〈大空視点〉 私立桜町第一高校その6
どうも、6番バッター、無限の闇です!
かなりgdgdになってしまいましたが、精一杯頑張りました!
なので、暖かな目で見ていただけると嬉しいです!
それでは、私立桜町第一高校その6、〈大空視点〉。
はじまり、はじまり…
ここは桜町第一高校生徒会室へと続く廊下…
今、この廊下を一人の男子生徒が歩いている。
今は放課後。
ほとんど生徒は帰宅しており学校内にいるのは部活や委員会等で残っている少数の生徒と教員のみである。
そしてこの廊下。
この廊下はこの時間になると、生徒会役員とその顧問以外は使用することはない。
そして既に生徒会役員の面々はこの廊下を使用し、生徒会室に向かった。
つまり、現在この廊下を使用するのは、残りの顧問のみである。
しかし、彼は顧問でもなければ役員でもない。
彼…久留宮 大空は、頭に巻いた長めの黒地のバンダナをはためかせ、赤と青のメッシュが入った黒髪を揺らしながら生徒会室を目指した。彼が何故、生徒会室を目指しているのか、それは生徒会室に行けばわかる。
「ここか…」
大空が角を曲がると、『生徒会室』と書かれたプレート掛かっている教室を見つけた。
俺は、生徒会室の手前まで来ると、あることに気づいた。
「扉が…曲がってる?」
その生徒会室の扉は他の教室と同じで横開きのようなのだが、何故かグニャリとひん曲がっていた。
「そういう扉なのか?」
等と疑問に思ったが、まあいいやと、その扉の中、生徒会室を覗きこんだ。
「どうも~…」
顧問が来ると思っていた彼らは、見知らぬ生徒が覗きこんできたので、ホッと胸を撫で下ろした。
そして、その見知らぬ生徒に呼び掛ける蓮。
「来てくれたんだね、久留宮先輩」
俺は生徒会室の中に招かれ、近くの椅子に腰かけた。
「ていうか、何でお前がいんだよ。久留宮」
俺が椅子に座ったと同時にいかにも普通という感じの男子生徒、鈴木太郎が聞いてきた。
彼は、1年の時から同じクラスであるが、名前位しか知らない、というか、俺はあまりクラスの人と話さないので関わり合いがないのは当たり前か…。
「あぁ、呼ばれたんだ。そこの蓮って子に…」
そう言って、机に座っている中性的な顔立ちの美少女、釘宮蓮を指差す。
~回送~
昼休み…
俺はいつものように誰もいない屋上で空を見ていた。
「師匠。貴方は一体どこに行ってしまったんだ…」
そう呟くも、その質問に答えてくれる者など誰もいない。
俺は溜め息を吐くと手に持っていたファンシーな柄の弁当箱を置き、開けた。
そのファンシーな柄に似合わず、その大きさは重箱位ある。
その弁当には、色とりどりのおかずは入っていて凄く美味しそうだ。
この弁当は、俺の姉と妹が朝早く起きて作ってくれた大切な物だ。
俺は二人に感謝しつつ、弁当を食べようとした。
そのとき、
「たのもー!」
突然、屋上出入口を蹴破って一人の美少女が現れた。その少女は唖然としている俺の所に笑顔で近付いて来た。
「えっと…何か用かい?」
そんな彼女に恐る恐る聞く。
「貴方が久留宮大空?」
しかし、彼女は俺の質問に答えず逆に質問してきた。
「そうだけど、君は?」
俺はその質問に、一応答え更にこちらも聞き返した。
「私は1年の釘宮蓮、生徒会長だよ」
その少女は釘宮蓮と、そして生徒会長と名乗った。
「釘宮蓮、生徒会長…あぁ…」
その名前には、聞き覚えがあった。
1年で生徒会長に立候補、多数の支持を受けて当選等と校内新聞に書いてあったのを見たことがあった。
て言うか、あれ蓮って読むのか。俺、蓮って読んでた…
(自分もです…すいませんでした…Mr.あいう先生…by.無限の闇)
「で、その生徒会長が俺に何の用で?」
俺はさっきの質問を、微妙に変えてまた質問した。
「今日の放課後、生徒会室に来てよ」
「え?」
~回送終わり~
「という訳で来たんだ」
「え?何?それだけ?それだけで来ちゃったの?」
「ああ、そうだ」
「どんだけだよ!どんだけ純粋なんだよ!」
