<副会長視点> お菓子と紅茶と爆弾とその2
早くも2周目が回ってきた十六夜です。
明らかに駄文な上、あいう先生の繋ぎを活かしきれていません。
さらに繋ぎも次の展開を縛ると言う最悪の物です。
また時計堂先生に謝罪しなければなりませんね。
まぁ、こんな僕が書いた駄文ですが、
見捨てずに呼んでいただければ幸いです。
さてと、新たなる事件が幕を開けましたね。
その名も『ティーセットと高級茶葉は誰の物だ!!(命名僕)』
……僕ってネーミングセンス皆無ですねぇ。
まぁ、そんなことはどうでもいいのです。
『スン』
「あ、確かに同じ様に送られて来た訳じゃないみたいですね」
「え?どう言う事ですか?」
聞いてきたのは真面目に悩んでいた鈴木君。
いやぁー普通人(まともとも言う)ですねぇ。
「匂いが違いますから」
「え?いや、当然違うんじゃあ」
「あ、お菓子とティーセットが元来持っている匂いではなくてですね、
運ばれてくる途中についた匂いとかですね」
「は!?そんなのわかるのか!?」
「ええ、ちなみにさっきのお菓子からも火薬の匂いが」
「「ええ!?」」
おぉ、珍しく会長も突っ込みサイドに回りましたね。
「なんで分かったの!?警察犬でも気付かないレベルで
遮断されてるはずだよ!?」
「まぁ、中のお菓子を直接口に入れた訳ですからね」
「あぁ、なるほど」
「何でそこで納得するんだよ!?」
「え、だって、それぐらいで驚いてちゃダメだよ」
「いや、驚けよ!?」
「驚いちゃダメだね!!」
「何故!?」
「それが普通だから」
「普通じゃねぇよ!!!!!!」
『ゼェーハァー』
「鈴木君、もう少し体を鍛えるべきでは?」
「すまん…もう無理」
「残念♪」
いやぁ、相変わらず律儀に突っ込んでくれるますねぇ。
えーっと、
「何を考えていたんでしたっけ?」
「忘れるなよ!!」
再び突っ込んで力尽きる鈴木君。
力尽きるのなら突っ込まなければいいのに。
そして出来れば突っ込みでは無く、何を考えていたのか教えるのに
その体力を使ってほしかったですね。
「ティーカップと高級茶葉が誰のか。じゃないのか?」
「あぁそうでした、ありがとう御座います。久留宮君」
「いやいや、ちなみに俺のじゃないぞ、多分な」
「ふむ、鈴木君は?」
「俺のでもねぇよ、多分」
「ふむ、鈴木君も違う。となれば二宮先生は?」
「俺のじゃぁないなぁ、多分だが」
「なるほど、僕はこんな粋な物を贈ってくれる親戚は…
まぁ、いないでもないですが」
「(ん?今真崎副会長の微笑が崩れかけたような)」
やばいですね、会長にばれる所でした。
あの親戚はどうも苦手なんですよねぇ。
「しかし、僕に贈ってくるときは何かしらサプライズがありますからね」
「サプライズ?」
「はい、前は箱を空けた瞬間にナイフが飛び出してきました」
「「なんだそれ!?」」
「なにそれ!なにそれ!?」
久留宮君と鈴木君は普通に驚いたような反応を、
会長は面白そうに身を乗り出してくる。
二宮先生は相変わらずだるそぉーにしている。
「まぁ、そう言う親戚なんですよ」
僕はそう言って深く言及することを避ける。
あまり触れられると、墓穴を掘りかねない。
ことこの話題となると、どうも調子が出ないのだ。
まぁ、そのうち分かるだろう。…僕の過去と共に。
「さてと、会長の物ではないのは既に分かっていますから、
となると、ここにいない椿君か、楠木さんの物と言うことですね」
「むぅー、誰のだろう、早く知りたいなぁ」
会長がそのように不満を洩らしている。
しかし、
「とりあえず、一人は来るようですよ?」
「「「え?」」」
僕の言葉に二宮先生以外の3人の声が重なる。
「誰かの気配がしてますからね」
「あ、本当だ」
会長も気付いたらしい、久留宮君も「あぁ」見たいな顔をしている。
鈴木君だけは「え?え?」みたいな顔だけれど。
ちなみに、二宮先生は欠伸なんかしている。
どれだけ無気力なのだろう。
まぁいい。とりあえずは、この気配の主が来てからですね。
「さて、誰でしょうかねぇ?」
そう言って、蒼空は何時もどおり微笑を浮かべ、
蓮はわくわくと言った音がつきそうな感じで入り口を見つめ
太郎は大空を気配感じるのか!?と何故か問い詰め、
大空は太郎の勢いに押されながらも問いに答え、
二宮は無気力ながらも、楽しそうにそんな4人を眺める。
そんな奇妙な光景が展開されている生徒会室に、
迫っているのは誰なのだろうか。
最悪な繋ぎですね…
とりあえず、時計堂先生に謝罪してきます。
それでは!時計堂先生お願いします!!