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序章
ああ、これが死という実感か。
もう痛い超えて何も感じない。
なんでなんでこうなった。
「あぁっぁ」
痛さにもがいているのか、それとも必死に生をつかもうとしているのか。
わからない。
俺は生きたいとは思っていない。
けど、けど。
生きたいって。
生きたいって。
もがいているのかもしれない。
この世界の片隅で、最後に生きた証は
――残ったんだ――
ああ。ああ。ああ。
死ぬ。
俺は思う。
だんだんと意識が失い始め、彷徨うように思考していること。
「もういい」
俺は意識を手放した。
最後に、ピーという警報音とともに。




