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君のサッカーYMCAサッカークラブ仕込?いや南米パナマ仕込です。なめないでください。

作者: Tuna

小さい頃から、サッカーをやっていて、父の仕事の関係で、パナマに行っても、今思えば、サッカー始めたの、南米のパナマでだった、、、、、、1年、パナマで、サッカーして、私が、幼稚園の時だ、

それから日本に帰ってきても、小学校でも、恐ろしくサッカーが上手い、


その頃、キャプテン翼や、ワールドカップで盛り上がっていたし、隣り町に、スポーツ用品店があって、皆と同じよーに、アルゼンチンのミサンガを勝った、それもサッカー関連だ、

学校の放課後になると、サッカーをやる、いつも、梅って呼ばれている子と、榎と、(サッカーが上手い子)、僕と泰ちゃんに分かれて、チームが編成されて、走りっぱなし、暗くなって、ボールが見えなくなると、止めた。


小学校なんて世界は、ちょっとサッカーが上手いと、どーにでもなる、人気者になれるんだよね、

小学校で、5年生になると、特別サッカークラブとゆーのがあって、沢山の生徒が入るんだけど、一番上手いのは、いつも私だった。Bチームの子達もいて、運動が苦手な子達も、サッカーやってたんだなー。


そうやってサッカー続けていると、梅と榎が入っているYMCAのサッカークラブに誘われた、梅と榎は、大人びていたけど、その理由が分かった、小学校の他の生徒とは、住む世界が少し違う、そこのサッカークラブは、他の小学校の一番上手い子達が集まってきているからね、レベルが一気に高くなって、空気感とかも厳しい、、、、、、一番その中でも上手い子に、プレイ面の事で怒鳴られて、私は泣きそうになった事がある、厳しい空気が、そうさしているんだなぁ、地元の小学校では、私が、怒鳴られるなんて、有り得ない事で、唯、そうやって泣きべそかいている私に、慰めの言葉をかけてくれたのは、榎だったのだけど、その時の榎は不思議な表情してたなぁ、何も喋れないで、子供を心配している母親みたいな表情してた、


いつか梅と待ち合わせしてたら、梅、頑張れ田淵君とか言うマイナーな漫画本読んで大人しく座っていたけど、他の小学生とは少し物腰が違っていた、自分だけの世界があったのだ、サッカー以外にもね!私が世界、世界が変わる、とか、ワールド全開とかは、サッカーしか無かった、

だけど、私の場合、それが、サッカーが凄過ぎるだけの事だ、あんまり他は無いなぁ、世間にはあまり通用しない、

バスケ経験者の世間で出来る事って、リーマンかフリーターかチンピラしか無くて、サッカーの場合は、どーなのかは知らないけど。


地元の小学校にも、サンダースと言う名前の、サッカークラブが出来て、日曜日とか練習とか試合とかもやるようになった、

その中でも、一番デキるのは、私であって、サンダースの指導者が、割と、本格的な人で、プロみたいな人だった、その指導者のアドバイスで覚えているプレイの事は、ボール持ってる相手に突っ込んで行っても、足出せば、怖く無いよって事だった、

兄貴が、中学生で、サッカー部に入っていて、練習試合を、お父さんと見に行った、私が、グラウンドの端で、サッカーボールを蹴っていて、それを見ていた、サッカー部の監督が、私のボールさばきに感心して、お父さんと話している、それは誇張でも何でも無く、私のボールコントロールは、実際凄かった、、、、、、

それでYMCAのサッカークラブで、初めて試合するって言われて、横浜スタジアムに行った、知らない連中だった、私は、誰とも喋らないし、誰からも喋りかけられ無かった、近くにいたクラブの子達は道中、お喋りしていたけどね、横浜スタジアムに着いて、レギュラーが発表され、私が、フォワードでスタメンって呼ばれると、驚いたようにクラブの子達が、私を見たのを今でも覚えている、クラブに入っているだけあって皆純粋だったんだよね、、、、、、

試合が始まっても、とても子供の試合なのに、レベルが高くて、クラブの試合で、更に、その中から、1人位が、プロの選手になるんだからなぁ、もしかしたら、あの試合の中の選手に、Jリーグとかに行ったような子もいたかもしれないなぁ、そんな気がする、まぁ試合は、相手チームの方が格上だった、やられっぱなしで、私に火がついて、ボールを蹴ると言うより、ボールを持ち上げるようにして、センターリングを決めると、コーチみたいな人が笑っている、

YMCAで体外練習、出稽古に行って、人気者になる、他のクラブの子が、「俺も、坂本に、1対1勝てなかったぜ」とか話している、

一緒にバスで帰ってきた同じクラブの子は、梅と同じように、無駄口を叩かす大人しく座席に座り、話しかけても、あまり返ってこなかった、小学校で、「ウェー!」とか喋っている私とは、少し住む世界が違うんだよね。


