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6 皇族には人権がないのが最大の問題なのではないか

◎皇族には人権がないのが最大の問題なのではないか


 国連の女性差別撤廃委員会は2024年10月、「男系男子のみに皇位継承を認める日本の皇室典範が女性差別撤廃条約に反する」として改正を勧告、それに対して日本政府は「皇位継承資格は基本的人権に含まれない」「天皇は宗教指導者である」と反論、さらには拠出金を停止した。

 そんなに「日本政府」にとって不都合な勧告だったのだろうか。また政府が宗教指導者を持ち出すと政教分離に反するのではないだろうか。憲法が天皇に対して規定しているのは「国民の統合の象徴」、事実上の国家元首の地位のみであり、皇室神道および神社神道における宗教指導者としての地位は皇室典範を通しても一切規定されていない。さらに言えば皇室神道および神社神道の最高神は女神である天照大神であり(女神が最高神なのは世界的にみても稀有)、神々と歴代の天皇を祀る伊勢神宮の祭主は、歴々、女性皇族および皇族を離れた女性が勤めている。男尊女卑である理由はどこにもないのだ。


 武家とか公家とかの社会が男尊女卑になった一番の理由は、日本古来の制度を中国から入った儒教思想と中華思想がオーバーライドしたためと考える。儒教は多産多死社会で自勢力を拡大するときには効果的である。ただし儒教思想は基本的人権において現在の日本国憲法と相容れない。



 より問題なのは、皇族には人権が制限されていることである。少なくとも、平等権、参政権は制限されている。

 結婚について日本国憲法は第24条で「婚姻は、両性の合意のみによって成立し〜」とあるが、皇室典範には第10序ぅで「皇室会議の議を経ることを要する」とあり、個の自由意志で結婚できない。過去には(秋篠宮)佳子内親王が「どうせ好きな人とは結婚できない」と語ったと報じられたり、三笠宮家当主になった彬子女王が父親の寬仁親王より「旧皇族以外の結婚は認めない」と言われていたと報じられている(一方では瑶子女王は「父の望みは、私が一般の方と結婚して子供を産んで、あたたかい家庭を築くことでした。私もそれを望んでいます」とインタビューに答えており、姉妹間の扱いの差が気になる)。結果として未婚の女性皇族5名のうち、3名が出産適齢期を過ぎた(妊娠は可能である)。


 先の選挙後、高市首相は「安定的な皇位継承者が必要」といわゆる「旧皇族」の養子縁組による皇族復帰を企図している。また一方では愛子内親王と旧皇族を「政略結婚」させるという話も報じられた(佳子内親王や他の女王ではなく、という所に底知れぬ闇を感じる)。誰のための、何のための「政略結婚」なのだろうか。



 「天皇は男系男子で継承」「旧皇族を復帰させる」という人々の名前を見て、「子どもがいない」「子どもが女児だけで男子継承できない」「外にも子どもがいるけと認知していないクズ」が散見される。有名政治家でも自らが「養子」「婿養子」は珍しくないのに天皇家だけ「男系男子継承」に執着するのは意味がわからない(自分の家も男系男子に継承を限って潰せばいい)。

 天皇は男系男子とするなら、(秋篠宮)悠仁親王だけに男児ガチャを回させず、結婚を拒否した男性皇族や男児を得られなかった男性皇族を説得して(たとえ50歳台60歳台であっても離婚・結婚させて)男児ガチャを回させることも可能であった。少なくとも今上天皇徳仁が皇太子の時に雅子妃と離婚させろ、という皇室内の働きかけがあったと報じられている。


 女性を「子を産む機械」としか見れない人はそこかしこにいる。「石女」「女腹」という言葉も残っている。既婚の女性皇族の何人かは、辛い思いをしてきていると考えられる。しかし不妊の責任は男女ともに同等にあることがわかっているし、性別の偏りもめずらしくはない。が、秋篠宮文仁親王の後、皇室に悠仁親王まで40年9ヶ月の間、男児が生まれなかったのを全て「女腹」とするには無理があるのではないか。これこそ儒教思想の弊害であり、害毒である。

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