デート・ア・ライブ (鳶一編)
一品目は《デート・ア・ライブ (鳶一編)》になります。
※異世界ものではありません。
※ラノベ発、ハーレムアニメの金字塔
※デート・ア・ライブ、変態と天才のヒロイン枠
※鳶一のメインストーリーはアニメ、三期の六話からになります。
《精霊、異世界より現れいずる謎の少女、その無垢なる力に武力で抗うか?愛をもって語りかけるのか?今、人類の選択が試される》
空間震、それは謎の生命体《精霊》の出現時により起こる災害。
その災害に対処すべく、国には陸上自衛隊の対精霊部隊と呼ばれる機関、ASTが存在します。
対精霊部隊の目的、それは災害の原因である精霊の処分。そのASTに所属する鳶一 折紙。
折紙がASTに所属する理由……それは
《私の両親は5年前、精霊に殺された》
五年前 天宮市
中学校からの帰り道、折紙が暮らす街で大規模な火災が発生、その現状を目にする折紙。
両親の安否を確認するべく、駆ける折紙。
『『折紙!!』』両親が折紙の名を呼ぶ。
『お父さん……お母さん……』
両親を見つけるも、次の瞬間、両親が居た場所は跡形もなく、消えてしまいます。
『お父さん……お母さん……』両親の消滅を目の前で見て、悲しみに呑み込まれる寸前。
『天……使?』両親を消し去った存在を上空に発見。
『お前……が?許さない!殺す、殺してやる。私が、必ず!!』空に浮かぶ精霊に復讐を決意。
その場に座り込む折紙に火災で倒壊する家がせまり、士道が折紙を救います。
『大丈夫か?折紙?』士道が折紙の身を心配する。
『お父さん……お母さん……私……』家族の突然の死を受け入れられず、士道の言葉は届かない。
折紙を抱き寄せる士道。
『折紙……ごめん。俺、俺……』
『貴方は……?』始めて士道を認識する折紙。
『大丈夫だ。大丈夫だから……折紙、きっとお前はいつか気付く。全て、真実に。でも、忘れないでくれ。お前は一人じゃない!』
『何を言って?』今の折紙には知り様のない話に、疑問符を浮かべる。
『お前の悲しみも怒りも、全部俺が受け止めてやる。迷ったら俺を使え!どうしようもない事態に直面したら、俺を頼れ!全部、ぜんぶ俺にぶつけてくれていいから。だから、だから、絶望だけはしないでくれ!』
士道の言葉で始めて、両親の死を受け入れる折紙。同時に涙は溢れ、悲しみが溢れる。
泣き腫らした折紙は士道に告げる。
『ありがとうございます。貴方はいったい、誰ですか?』
『あ、えっと……俺は五河 士道。近所に住んでる者だ』
『五河……士道……さっき言った事は本当ですか?』
『あぁ、本当だとも』
『そうですか……なら、私が泣くのはこれが最後です。でも、笑うのも、これが最後です』
『え……』折紙の心境に理解が追いつかない士道。
『悲しみも、喜びも、楽しいことも全部。貴方に預けます。でも、怒りは、この怒りは私だけのもの。私は殺す。あの天使を、どんなに時間がかかっても、どんな手を使ってでも、だから、貴方が預かっていて下さい。私が天使を殺す。その時まで』
《分かたれた道》
折紙がイギリスの学校に転校する事なり、真意を確かめてる為に会いに行く士道。
しかし、折紙に監禁されてしまう。士道が飲み終えたペットボトルを舐める折紙。変態っぷりは変わらない。
『取り敢えずこれ、解いて欲しいんだが?』拘束している縄を解く様に折紙に言う。
『それは出来ない』
『お前、DEMに入ったのか?』
『そう』
『俺を拉致したのも、あのウェストコットの指示なのか?』
DEMの事実上のトップにいるラスボス、ウェストコット。その目的は精霊の持つ霊結晶。即ち、精霊討伐に他ならない。
『士道をここに連れて来たのは私の独断。DEM社はこの件について、一切関知していない。仕方のない措置だった。貴方を巻き込まない為には、これが最も確実性の高い方法』
『ちょと待った、俺を巻き込まない為って、いったい何にだよ?』
『私と精霊の戦いに』
『精霊って』
『無論、夜刀神 十香達も……例外ではない』
『お前が狙ってるのは、両親を殺したって精霊なんだろ?十香達は関係ないじゃないか!』士道は焦る。
『精霊に変わりはない。二度と私の様な人間を作らない為にも、彼女達の存在を許しておくわけにはいかない』
『今の十香達に、精霊の反応は無いはずだ。その状態なら十香達を狙うことは無いって』
その為に士道は精霊の能力を封印すべく、精霊とデートしてデレさせ、力を封印してきた。
『それは、陸自上層部の方針。私にはもう、関係のない事』
ASTを辞めた折紙は本格的に精霊討伐を目的とする、DEM社の手をとった。
『なぁ、折紙。十香がうちの学校に転校して来て、もう半年も経つんだ。早いもんだよな?