「俺は水じゃ無いぞ」
「純水じゃねーよ!清らかな心の方だよ!」
「ドン底に落ちたら、更に掘れ!」
「○原でもねー!」
「母さん、僕だよ…」
「スケ○ヨだよってやめーい!ほとんど原形をとどめてねーじゃねーか!て言うか良く分かったな俺!俺凄い!」
「あんた、さっきからうるさいわよ」
俺達がそんなやりとりをしているとき、先程まで黒板に向かって何かを書いていたおかしな制服を着た美少女がこちらを振り向き太郎に注意をした。
「俺か!俺が悪いのか!」
「だからうるさいって」
そして今度はこっちで小さな抗争が起こっているとき、
「おめー、何で先輩を呼んだんだァ?」
白い眼帯を着けた男子生徒が先程からあの二人のやりとりを見ていた蓮に聞いた。
よく見ると、なかなか整った顔立ちをしている。
「ん?生徒会に入れるため」
その質問にあっさりそう答える蓮。
「何でェ?」
「面白そうだから」
「何が面白そうなんだよ?」
「格好が」
「それだけで呼んだ…んだろうなァ、お前の事だから…」
「まぁね」
「失礼。会長…」
白い眼帯の男子生徒が呆れて溜め息を吐いたとき、扇子を持った美少年が彼らに微笑を浮かべながら近づいていった。
「どうしたの?」
「ひとまず、自己紹介をしませんか?彼も僕達の名前すら知らないと思いますので…」
その美少年は、微笑を浮かべながらそんな事を言ってきた。
「ああ、そうだね」
その提案を蓮は承諾した。
「まず、私。て言ってももう知ってるだろうけど。1年、釘宮蓮。会長だよ」
「ああ」
「真崎蒼空、2年、役職は副会長です。よろしく」
扇子を持った美少年、蒼空は、そういって手を差し出し、握手を求めてきた。
「ああ、よろしくな、蒼空」
その手を俺は笑顔で掴む。
「俺も知ってるだろうが、鈴木太郎、学年は一緒、役職は書記だ」
「よろしく、太郎」
「私は、楠木都古。そいつと同じ書記よ。学年は2年」
奇抜な格好をした美少女、都古は手に持っていたチョークを置き、振り向きながら答えた。
「よろしく、都古。面白い格好をしているな」
「あんたに言われたくないわよ」
俺の言った事に都古は眉間に皺を寄せて言い返した。
「俺は、椿涼太、1年っす。役職は会計。よろしく、えーと」
涼太は、何か困ったような顔になった。
「?」
俺は何に困っているのか分からなかったが太郎が、
「お前の名前」
と、俺を指差しながら言ってきたので、俺はとりあえず自己紹介をした。
「俺は久留宮大空、2年だ」
俺が自己紹介を終えると、涼太は先程の何かに困ったという感じの表情ではなくなり、言った。
「よろしくっす、大空先輩」
「?よろしく…」
俺は先程、何故、あんな顔になったのか疑問に思ったがとりあえず言葉を返した。
「んでよ…前から気になってたんだが、何でそんな格好してるんだよ?お前」
全員の自己紹介が終わると、太郎が俺の格好について聞いてきた。
確かに、頭にバンダナを巻いて、髪に赤と青のメッシュ入れ、目に赤と青のカラーコンタクトを着け、腰にナイフ掛けてたら、誰でも気になるだろう。
いや、気にならない方がおかしいか…
しかし、この生徒会も結構おかしな格好をした人が数名いるがな…
「これは…俺が尊敬する人の真似をしているんだ…」
俺が尊敬する人…師匠…
俺は…貴方を絶対に見つけて見せる…!
「ふーん…」
太郎が不思議そうな顔をした、その時、こちらに近づく足音が聞こえた。
「来たね…」
「来ましたね…」
「来たなァ…」
蓮、蒼空、涼太がそう言ったと同時に誰かが生徒会室に入ってきた…
他の作者方、申し訳御座いませんでした!
皆さんが考えた彼らを上手く活かせなくて…
そして、お茶先生、こんなつまらないパスになってしまってごめんなさい…
そして、読者の皆さん、他の先生方の面白い話を読んだ後にこんな自分の駄文を読ませてしまい、すいませんでした…
これからもっと精進します!
それでは、ラストバッター、お茶先生よろしくお願いします!