お城に迫る危機! 領主は決断できるのか!? あ、暁光帝は襲い来るグンタイアリにおののいています。博物学者は観察対象に干渉できないんですよ。
冒険者とその家族達は我らが主人公(仮)イレーヌの女中さん達のおかげで無事、海上へ避難することができました。
でも、冒険者以外の住民達は?
それは領主の仕事です(^_^;)
ネクロマンサーを忌避する住民もいますし、そんな連中まで面倒見きれませんにょwww
そして、住民を守るべき領主ミシェル・ロシュフォオールwww
こいつは無実の乙女に濡れ衣を着せて謀殺するような卑怯者ですが、どうやら目覚めたようです。
Get Woke,Go Broke!!
いえいえ、目覚めたのはポリコレ的な“多様性”ではなく領主としての自覚です(^_^;)
ペレネー領の領主なんだからもっと早くに目覚めろって?
ごもっとも(汗)
あぁ、暁光帝ですか?
もう最初から多様性に目覚めまくってますよ。
最近は超好酸細菌や超好熱古細菌がお気に入りで単離培養にも手を出していますぉ☆
後、鉄酸化細菌や硫酸還元古細菌なんかの極限環境生物も大好きです。
メタノピュルス・カンドレリにご執心♪
人間?
あぁ、人間は汎存種なので……
いやいや、ヤベェ龍に目をつけられなくてよかったですね(^o^)
お楽しみください。
キャラクター紹介&世界観はこちら〜>https://ncode.syosetu.com/n2816go/
アリエノールの城塞は主の帰還とともに蜂の巣をつついたような大騒ぎになった。
「領民を救出せよ! 城内に受け入れるのだ!」
突然、ミシェルが全軍に大号令をかけたのである。
命令を今か今かと待ちわびていた司令官達も兵士達も大変喜び、すでに立案されていた作戦に従い、人々の救出に向かったのだった。
実は今、ここに至ってようやくミシェルは本気で危機感を抱いたのだ。
もしや、アリエノールが本当に滅びるのではないのか、と。
いや、もっと前に気づけよと言われそうなものだが、このミシェルという男、救いようがないくらい楽観主義者なのだ。
命とプライド、自分にとって最も大切なものを差し出せばイレーヌがほだされて何とかしてくれると本気で思い込んでいたのである。
実際、差し出してみたら死女の心は髪の毛一筋ほども揺らがなかった。
考えてみれば当たり前だ。
幻獣なのだから、恨んでいればすぐさま復讐するし、怒っていれば同じく即座に攻撃してくるはず。それをしてこなかった理由は唯一つ、恨んでも怒ってもいなかったということだ。
それを元は人間だからとイレーヌに人間らしい義理や人情を期待したことそのものが間違いだったのである。
幻獣は嘘を吐かない。
幻獣は約束を破らない。
そんな当たり前のことをどうして忘れてしまっていたのやら。
物事を自分のいいように解釈し、きっとそうなるだろうと自分の期待する方向になると勝手に予想して、ほぼそれだけ考えて突っ走った。
妹弟や親戚と比べて能力も才覚も劣っている自分がこれだけ頑張っているのだから、報われるのは当然だと考えて。
これも当たり前だが、政治に限らず、物事は期待した結果通りに進むとは限らない。
楽観的で、短絡的で、劣等感に苛まれていて、本当に領主に向かない男だ。
それでも罪なきイレーヌに濡れ衣を着せて陥れることでペレネー領主の座を射止めてしまった。
こんな奴を領主に戴かざるを得なかったペレネー領民は本当に不幸である。
しかし、経緯はともかくその座に着いてしまった以上、ミシェルには領主の務めを果たしてもらわねばならぬ。
本人もようやく自覚が出てきた。
息子が2人も死んでからという点がすでに重大な問題なのだが、ペレネー領民もないものはねだれない。
それはともかく。
とりあえず、そこでミシェルはペレネー領主らしく人々の救出に邁進したのである。