お前ら(AST)と殺し合ってた精霊が、今じゃあんなに溶け込んで、皆んな人間として生きて行こうとしている。
お前は、こんなに長い間あいつらを見ても、何も変わらないなんて言えるのかよ?精霊は精霊でしか無いなんて、危険な存在だから殺すしかないなんて……』
『そんな事、分かってる。夜刀神も、他の精霊も、皆精霊には変わりない。復讐の対象に違いない。その筈なのに……
自分の認識が、少しずつ変わっていくことが許せなかった。五年前のあの日、精霊に復讐を誓った筈なのに……次第に、この現状に慣れていく自分が、怖かった。
私がDEMに入ったのは自分のそんな現状に気付いたから、夜刀神 十香のいる日常を、許容し始めている自分に』
『何で、それがダメなんだよ!お前は分かってるんじゃないか!十香達は普通に生きていたいだけなんだ!』
『いいえ、それは許されない。彼女達が精霊である限り。
私が殺すのは精霊だけでは無い。気付かない内に情に絆されようとした、私自身。夜刀神 十香の命を持って、私は私を取り戻す』
『待て、折紙、待ってくれーーーー!!』
去り行く折紙を見送ることしか出来ない。士道の叫びは届かない。二人の道は分たれてしまう。
《途切れることなき復讐の誓い、少女はまた、地獄に足を踏み入れる》
折紙と精霊の戦いが始まり、霊力を士道に封印されている事もあり、精霊側が一歩的に倒されてゆく。
『鳶一 折紙!貴様、いったい何故こんな事をする!』
『問いの意味がわからない。貴方達は精霊、世界を殺す災厄。人類にあだなす存在。それだけで、理由はこと足りる。何度も言わせないで!
