こんな学校嫌だ 帰れる時間がランダム
うちの学校では、帰る時間が毎日ランダムで決まる。信じていなかった初日は本当に驚いた。
〜初日〜
「お知らせします。今日の帰りの時間は……17時32分です!」
「は?何その時間?」
周りが一斉にびっくりしていた。
だって、だいたい決まった時間に帰れると思ってたからだ。
でも、どうやらここではそれが「普通」らしい。
その日、17時32分に帰れるかと思ったら、突然また放送が流れた。
「すみません、間違えました!本日の帰りの時間は、15時48分に変更します!」
「おいおい、何だよそれ!」
全員が時計を見て大慌て。
「せっかく授業が終わったと思ったのに、急に時間変更とか意味わかんねえよ!」
みんなが混乱しながらも、結局48分後には帰れることになった。
〜翌日〜
「お知らせします。今日の帰りの時間は、12時37分です!」
「え、12時37分!? それって昼飯食ってる最中じゃん!」
「いや、もう学校の意味ないじゃん!お昼食べたら帰るってこと!?」
そんなノリで、みんなは一瞬だけ「じゃあ、もう昼食後で帰っちゃおう!」ってなりかけたけれど、結局その時間は過ぎて、「帰れる時間は午後5時ちょうどです」と再発表。
この不安定な帰り時間が続くうちに、みんな次第に慣れてきた。
でも、ある日、ついに予測不能の展開が起きる。
〜ある日〜
「お知らせします。本日の帰りの時間は…およそ1時間後!」
「え、それっていつだよ!」
みんなで「1時間後ってどういう意味だよ」と言いながらも、その時間を待つことになった。
結局、誰も帰れずに1時間後にまた放送が流れ、結局「15時17分」と指定された。
しかも、その時間になると、
「みなさん、残念ですが、放課後のクラブ活動が延長されるため、帰り時間は22時15分です。」
「いや、それ、学校終わるの夜中だろ!?」
「クラブ活動って、そんなに長引かないだろう!」と、みんなが叫ぶ。
そして、案の定、22時15分に帰れたのはごく一部の人たちだけ。
残りは、いつ帰れるのか全く分からない。
〜さらに次の日〜
「お知らせします。本日の帰りの時間は、午前9時26分です!」
「えっ、それ、意味がわからない!」と一斉に突っ込んでいたが、結局その日は予告なしで8時45分に授業が終わり、何も言わずにみんな家に帰れることになった。
そう、最初は「帰り時間がランダムなんて無茶だ」と思っていたけど、だんだんと「もう、今日は何時に帰れるのか?」という期待感と不安が混じった感覚がクセになってきた。
毎日、次に何が起こるかわからない。それがこの学校の一番の特徴だった。
〜またある日〜
「お知らせします。本日の帰りの時間は…明日の朝、8時半です!」
それを聞いた全員が唖然とした。
「いや、それって帰れないじゃん!?」
結局、その日は帰れず、帰ることができたのは、朝8時過ぎ、ただの通学時間になっていた。
「なんだ、通学してそのまま授業かよ!」
「もう、帰れたらラッキーだよな!」
でも、それがこの学校の「普通」になったんだ。