城塞の兵士達がまだ無事な住民を探し出して城塞に誘導したのだ。楽な仕事ではなく、少なからぬ被害も出たが、兵士達は見事にやり遂げてくれた。
冒険者ギヨームとその仲間、幽鬼アルフレッドや息子ガスパルの協力にもずいぶん助けられた。
ギヨームの判断力とガスパルの勇気、何より猛獣兵士に襲われないアルフレッドの能力が凄い。
何しろ、アルフレッドが立ちふさがるだけで猛獣兵士は犠牲者を見失い、ただ、ボーッと立ち尽くすだけのデク人形になってしまうのだから。
兵士達はその隙に住民を助けたり、怪物どもの足を切って無力化できるのだ。
おかげで多くの住民達を救出できたのである。
だが、何もかもが上手く行くわけではない。
住民の避難を完了させ、一度は落ち着いた城塞だったが、領主の宣言により再び蜂の巣をつついたような騒ぎに見舞われていた。
「かつて往来で処刑された墓場のイレーヌは無実の罪で陥れられた! そして、乙女に濡れ衣を着せた、卑劣な不届き者はこのワシ、ペレネー領主ミシェル・ロシュフォール辺境伯に他ならない!」
突如、領主が過去の罪を大々的に告白したのだ。
これに領民達は激怒した。
猛獣兵士がゾンビの一種であり、領主の次男シャルル・ロシュフォールの命令で暴れていることがすでに知れ渡っていたからである。
「猛獣兵士を造ったのは墓場のイレーヌだって話よ!」
「でも、それを発注したのはシャルル様だろ?」
「昔、イレーヌは往来で背中から刺し殺されたんだって!」
「背中から? なんて卑怯な! 男の風上にも置けない!」
「それでロシュフォール辺境伯家は墓場のイレーヌから恨まれているのよね」
「何だよ、結局、全部、ロシュフォール家のお家騒動かよ!?」
「俺達はそのとばっちりで酷い目に遭ってるんだ!」
避難民達は口々に領主を責めた。
兵士達も黙ってはいられない。
冒険者でない、軍人である兵士達は勇敢に戦うことを求められる。それ故、うら若き乙女を背後から突いた領主の行いは卑劣極まりないと激しく嫌悪されたのだ。
「アタシ、あんなクズ野郎にこき使われていたのね」
「何が辺境伯だ! 勇猛さを買われて国境の守りを任せられたって話も眉唾物じゃないか?」
「願わくはあんな男のために命を懸けなくて済みますように……」
こうして兵士達の士気はどん底まで下がってしまった。
領主に反発する空気は城塞中に蔓延し、規律を守ろうとする規範意識もずいぶん乱れてしまっていた。
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ペレネー領主ミシェル・ロシュフォールの執務室は城塞の最上階、城下を見渡せる場所にあった。
夕日に染められた町を眺めて領主は感慨にふけっている。
光魔法の得意な斥候に確認させたが、もはや、町にほとんど人間は残っていないようだ。
屋内に隠れて息を潜めている者もいるだろうが、こちらには手を差し伸べる手段がない。
その代わり、犠牲になった住民の数だけ猛獣兵士が増えてしまった。
正面の城門は固く閉じられている。
人間の気配を感じているのだろうか、周辺には大勢の猛獣兵士どもが集まっていてこちらを監視しているようだ。
兵士達が城門を守っているものの、例の巨大なゾウ兵士が来たらどこまで保つのか、はなはだ疑問である。
夕焼け空にはワシ兵士が飛んでいて、城内の人間に気づくと襲ってくる。
空中からの攻撃には対応しづらいので斥候と弓兵に気をつけるよう申し付けているが、どうにも緊張感に欠けているようだ。
「約束は約束なんだが…こんなに早くレニーの名誉を回復しなくても良かったんじゃねぇか?」
ベテラン冒険者ギヨームはぶっきらぼうに尋ねた。
もうこの領主に敬語を使う気になれない。
ペレネー領主の座に着いている辺境伯だが、短慮に逸り、目先のことばかり気にする小心者だということがよくわかった。
かつてイレーヌを陥れたことも、長男アルマンを亡くしたことも、次男シャルルを死なせてしまったことも、全てこいつのせいではないか。
