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生徒会へ集合っ!  作者: リレー小説家
20/26

<大空視点> 現代っ子な生徒会その6

どうも、無限の闇です。

今回は少し短めにしてみました。

それでは、現代っ子な生徒会その6、大空視点、始まり、始まり…


「クラス対抗、学年対抗、部活対抗鬼ごっこだよ!」


どれか1つに絞れよ。

何て思ってしまう今日この頃…

何時ものように会長さんの突拍子もないことに半分驚愕し、もう半分で期待をしてしまっている自分に気づき、薄く笑う。

鬼ごっこか…

懐かしいな…

最後にやったのいつ頃だろうか…

何て考えていると…


「では!場所を決めていこうじゃないか!」


と、元気ハツラツ!オ○ナミンC!な会長が言った。

うん、今の例えは無いな、自分で言うのもなんだが…

しかし、場所か…


「浜辺なんてどうでしょう?海もエリアにしたら、尚よろしいかと…」


涼しい顔でそんなことを言う、蒼空。

その蒼空が言ったことを書記である太郎が黒板に書いている。

ちなみに、もう1人の書記である都古は、蒼空から借りた、もとい強奪した扇子で扇ぎながら、暑い暑いと呟いている。

あんなにおいし…涼しそうな熊が後ろにいるのになんで暑いのだろうか?


「そんなの全っ然!暑くないよ!もっと暑いとこじゃなくちゃ!」


しかし会長さんは、蒼空の提案をバッサリ斬ってしまった。

黒板に書いてある『浜辺+海』という字に×をつける太郎。


「そうですか…」


あからさまに、肩をすくめて残念と言った感じの表情をする蒼空。

しかし、海が駄目となると…

後はあそこしかないよな…


「じゃあ、山なんてどうだ?」


俺が提案したのはもちろん、山。

て言うかこれしか思い浮かばねーよ。


「山で鬼ごっことか殺す気か!」


俺の言ったことに太郎がいちゃもんをつけてくるが無視する俺達。


「うーん、山か~。でも山って意外と涼しい気がするんだけど…」


「ええ、まあ、確かに…」


「いや、この時期ならなかなかの暑さだと思う。ただ、あまり高く登りすぎると気温が一気に下がるから気をつけてくれ」


お兄さんとの約束だぞ☆


「そっか~、じゃあよし!山に決定!」


そう高らかに言う会長さん。


「だから山で鬼ごっことか殺す気…」


「それじゃあそれぞれ準備に取りかかって。久留宮先輩は山岳部に協力してもらえるか交渉に」


「おう」


「先生と涼太は学校側に私と予算の交渉に」


「はいはい」


「ん~」


「他の人達も出来る限りの事をしてね!」


「分かりました」


「分かったわ」


「それじゃあ、解散!」


そう言ってまるで疾風の如く速さで生徒会室を出る会長さん。


「おい!ちょっと待てよ!」


会長さんを走って追いかけていく涼太。


「あ~あ、面倒くせ~」


2人をのんびり歩きながら追いかけていく一人先生。


「これでゆっくり休めるわ…」


「ちゃんと仕事してくださいね」


「分かってるわよ…」


何てやり取りをしながら都古と蒼空も出ていった。


「俺も行くか…」


そう言って椅子から立ち上がった時、


「ん?」


「…どうせ俺なんて…ブツブツ」


隅の方に蹲ってボソボソ何かを言っている太郎を見つけた。

しかし、俺は無視して生徒会室を出た。

少しして、俺が廊下を歩いていると、「いつの間にか誰もいなくなってるーー!?!?」と言う声が生徒会室の辺りから聞こえた気がするが、きっと気のせいだろう。


それでは、お茶先生、よろしくお願いします。

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