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生徒会へ集合っ!  作者: リレー小説家
13/26

〈大空視点〉 お菓子と紅茶と爆弾とその6

:どうも、無限の闇です。

今回は、先に読者の皆さん及び作者の先生方に謝罪を…

ほとんど生徒会に関係ない話にしていまい、申し訳ございませんでした!

しかも、ほとんどのメンバーが登場しない…

正直、自分もこんな話になるなんて…

しかも言葉が支離滅裂過ぎる…

それでは、お菓子と紅茶と爆弾とその6、大空視点。

はじまり、はじまり…


「んじゃ、そろそろ戻るかな…」


先程大空は、山岳部に呼ばれ、そして山岳部での用件を済まして少し部員達の作業をボーッと見ていたが、飽きたのだろうか、そう言って大空は椅子から立ち上がる。

それに気付いた山岳部部長も立ち上がった。


「あ、はい。では、今回もよろしくお願いします」


そう言って頭を下げる山岳部部長。


「ん、任しとけ」


それに大空は手をヒラヒラさせながら答えた。

そして、そのまま扉まで移動し扉を開けた。


「んじゃあな~」


大空がそう言いながら部室を出ようとしたら、


「「「「「「はい!ありがとうございました!」」」」」」


中にいた部員全員が立ち上がり、全員が一斉に頭を下げ、大声でそう言った。

大空はそれを見て、一瞬ビクッとなったが、無理矢理笑顔を作り、彼らの感謝の言葉に手を上げて答え、そのまま部室を後にした。



いつも思うが、俺が部室を出るときのアレ、マジでやめてほしい…

て言うか、山岳部って部室が狭すぎるだろ…

それに隙間なく部員がいる上にそれが一斉に頭を下げるとか、誰でもビビる。

そう思いながら、俺は少し鼓動が早くなった心臓を落ち着かせながら、生徒会室を目指して歩く。

そういえばあのティーセット、本当に誰の何だろうな…

さっき、もしかしたらと思って山岳部の奴等に聞いて見たが、誰もそんなもの生徒会室に置いてないって言ってたし…

あれ?そう言えばあのティーセットに付いていたマーク、どっかで見たような…!?思い出した!あのティーセット…

と言うことは犯人は、もしかして…

俺があのティーセットを持ってきた犯人に気付いたと同時に、


「どうも」


「うわ!」


目の前にいきなり生徒会副会長の蒼空が現れ、俺は驚いて反射的にバックステップした。


「そ、蒼空…そう言うの本当に止めてくれ…寿命が縮む…」


「いや、すみません」


蒼空は、俺が言ったことに笑顔で返す。

俺はそれを見て、更に肩を落とす…

しばらくして、蒼空に「今は、生徒会室には行かないでほしい」と頼まれ、俺はそれを簡単に了承した。

生徒会室から怒りと後悔の気を感じたからだ。

そしてその気を発している人間にも気づいた…


俺達は生徒会室から、近からず遠からずの位置にある空き教室に入り、近くにあった机に俺は座り、蒼空は何処からか取り出した折り畳み式のパイプ椅子に座った。


「そう言えば…」


蒼空が椅子に座ったのを見計らって、俺は話を切り出した。

その話とは勿論…


「分かったんだ、ティーセットの犯人」


「ほう、それは本当ですか?」


「ああ」


「その犯人とは?」


「その犯人は…」


俺が犯人の名前を言おうとしたと同時に、


『ピーンポーンパーンポーン↑えー、2年○組、久留宮大空、2年○組、久留宮大空、至急職員室に来てください。て言うか、さっさと来い。ピーンポーンパーンポーン↓』


と言う放送が流れた。

この放送、流したのはどうやら一人先生のようだ。


「悪い、何か呼ばれたみたいだ…」


俺は蒼空に申し訳ないという感じで言った。


「いえいえ、お気になさらずに」


「本当にスマン!」


俺はそう言って教室を出た…



大空が職員室に入ると、一人が来賓室の扉の前に立っていた。

一人は、大空が入って来たのを見て、来賓室の扉開け、中に入った。

大空も急いで来賓室の扉の前に行き、扉を開け、中に入った。

中には、一人以外に2人の人がソファーに座っていた。

