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生徒会へ集合っ!  作者: リレー小説家
23/26

<副会長視点> あまりに過激な鬼ごっこその2

こんにちは。十六夜先生の足元にも及ばない汐嵐です。

今回は副会長視点と言うことで、キャラを崩さないためにも、十六夜先生の文体を模倣しました!てか、したつもり…?

ですが面白さの欠片もないかもしれません。

では、あまりに過激な鬼ごっこ、副会長視点。どうぞご覧下さい。


さてと、全力で駆けずり回ろう宣言で解散したわけなのですが。

会長の狂った笑いから始まり、椿くんが「石毛ェェェエエ!」と走り出したのを尻目にちょっとした間が出来てしまいました。


「…何でいかないんだよ、真崎に楠木は。」


「だって面倒くさいもの。」


「そう言う鈴木くんこそ行ったらどうです?」


「何だよその俺達はいかないから俺達分の働きしてこいみたいな!興味ないからって言ってかっこつけてる中2病よりタチわりーよ!マジで興味ないだろお前ら!」


うめく鈴木くん。息切れをしているのによくもまぁ元気が良いことで。


「興味がない訳じゃないわ。本当なら風馬を取っ捕まえにいきたいところなんだけど…。」


「日吉風馬なら鬼ですよ?」


「そうなの、それでやる気なくしちゃって…。」


落胆の印に1つため息。本当に残念そうですね。一回その方にあってみたいものです。


「おーい鈴木に楠木ィ、そして真崎ー。」


向こうから不意に声が聞こえた気がしますが、この声の主は確か、


「あぁ、野明君。」


「よっ♪」


片手をあげて笑う椿くん顔負けの美男子は野明。剣道部の部長、兼僕の親友とも呼べる方でもある。


「主将どこ行ったかわかる?」


「何の事だ?」


鈴木くんは頭の中で悶々と彼の言う主将の意味を考えている。しばらくして野明君が言った。


「涼太のこと。」


「あぁ、石毛くんを追いかけにいきましたよ。」


僕がそう言うと、野明君はひきつった笑顔。やっぱりとでも言いたそうである。


「…椿君はもう少し、自分の立場を弁えなければならないようですね。」


「何ィ、知ってんの?真崎も汚れたなぁ。」


「良いんじゃないの、涼太だし。」


横で楠木さんが1つため息。鈴木くんにはわからないようだ。

あの事を楠木さんが知っていたとは驚きですね。


「な、な、何だよ?何の話なんだよ?」


「これからも正常で居たければ知らない方が良いですね。」


「またかっ、またなのかっ!」


鈴木くんが喚く。一応ああいう領域…剣道部マネージャーを取り巻く腐女子達の石毛×椿のBL疑惑…を知らない彼には何も言わないでおきましょう。


「で、何です?野明君。」


「あぁ、ジュースの差し入れをしようと思ってさ。主将には頑張ってもらわないといけないし。まっ、お前らも頑張れよっ☆」


野明君はジュース片手にそう言うと、じゃあな、何て言って去っていった。

…鈴木くんはその後ろ姿を一瞬ポカンと見た後、振り返った。

何でしょうか?


「…なぁ、あいつって、白い服…全然汚れてない白い服…着てたよな?」






…そして、間。限りなく重い静まり返った間。


鈴木くんは不意に走り出した。


「野明ィィ!テメ、ぶっ殺す!」


野明君が僕達をからかっていたのに気づいた鈴木くんは、そんな叫び声をあげて去っていった。

僕も気づきませんでしたが、彼はどうも読めない方なんですよね。

残された楠木さんは一言。


「ねぇ、蒼空。涼太が入学したのは何故?」


すっとんきょうな発言に首をかしげる。

楠木さんの言い分はつまり、剣道部とバスケ部がひいきされていると言うことだ。確かにここ、桜町第一高校は剣道とバスケの名門でもある。その証拠に、剣道部だけに差し入れが出たり、バスケ部には体育館ですら冷房がきいたりする。

確か…、


「椿君は剣道部の特待生でしたね。」


それを聞いた楠木さんのバックには、冷涼な虎の姿。雪を纏う銀が素敵ですね。


「蒼空…。

バスケ部と剣道部、潰しにいくわよ。」


こうして楠木さんの“椿君フルボッコ計画”が施行しましたとさ。



とりあえず謝っておきまーす!……ごめんなさい。

何か…真崎くんのターンに涼太をだしすぎた(泣)反省してます。ごめんなさいぃ(泣)

では、お次の時計堂先生。謝罪の意を表しつつお願い致します…。

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