とりわけ非常時の対応が拙く、指導者の資質に欠けた凡愚だ。
長男に生まれたことで長幼の序を盾にして血統と勢いだけで辺境伯に成り上がったのだろう。
いや、これは推測ではなく確信だ。
これまでの行状を見るにそれ以外が思いつかない。
「仕方なかろう。上位の幻獣と交わした契約は何が何でも履行せねばならん。約束は絶対なのだからな」
ミシェルはどうしようもないと肩をすくめた。
「そうか……」
もはや言葉もない。思いっきり顔をしかめるギヨームだった。
この男、今度はイレーヌに影響されてやがる。
意志の弱い平凡な男には信念がなく、しばしば個性の強い者から影響を受けてしまう。
今回は屍導師の眼光に魅入られてすっかり約束にこだわるようになってしまった。
死女の威勢に参ってしまったに違いない。イレーヌの行動は美しく高潔で寛大だった。
それで感化されたのだろう。
今さら『約束は絶対』なんて言い方をするのがその証拠だ。
やはり指導者の器ではない。
つまらない凡愚だ。
こんな男にしか領主を任せられないとはつくづくアリエノールの住民は不幸である。
「でもさ、領主様、いつまでも籠城してはいられませんよね?」
息子のガスパルはまだ敬称を付けてミシェルを呼んでいる。長いこと、貴族を敬えと教育されてきた結果だろう。
「現在の食料と水の備蓄から考えて城内の人口を維持できる日数は保って2週間が限界かと」
避難民の数が多すぎて厳しいと考えた幽鬼アルフレッドが諫言を呈した。
「うむぅ……」
ミシェルはうなるだけで応えない。
応えられない。
「領民を救うには海上へ逃げるしかないそうです。港にはまだ商船や漁船が残っていますし、数は十分ですから港まで行ければ生き延びられるかと存じます」
家令の老人が意見を具申した。
船の数と積載量まで調べている辺り、かなり有能な人物のようだ。
「無理だ! 港までの移動の安全を確保する手段がない! ご先祖様からお預かりした領民が殺されてしまう!」
通りをうろつく猛獣兵士を排除できない。ミシェルは先祖に託された責任のことを考えて悩んでいた。
ペレネー領を構成する領土と領民、どちらが欠けてもミシェルの失政となる。
もしも、領民が全滅すれば国王から領主の罷免を申し渡されるだろう。そうなれば辺境伯ではいられず、よくて降格、悪くすれば爵位を剥奪されて平民に落とされることだろう。
爵位を失ったらお家断絶も同然だ。
先祖の期待を裏切って無様を晒す。それは死よりも恐ろしい。
ミシェルは震え上がった。
「ルイーズが…長女が王都へ増援を呼びに行っている! 援軍さえくれば猛獣兵士を蹴散らして町を解放できるはずなのだ!」
己を鼓舞しながら叫んだ。
領民が全滅しなければ領地を立て直せる。
ペレネー領が滅びなければ国王も自分をないがしろにはできないだろう。
首の皮1枚を残してでも生き延びられればそれでよい。
死後、天国に迎えられ、先祖から厳しく叱責されずに済むことだろう。
「そう…ですか……」
長い付き合いだ。家令には領主が何を考えているのか手に取るようにわかっていた。
一見、高潔に領主の義務を果たすべく行動しているように見えるが、実態は違う。
イレーヌに対して命すら差し出した行為の動機もまた潔さからはかけ離れていた。
本当のところ、ミシェルは住民の安全を尊重しているわけでもなければ、アリエノールの町を案じているわけでもない。
命だって惜しがらない態度だが、それすらも自己保身なのだ。
こいつは死んだ後のことしか考えていない。
死んで天国に迎えられ、先祖の霊から『よくやった』と褒められることだけを夢想している。
光明神だ、暗黒神だと巷では騒がれているものの、多くの人間達は単純な祖霊崇拝に生きているのだ。
こいつもその1人と言うだけ。
だから、死後の生活と祖先からの叱責を免れることしか頭にないのである。
