう!」


 そう言って俺めがけて突進を仕掛けてくる。

 俺は、側に居たティシスとフィリアを下がらせて、剣を即座に抜きそれで受ける。

 簡単に受け流すことが出来ないほどの重量を受け、地面を少しえぐりながら後退する。


「流石、ベヒモスの統括者とか言うだけの威力だな・・・・・・。そんな体でどうやったら、ここまでの力が出せるんだよっての・・・・・・」

「ふん。今の私の体は元の体のスペックがそのまま備わり、更に元の姿よりも速く、しなやかに動けるのでな。元の姿よりも手ごわいぞ?まぁ、それすら受け止めきれないようでは、この先すぐに死んでしまいそうだがな」

「そうかよ、それじゃぁこっちからもいかせてもらうぞ!!」


 そう言って俺は体勢を低くし、疾駆する。

 先程の『(クイーン)•ベヒモス』よりも速くはないがだがそれでも、少し気を抜けば対応できないほどの速度で懐へと潜り込む。

 そのまま最小の動作で斬り上げからの五連程の突きを放つ。


 ガキンともゴガンとも取れる、鈍いが金属と金属がぶつかる音が響き、同時に剣を持つ右手に剣の振動が伝わる。

 追撃される前に、直ぐに後ろへと跳躍し、『(クイーン)•ベヒモス』を見る。


「ちっ。流石に今の攻撃じゃあダメージは見込めるわけもないか」


 そう言いながら剣を構えなおす。

(クイーン)•ベヒモス』は攻撃を払うために使った左の手を後ろへ引き、突進の構えを取る。


「中々の速度ではあるが、まだ足りん。もっと本気を出せ」

「そうさせてもらうよ!」


 双方がほぼ同時に駆け出す。

(クイーン)•ベヒモス』は左の拳にて俺の顎先を狙いスマッシュのような、鋭い一撃を放ってくる。

 俺はそれを踏み込みを深くし『(クイーン)•ベヒモス』のさらに内側へと入ることで躱す。


「ほう……」


 感心するような声と共に口角を吊り上げる。

 俺はさっきの顎先への一撃のお返しとばかりに、『(クイーン)•ベヒモス』の顎先へと剣の柄頭にあたる部分を突き上げる。

(クイーン)•ベヒモス』はそれを吊り上げた口で噛んで止める。

 流石にそれは予想外であり、少しだけ、は?という顔をしてしまう。

 それを見越したかのように右の短く少し威力に掛けるが、鋭く速いストレートを放ってくる。


「がふゅっっ」


 そんな間抜けな声を出しながら後ろへとよろける。


「ぺっ!例え淑女ではないとしても、女性に対し剣の柄頭を咥えさせるとは、貴様も面白い行動をするものだ」

「いってぇ……。てめぇが勝手に咥えたんだろうが。人聞きの悪いこと言うなよ」


 と、返しながらも『(クイーン)•ベヒモス』の側面へと回り込むように走る。

 だが、それを簡単に許すような奴ではない、すぐに正面に回り込まれる。

 その邂逅先で何合かの拳脚と剣戟の交わりがある。


 しかし、全くと言っていいほど攻撃がヒットする様子がない。

 何度かはかすったりはするのだが、それは相手が受けても大丈夫なほどに弱く、全然攻撃と呼べるものではなかった。


「クソが。強すぎんだろ、お前。俺に試験を合格させる気が感じられねぇ……」

「はん。甘えたことをいうものだ、貴様への呼び方を変えたほうが良いか?お坊ちゃん?」

「やっすい挑発だな。……。覚えとけよ?あとで後悔させてやる」


 挑発を挟みながら、激突おを繰り返す。

 何度も何度も鈍く音が響く。

 しかし攻撃は一向に当たらない、全ていなされ全て弾かれ全てにおいてカウンターを喰らう。


 どうする?どうやってこの差を覆す?

 圧倒的なまでの身体的能力の差を、絶望的とも言えよう経験の差を。

 どうやって逆転する?

申し訳ないですが、大幅修正いたしました。

次回はできればテスト明けにでもと思います

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