長かった、私はようやく手に入れた。精霊を倒す力を、悲願を達する力を……この一撃をもって、私は私を取り戻す。世界の精霊は全て私が倒す!もう二度と、この世に私の様な人間が生まれない様に!』
折紙が精霊を殺す瞬間、封印されていた十香の霊力が戻り、折紙の装備は活動限界を迎える。
『精霊の力に、命を削りながら追い縋っただけだと……
あれから、全てを犠牲にしてきたのに……
私にはもう……私は……』
そんな折紙に、精霊の力を与える存在があらわれる。そして、力が欲しいか?と問われます。
『私は……力が欲しい、何をおいても、何を犠牲にしても、私の悲願を達成する事の出来る絶対的な力が、何者をも寄せ付けない最強の力が、欲しい!』
霊結晶を体内に取り込み、精霊になる折紙。
『貴様!何故、精霊になっている!?』
『精霊……ならば、それでも構わない。私は精霊を倒す為に、この力を振るう。精霊を殺す、精霊となろう。そして、全ての精霊を討滅し、最後に一人残った私をも、消し去ろう』
七罪に助けてもらった士道が、折紙と十香の戦いに割り込んだことにより、二人の死闘は中断。
《世界を書き換えようという愚かで無謀な行いを、神はどこまで許すのか?》
(私は精霊……でも、今の私なら倒す事ができる。夜刀神 十香だけではなく、イフリートや、ナイトメアでさえも……)
時計を見る折紙。そして、ある可能性を考える。時を操る精霊、ナイトメアなら撃った対象を過去に送る事ができるのでは無いか?と。
『わたくしに、貴方の為にユッド・ベートを使え?そう仰りたいんですの?』
『そう』
『一様聞いておきますけど、ユッド・ベートを使って何をするおつもりですの?』狂三が問う。
『私を、五年前の八月三日に送って欲しい』
『五年前……ですの?』
『五年前に戻って、お父さんとお母さんが死んだという事実を無かった事にする!私はこの力で、歴史を変える!』
『まぁ、いいですわ。さぁ、おいでなさい。ザフキエーール!ザフキエル、ユッド・ベート』
両親を殺した精霊を殺す為、歴史改変に挑みます。
五年前 天宮市
謎の精霊を発見し、その精霊を両親の仇だと思い込み、メタトロンで攻撃する折紙。
『悪いけれど、ここで君に殺されるわけにはいかないんだ。私にも、叶えなければならない願いがあるからね』謎の精霊は告げる。
『願いだと?私のお父さんも、私のお母さんも殺しておいて、願い?ふざけるな、ふざけるな!ふざけるなぁ!!
貴方には願う間さえ与えない!祈る時間さえ与えない!何も無さないまま死んでいけ!何も残さないまま消えていけ!その空虚な心に後悔だけを抱いて、この世から失せろ!!』
『君のお父さんと、お母さん?悪いけど、人違いじゃないかなぁーー?』
折紙の両親を殺しておいて、人違い?そんな言葉で片付けようとする謎の精霊に激怒し、最大火力で精霊を討滅しようした結果、謎の精霊は去ってゆき、お母さんとお母さんの死を回避したかに見えた。
『お父さん……お母さん……』
しかし、地上では幼少期の折紙が座り込んでいる。そして、こちらを見上げ、呟く。『許さない。殺す!殺してやる!!私が必ず!!!』
最大火力で放った攻撃は精霊には届かず、折紙の両親を殺してしまう。
自身の手で両親を殺した折紙は絶望の悲鳴を周囲に轟かせ、精霊の力を反転させてしまいます。
《鳶一 折紙の反転》
ユッド・ベートの効果時間切れにより、現実時間に戻って来た折紙は絶望し、精霊の力を反転させ、反転体として周囲を破壊し始める。
『士道!鳶一 折紙に何があったかはわからん。だが、あやつを正気に戻せる人間が居るとしたら、それは士道だけだ!』十香が士道を鼓舞する。
『あぁ、そうだな』精霊の力をキスによって封じる事ができる特異体質の士道。
折紙を正気に戻す為にキスをしに行くも、折紙の生気のない顔(死人の様な顔)を見て、怖気付いてしまう士道。
そんな折、五年前に折紙を送った狂三が現れる。
『お久しぶりですわね?士道さん』
『狂三なんのつもりだ?狂三頼む、邪魔をしないでくれ!俺は折紙を助けなきゃいけないんだ!』
『あぁ……無駄ですわよ?今の折紙さんには、何者の声も届きませんわ。それがいかに、士道さんの声であっても。いったいあの先で、何を知ってしまったのやら?