「…」
こんな奴に仕える羽目に陥ったことも悔やまれるが、身の程を考えるとそれも仕方ないと諦めざるを得ない。
そして、ルイーズが王都にまでたどり着くまで時間と国王が援軍を編成するのにかかる時間、そして、援軍がアリエノールまで移動する時間を計算した。
どう考えても間に合わない。
食料も水も足りず、配給制にしたところで餓死者が出る可能性が高い。
老人や子供が倒れるだけならまだしも、軍を維持できなくなれば全滅の可能性もある。
しかし、長い付き合いだからわかる。
この領主は現実を受け入れて考えることができないだろう。
わずかな希望にすがりついて無駄に右往左往するに違いない。
「そうですか……」
家令は困惑して頭を振るばかりであった。
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翌日になり、城塞を囲む獣化屍従者の数は増すばかり。
どうやら家畜の屠殺場や墓地が襲われたらしい。
食用肉だろうと埋葬された死体だろうと死肉には変わらない。片っ端から怪物を造るための材料にされてしまったようだ。
そのため、空を飛べる鷲化屍従者も増え、空中から城塞が襲われる機会も増えてしまった。
この危機に対して兵士達は結束したが、夜も眠らない獣化屍従者に対応することは難しく、幾度も危険な状況に陥った。
結局、同じく眠る必要がない幽鬼アルフレッドだけが頼りだった。
連続する危機に兵士達の忍耐力も徐々に削がれ、精神に悪影響が出る様子も散見され始めた。
ついには深夜に裏口から逃亡する兵士まで出たのである。
しかし、夜目の利く獣化屍従者もいるので逃げ切れたかどうかは定かでない。
日々悪化する状況の変化に城内の不安は高まるばかりであった。
ここまで読んでいただきありがとうございます♪
ミシェル・ロシュフォール辺境伯が本格的に活動を開始しました(^_^;)
下手の考え休むに似たり…なのかもしれませんが、まぁ、がんばってます。
こいつも頑張らない方がいい口かもしれません。
あぁ、その点については我らが暁光帝と一緒ですねwwwww
そして、ここから仇敵ミシェル・ロシュフォールへの復讐が始まります♪
えっ、イレーヌの復讐は終わったはずだって?
ええ、イレーヌの分は終わりましたよ。
でも、彼の分が残っています。
彼の恨みは深いんですよ〜〜
男の嫉妬は女性の1万倍に相当する!!
憶えておきましょう(^_^;)
ミシェル・ロシュフォール辺境伯は前のお話でずいぶん潔い心意気を見せましたが。
実は性根が腐っています\(^o^)/
卑怯者ですからね。
ならばどうして命を差し出してまでアリエノール住民を救おうとしたのか。
立派な心意気ではないか、潔いではないかとお思いでしょう。
でも、何しろこちらは中世のお話です。
感覚が現代日本とはだいぶ違います。
それはズバリ宗教。
感覚的に物凄く盲目的な信仰なんですよね。
それも単純な祖霊崇拝。
死んだら天国へ迎えられて父母や祖父母に歓迎されるってゆー感じの。
あぁ、これってほぼ世界中でこんな感じですわ。
そもそも宗教って過去に大活躍した英雄の子孫が祖先の偉業を讃えつつ、それを祀り上げた結果であることが多いんですよね。
だから、“神様”って王様の祖先であることが多いんですわ。
んでもって、革命や侵略でその王様が排斥されて新たな王が君臨してもそれまでの宗教を取り替えるとか面倒なことはしませんから、そのまま受け継いじゃう?
そうすると……
はい。
王様の祖先でない、姻戚関係を分離された本物の“神様”の出来上がりです。
後はその神様への信仰を元に整理された教えを国境を越えて布教していけば世界宗教の出来上がりですわ\(^o^)/
ミシェル・ロシュフォールが信仰しているのはそういった世界宗教が発展する前の単純な祖霊崇拝ですね。
まぁ、信仰していると言うか、雰囲気?