YMCAのサッカークラブで一番上手い子が、隣りの小学校で、特別サッカークラブの試合をすると、その西富と言う子が、コーナーキックから直接ゴールを決めたのは、大人になっても伝説になっている。


一回YMCAのお祭りがあって、梅と榎と待ち合わせて行くと、もう一人、同じクラブの子(その子、立って、小説読んでた、もしくは勉強の参考書だったかもしれない、唯、大人びて見えた、小学生なのに)と合流すると、唯、大人しいだけのクラブの梅も榎も楽しそうだ、素直な人達だったんだよね本当は、唯、小学生なのに、この世の中は、あまり面白いトコロでは無いんだよって事を悟っているだけだ。

実際、中学に上がれば、(小学生のノリで、ふざけていたのは私くらいで)皆、大人しくなるし、女の子が、可愛いくなるのは、私にとっては、致命的だったけど、私は子供のままだから、、、、、、

梅や榎は、中学に入っても、友情関係を続けていた、私は、彼らを、裏切ってしまったのかもしれない、私は、あまり人を大事にしてこなかった、大人になって、梅や榎とサッカーやってた頃の事、思い出して、あの頃の事をサッカーを全て失ってしまっているな、と思ったり、あの頃にしたってサッカーにしたって何も、持ってはいなかったんだ、と思ったりして、煙草を吸って瞑想していたんだ。

中学の球技大会で私がゴールを決めると、相手チームにいた榎が、私に、「坂、サッカー衰えていないよ」って言って、笑っていた。何か、悲しかった。私の人生は、悲しくなった。女の子が、全然駄目だし、アルバイトも出来なかったってのが悲しかったんだ!


YMCAのサッカークラブが段々、嫌になった、行かないようになって、小学校は終わって、梅や榎は、クラブ行かないようになった私の卑怯を責めはせずに逆に心配してた、それはサッカーだけの事じゃなく、私の人生も心配していたんだよね、、、、、、


中学生になって、私は、サッカーからバスケに変わったんだけど、それでも、体育で、サッカーなんかやらすと、私は、相変わらず、誰よりも上手いし、球技大会でサッカーすると、大会の得点王は、どうやら私だった、中学校の卒業アルバムでは、一番大きな写真で球技大会での私のプレイが収まっていた。

高校では、サッカー体育でやったら、リフティングの試験で、50回まで出来るかってテストで、私は何故か50回出来て、他のクラスメイト驚いていた。

「啓太、練習したんだろう?」

中山と言う子が、

「坂本君、サッカーのブレイ、凄いクールだよね」

?私の性格は、クールでも何でも無い筈なのにな。どういう意味なんだろう?ってその時は思ったさ、

だけどサッカーになると、私は、滅茶苦茶クールになる、私のサッカーは、世の中の人が考えているより5倍位、凄かったからね。


精神科の先生は、

「この病気の人は、サッカーやフットサルは、とてもいいんですよ」って言ってた、

今は、サッカーやバスケの、スポーツ小説でも書いてみようかなぁ、世間には、それ位しか通用しない。サッカーしかね、


高校も終わって、卒業アルバムの寄せ書きに、一人の子が、君の凄いセンターリングは一生忘れないって書いてあった、、、、、、


障害者でやる、シーサイドライン海の公園のグラウンドで、フットサルをやる、作業所の椎名さんと言う施設長が、(この人は、サッカーフリークで、マリノスの試合観戦が趣味みたいな人だった)

「坂本さんが凄い上手いの!」って作業所で話している、、、、、、

それでもフットサルやって、ゴールを決めると、普段は話さないメンバーに、

「サッカー滅茶苦茶、上手いですね!」ってコミュニケーションされる、私が、フットサルやるだけで、世界が変わるんだ、、、、、、

障害者でやる、フットサルで、センターリングを私が蹴るだけで、メンバーが震撼する、キーパーやらすと、攻め上がってくるドリブラーと1対1になっても、白けているような私、、、、、、シュートを左端に放っても、キーパーの私は、そっと左足を出すだけだ、力なんて要らない!シュートが足に当たってセーブすると、「嘘ォー!」ってシュート打った子が叫ぶ、「ナイスキー!」って声が、上がる、、、、、、試合形式のゲームの前の、練習で、2対1で私がパスするだけで、「何?今のパス?」って言って、驚いている、、、、、、


精神科に入院すると、仲が割と、いい石田と言う人と、外に、出て、サッカーをやる、石田が、「1対1をやろう」と言う、

1対1をやりながら石田がいいブレイをして、私が「上手い!」ってコミュニケーションすると、石田が笑った、







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