まぁ、とにかく、わたくしはわたくしのすべき事をするだけですわ。
さぁさぁ、ザフキエル。始めようではありませんの。
だから言ったではありませんの?もう何をしても意味がないと』
狂三の持つ銃から銃声が聞こえるも。
『痛みがない?何のつもりだ?』
『そうですわね?貴方達の言葉で言うなら……
さぁ、わたくし達の戦争を始めましょう』
狂三は士道の頭部に銃口を押し付け、引き金を引く。それは折紙に撃った弾、ユッド・ベート。五年前の天宮市へ。
『五年前、だと?俺を元の時間に戻してくれ!』
『本当に宜しいんですの?元の時間の絶望的な状況を覆すには、そこで折紙さんに接触するしかありませんわよ?』
折紙が五年前にファントム、謎の精霊を倒しに戻って来ると狂三が明かす。
『でもそれなら、なんで元の時代に戻った折紙は反転(絶望)してたんだよ?いったい、この時代で何があったって言うんだよ?』
『それは、わたくしにも分かりませんわ。それを探るために、そして、それを覆すために、わたくしは士道さんにユッド・ベートを撃ったのですもの』
『なるほとんどな』士道は折紙に何があったかを探る為、ハニエルで少年の姿になり、折紙の跡を追う。
幼少期の折紙に出会うも、歴史はかわらなかった。折紙の両親が死ぬ運命は……
《救いのない破滅を、希望の潰えた惨劇を無かった事にする為、少年はただ一人、繰り返す悲劇に挑む》
『気に入りませんわね。折紙さんの両親の仇は折紙さん自身。こんな事、わたくしのザフキエルなしでは起こり得ない事象。その事実が、どうしようもなく腹立たしのですわ!』
『でも、狂三だって、こんな結末にする為にザフキエルを使ったわけじゃないだろう?』
『勿論ですわ』
『何にせよ、全部終わっちまった』
『そう、思われまして?確かにそれは、この世界で決定してしまった事実。けれどそれを覆す手段を、わたくしは今しがた授けられましたわ』
『授けられた。って、誰に?』
『今から数十分後の士道さんに』
『未来の俺が?なんで、わざわざそんな事を?』
『その方法は、元の世界に戻ってしまった士道さんでは、成す事ができなかったからですわ』
『今の俺なら、折紙を救う方法が残ってるって事か!』
『えぇ、まだ終わってはいませんわ!』
『狂三』
『えぇ、このクソったれな世界をぶち壊して差し上げてましょう』
『あぁ、折紙を救えるなら、なんだってやってやる』
『もう一度やり直せばいいのですわ。士道さんが折紙さんを止められなかった最大の要因、それは何が起こるか知らなかった。これに尽きますわね?ありますのよ?わたくしにしか知り得ない方法が一つだけ。
えぇ、撃って貰えばいいのですわ!五年前の私に、ユッド・ベートを』
五年前の狂三に事情を説明し、狂三にユッド・ベートを撃ってもらい。再び折紙が来る前の時間軸に戻って来た。
(折紙……今度こそ、お前を!)
『世界を変えに行こう』言葉とは裏腹に、方法は何も考えていなかった士道。
『いきなり台無しですわーー』狂三が呆れる。
『今のわたくし達は、これから何が起こるかを知っている。折紙さんに両親を殺した犯人を気づかせない。と言うのはいかがでして?』
『俺も考えけど、それじゃあ、折紙が両親を殺した事実が残るだけだ。それに、両親が精霊の手で死んだと言う事実が残る限り、別の誰かに向いてしまう。あの火災を起こした琴里に、あの力を与えたファントムに……はっ!』
ファントム、謎の精霊を退ける事を思いつくも、失敗してしまう。そして再び、ファントムと折紙の戦いが始まってしまう。
『もう二度と、繰り返させてたまるか!』
(俺が変えてやる!)