1人は腰まである長い茶髪の大学生位の女性と、もう1人は、肩ぐらいまである黒髪の中学生位の少女だった。

その2人は大空にとって、とても見覚えのある人達だった。


亜沙美(あさみ)姉さんに花菜(かな)…やっぱりか…」


その2人は、大空の姉と妹だった。

姉の名は、久留宮(くるみや) 亜沙美(あさみ)。20歳。大学生2年生。

妹の名は、久留宮(くるみや) 花菜(かな)。15歳。中学3年生。

2人は、大空の姿を確認すると、立ち上がって近づいてきた。


「こんにちは~カイくん」


「……」


姉の亜沙美は笑顔でそう言い、妹の花菜は無言、無表情で亜沙美についてきた。

ちなみに、亜沙美が言ったカイとは、大空のあだ名で大空→空→スカイ→カイと言ういかにも安易な考えで「作者さん…?」…失礼、とても素晴らしい考えで決められ、亜沙美は大空を呼ぶ時はいつもこのあだ名で呼んでいる。


「2人共、やっぱり来てたんだな…あのティーセット、姉さんだろ?」


「ええ~、そうよ~」


大空の言ったことにニコニコ顔でそう答える亜沙美。

どうやら、あのティーセットは亜沙美が用意したもののようだ。


「いつもカイくんがお世話になっているから、そのお礼にと思って…」


大空は常日頃から生徒会での話をしていた。

その話を聞いた亜沙美は、いつも弟がお世話になっているお礼に自分のお気に入りのティーセットと同じメーカーのティーセットを買い、更には自分で作った紅茶を用意してそれを持ってきた、これがティーセット事件の真実だ!(キリッ


「でも、それだけって訳じゃなさそうだな…」


「さすがカイくん~、鋭~い」


そう言ってパチパチと拍手する亜沙美。


「で、他の用事って?」


「それがね、花菜ちゃんが…」


そう言って花菜の方を見る亜沙美。


「……」


花菜は無言で亜沙美より一歩前に出て大空の顔をジッと見上げている。


「どうしたんだ?花菜?」


そんな花菜を不思議に思って大空は聞いた。


「……」


しかし、花菜は無言で大空の顔を見上げるだけだ。


「?」


大空が頭にはてなマークを浮かべている時、


「……グスッ」


「!?」


突然、花菜の目に涙が…


「ど、ど、どうした!?花菜!?」


その姿を見て、あたふたする大空。


「もう~、駄目でしょ~カイくん。花菜ちゃん泣かせちゃ…」


「ええ!?」


花菜の頭を撫でる亜沙美にそう言われ、更に困惑する大空。


「ほら、花菜ちゃん。カイくんに言いたいことがあるんでしょ?」


「……コクッ」


亜沙美に言われたことに花菜は頷いた。


「な、何だ?言いたい事って?」


「…お買い物」


「お買い物?お買い物…ああ!思い出した!そう言えば今日、買い物に一緒に行く約束してたんだ…」


大空は全て思い出した。

今朝、大空は花菜に買い物に誘われ、大空はそれを承諾し今日は早く帰ってくるように言われていた。

花菜にとっては、初めて兄を買い物に誘ったということでとても楽しみにしていた。


「…やっぱり忘れてたんだ」


そう言ってしょんぼりする花菜。


「ご、ごめん…」


そんな花菜を見て大空は申し訳ない気持ちで一杯になった。


「はぁ~、しょうがないな~」


そんな2人を見かねた亜沙美が2人の間に入った。

そして、


「そ~れっ!」


「うお!」


「…きゃっ!」


2人の腕を掴み、2人を引き寄せた。


「はい、カイくん。何か言うことは?」


「ごめんな、花菜…」


亜沙美に言われ、大空はもう一度しっかり花菜に謝った。


「…ううん」


花菜は大空の言葉にそう言った。


「は~い!それじゃ今からお買い物に行きましょ~!」


「おう!」


「…うん!」


そして、3人は来賓室を出た。


「え~と…俺も戻るか…」


取り残された一人の声が来賓室に響き渡った…


次はお茶先生。よろしくお願いします。

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