表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/36

初めての狩猟

「ん? 不思議そうな顔してるな、なぁに、初めてで1キロ走れれば十分さ」

とても嬉しそうに優しく笑って、座り込む僕の頭を掌で軽く叩いてくる。

まるで僕があやされる子供のようだった。

「よし今日はイノシシを食うぞ、猟に出よう」

僕はその言葉を聞いて背筋が凍った。

この疲弊した体でイノシシ狩りに行くのは相当辛い。

死んでしまうかも知れない。

今日はもう一日中寝転がって居たかった。

「大丈夫だ、お前は見てるだけで良い、私が獲る所を見てろ」

僕はそう言われて、仕方なく頷いた。

 僕と浅田は一度家に帰って装備を整える。

僕はどうすれば良いのか分からないのでとりあえず普段着に着替えた。

実家から着て来た一張羅だ。

浅田は濃い紺色の作務衣のような服を着て、腰に帯を巻き、刀を差す。

どうやら浅田は刀でイノシシを狩るようだ。

考えてみれば能力で狩猟をするのは楽しいのかもしれない。

今までまったくそんな事は考えなかった。

しかし、今日は著しく体力が消耗しているので大人しく見ているだけにする。

心の中で決めると、浅田の声がした。

「行くぞ」

 里を出て、少し歩いてやってきたのは、登山道も何も無い藪の斜面。

浅田はそこを慣れた手つきで上って行く。

僕も何とか浅田を見失わないように付いて行くが、徐々に距離を離されて行った。

もう少しで浅田がどこにいるか分からなくなる、という所で浅田は動きを止める。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