絶望の運命を変える為、折紙の両親を折紙側に突き飛ばし、代わりに士道が犠牲になる道を選んだ。
『あぁ……良かった』
両親が死ぬ筈だった精霊の攻撃を士道が引き受ける事で、折紙の両親の死は回避され、折紙の絶望は回避されかたにみえた。
《もう一つの世界、もう一人の折紙》
折紙の過去を変え、世界改変を果たした士道。平和な日常に戻るも、改変した世界で、折紙はクラスメイトではなくなってしまう。
(そうか、きっとこの世界の折紙は、この街に住んでいないんだ。この世界の折紙は精霊に恨みを抱く事なく、両親と一緒に幸せに暮らしている。
これで良いんだ、世界はこうあるべきだったんだ。
これで良かったんだ。でも、この世界で暮らす、笑顔の折紙を一目でいいから見て見たかった……)
しかし、世界改変が成された世界でも、折紙は精霊になり、反転していた。精霊狩りのデビルとして。そんな情報を琴里から聞かされた士道の前に、転校生が現れる。
『鳶一 折紙です。皆さん宜しくお願いします』
無表情だった折紙からは想像できなかった笑顔。変態的な言動が多かった折紙からは想像できないほど純真無垢な言動。
(五年前の出来事を変えた事で、今の折紙に何が……?やっぱり、一度話を聞いてみないと)
『五河君が昔会った人にそっくりだったから……
私がその人に会ったのは五年も前ですから……五河くんはまだ、小学生ですよ。
それに、その人はもう亡くなってますから、五年前に……私の目の前で……
貴方のお兄さんは私の両親を助けてくれました。
あの人がいなかったら、二人はあの時、死んでしまっていました。本当にありがとう』
士道自身が助けたが、その時は小学生。士道の兄が助けたという誤解を招くも。
(つまり、俺は折紙の両親を助ける事に成功した。って事だよな)
『あの日の事は本当に感謝しているんです。残念ながら両親は四年前に交通事故で亡くなってしまいしたが、五河くんのお兄さんのおかげで、その後の一年の間に、お父さんとお母さんに沢山のものを貰えたんです』
精霊を狩るという使命を持った世界改変前の記憶を持つ折紙と、両親を精霊に殺されたという記憶を拒む世界改変後の折紙。
一つの身体に改変前の折紙と、改変後の折紙が存在している可能性が浮上します。
『だとしら、いったいどうしたら?』士道は妹に問います。
『折紙が精霊である以上、ラタトスクがやるべきことは一つよ!』司令官モードの琴里が告げる。
※ラタトスク(精霊保護を目的とした機関)
『デートしてデレさせる』士道は精霊の好感度を上げて、霊力を封印する事ができる唯一の人間。
『そう、そして霊力を封印するの』これが、ラタトスクが精霊保護をする手段。
士道とデートする内、犬耳を付けてスク水を着たり、士道のスプーンを舐め様としたり、士道のへそをスマホで連写。世界改変前の変態的な折紙が、士道とデートする事で全面に出てくる。
折紙は士道への好感度が高まる中、改変前の折紙と、改変後の折紙人格や記憶が混ざり合い始めます。
改変後の折紙
(ここは?また、意識が無くなったの?五河くんと一緒だったに。あっ!貴方は……私?何なの?これ?
これは?私の……記憶?)
別々の記憶が混ざり合い、改変前の記憶と改変後の記憶を同時に所有する折紙。
改変前の折紙
『私は……お父さんとお母さんを殺した』
改変後の折紙
『この世界では、そんなこと起きてない!五河くんのお兄さんが……うんん、五河君が……助けてくれた?』
改変前の記憶を取り戻した、改変後の折紙は士道が両親を助けてくれたことに、改変してくれた事に気づきます。
改変前の折紙
『だったら、私の記憶は何?二人を殺した事を、無かった事にできると言うの?』
改変後の折紙
『それは……』改変前の両親の死の記憶に困惑する。
改変前の折紙
『私は貴方、貴方は私。世界は作り変えられても記憶は……消えない。私はもう駄目なの。だから……貴方も』
改変後の折紙
『やめて、もうやめて、私は、私はこんな……誰か、誰か!誰か助けて!!』
両親の死による絶望に呑み込まれてゆく改変後の折紙。絶望の中、救いを求め、叫ぶ。
『折紙!!』その暗闇の絶望に救いの光を、救いの手を差し伸べる士道。
折紙から預かった折紙の喜びや笑顔を、士道は返す事ができるのでしょうか?
さぁ、私達のデート《戦争》を始めましょう!