表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/197

昔々、その昔、あるところに一頭の巨大なドラゴンがおりましたとさ。

ようやく、♀主人公が喋ります。一言だけだけどwww

 かつて、“1日”という言葉の意味がわからずに困ったことがある。

 沈む太陽が面白くて西へ飛ぶ。

 超音速で飛べば日没に追いつけた。

 すると、いつまで経っても日は沈まなかった。

 面白かった。

 なので、更に速度を上げたら日没を追い越した。

 端的に言えば、惑星の自転速度を越えたのだ。沈まぬ太陽を背に更に速度を上げたら追い越してしまい、いつの間にやら太陽が東に浮いていた。

 面白かったので更に気合いを入れたら周りが夜になった。今度は惑星の夜の側に追いついてしまったのだ。

 そこで夜空にとどまっていたら背後から日の出が昇った。

 夜明けが後ろから来たのだ。

 面白かったから太陽を追いかけたり、並んでみたり、自分で昼夜を好きに変えてみた。

 いつでも好きな時に世界を夜にしたり、昼にしたり。

 面白かった。

 「いと、をかし」(←面白くて(おもむき)があること)

 言ってみた。

 更に面白さが増した。

 だから、“1日”という言葉がわからなかった。

 砂漠の合成獣(キマイラ)に教えられた。

 その場にじっととどまり続ければ一定時間で昼夜が逆転する、それが“1日”だと、その時間のこともまた“1日”だと。

 昼夜などいかようにも変えられるのに、どうしてじっとしていなければならないのかと思った。

 だけど、そういう考えもあるかと感心もした。

 そこで日の出を観察してみた。

 海原の水平線から昇る太陽、草原の緑から昇る太陽、峻厳(しゅんげん)たる高山から昇る太陽、世界樹(ユグドラシル)(いただ)きから昇る太陽。

 どれも面白かった。

 只、大陸の東にそびえる最高峰(さいこうほう)リゼルザインド山から昇る太陽はいびつに見えた。おそらく何か気象現象のせいだったのだろう。

 それは綺麗な太陽を汚された気がしてなんとなく不快だったので。

 リゼルザインド山を蹴飛ばした。

 すると、山の頂きが吹き飛んで。

 ほどよく低くなった。

 唯一の最高峰を辞めさせてあげたのだ。

 今、リゼルザインド山は西のシャンバラ山と同じ高さである。ついでに両方とも世界樹よりは低くなった。

 物凄く楽しくなった。

 彼女は世界が好きだ。

 なぜ、『彼女』であって『彼』ではないのか。

 初めて出会ったドラゴンが「貴女(あなた)の乙女心が輝いている」と言ったからだ。

 意味がわからない。

 しかし、気がつけば誰しもが彼女のことを“女”として扱っていた。

 本当に意味がわからない。

 そもそも“女”とは何なのか。

 有性生殖する真核生物の中でも大きい配偶子を造る性だという。

 ならば、寿命がなく老いない、子も産まない幻獣(モンスター)には無関係ではないか。

 それこそ路傍(ろぼう)の石を拾って『これは雌かな?、雄かな?』と頭を悩ませているようで、この上なく頭の悪い命題だと思う。

 それでも自分は『乙女心が輝いている』…らしい。

 海峡で歌う海魔女(セイレーン)も、月夜に遊ぶ波間の人魚(マーメイド)も自分を美しいと言ってくれた。

 嬉しかった。

 うん。

 だから、“彼女”でいいと思う。

よく友人に言われます。「なぜ読者を信じないのか?」と。

まぁ、なんですね、「読者は作品を誤読する権利があるのだ」とか誤解する連中が少なからず。

あー そーゆーの、うち、やってませんから。

商業作品なら作品は金を払って読んでくださった読者のものです、否、読者様のものです。どう誤読しようと、頭の中でどう改変しようと、それは読者様のご自由に。

でも、同人誌に対してそんな権利はありませんにょ。

商業作品じゃないんです。

てめーが、てめーのために、てめーの読みたいものを描いてみた、描いてみたから公開してみた、公開したから好きに読んでくれやっつー代物なんです。

ずばり「オタクの表現」って奴ですな。

そういうわけで、小生のこのゴミみたいな小説だって“読者の誤読する権利”なんて認めた覚えはございません。

だから、フリガナ振りまくりですわー 誤読なんてさせるもんですか。

うん、面倒…o| ̄|_

小生が作品を最後まで書き上げられない時、それは校正に力尽きたからでございます(^_^;)

いや、だって、つまんないんですよー

執筆してる時は脳汁垂れ流し状態で好きに表現してますが、さぁ、「他人に見せるぞ」ってことになれば誤字、脱字だけでなくフリガナ振って、表現も通じるものにしなくちゃいけません。

そのためには音読あるのみ\(^o^)/

声に出して読むと不自然な言い回しや誤字脱字も高確率で見つけられる…でもね〜

真夜中にパソコンの前で女の子のセリフをぼそぼそつぶやいている自分…

死にたくなりますわー ますわー ますわー(エコー表現)

それでなくても“こいつ”文章くどいしwww

あー 異世界転生してぇー

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