はじめからそういうものだと子供の頃から刷り込まれている感じです。
もちろん、光の神ブジュッミや闇の神ゲローマーを崇拝する国境を越えた宗教も存在しますが、エレーウォン大陸そのものが基本的に多神教ですからね。
神様が実在して神界リゼルザインドから影響力を行使するならば。
人間は得られるそこから得られるご利益を目当てに信仰するのです。
だから、いくらブジュッミやゲローマーが一神教を布教しようともこっそり祖霊崇拝に戻っちゃったりwww
だから、ミシェルを筆頭にこの世界の人間達にとって死はおしまいではなく、死後の世界もずっと現実的なものでして。
それでミシェルは天国に迎えられてからの豊かな“死後の生活”を充実させたいから命だって差し出したのですぉwwww
ご安心ください。
やはりミシェルは最低のクズ野郎です\(^o^)/
う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん……正直、ちょっとした間違いだったのです。
拙著『人化♀したドラゴンが遊びに来るんだよ』は時代設定を西暦1000年の地中海沿岸をモデルに決めてしまったのです。
あ〜、インターネット小説投稿サイトのファンタジー作品、いやゆる“なろう系”をベースとする世界観“ナーロッパ”ですね、これが中世ヨーロッパをモデルにしていると聞きましたので。
中世=西暦1000年と思い込んでしまったのです\(^o^)/
まぁ、2020年に連載を初めたので……
2020÷2=1010≒1000
……と、四捨五入して「この辺りが中世だろう』と……
まぁ、思い込んでしまったのです(^_^;)
で、それから小生もずいぶんいろいろな人気作品を読んでいるうちに「あれ? これって西暦1000年じゃないっぽい?」と気づきましたぉ。
悪役令嬢モノは基本的にSFC乙女ゲーム『アンジェリーク』準拠で、それが名作『ベルサイユのばら』準拠だから18世紀ヨーロッパがモデル。
軍隊も比較的きちんと組織されていて階級と責任と権力が細かく規定されている感じ。
銃こそ登場しませんが、読んだ感じ、戦列歩兵でしょうね〜
それに悪役令嬢が活躍する応急も官僚制度が発達していてさすがは絶対王政という感じです。
そして、チート転生主人公の無双モノがファミコン『ドラゴンクエスト』準拠の世界観で、ロングソードとか、プレートアーマーとか、武器や防具の形状、そして庶民の文化の描写から考えて14〜16世紀ヨーロッパがモデル。
王様の権力が比較的弱くてもっと貴族が幅を利かせている封建社会っぽい。
両方が両方とも…全然、西暦1000年じゃないじゃん\(^o^)/
おかげで『人化♀したドラゴンが遊びに来るんだよ』の世界には“紙”も“本”もなくて代わりに“パピルス”と“巻物”ですぉwwwwww
あ、メガネとかはけっこう昔からありました。
ガラス細工を磨いて視力矯正やってたようですwww
ちなみにビキニの水着が古代エジプトの頃から存在はしていたのにはびっくりwwww
でも、建物に窓ガラスははまっていません。
街灯もないので当然、夜になると住民がことごとく寝ます\(^o^)/
油がもったいないので夜ふかしする奴はいません。
太陽が沈んだら寝ます。
めっちゃ寝ます。
夜盗?
提灯ぶら下げて商家に押し入って金目のものを奪うんですか?
満月の夜でもないと真っ暗だから目的の商家までたどり着けませんねwww
あ〜あ、やっちまったぁぁぁぁぁぁぁ〜〜
何がまずいって今さら設定を変えられません。
無理に変えたら絶対に作品内に矛盾が生じてしまう。
なしです。
絶対になし!!!
そ〜ゆ〜わけで中世ヨーロッパ社会の宗教事情を調べてみたらまだ宗教改革前だったので信仰のあり方が物凄く純朴でしたぉwwww
善人と悪人、それだって時代や地域によって変わります。
今回、当時のフランス、それも地方領主の悪行を考えるとですね〜
こ〜ゆ〜形になったわけで(^_^;)
ちなみに貨幣経済が未発達なのでカネ、カネ、カネって感じにはならないし。
ペスト禍の前なので荘園すら存在せず、教会の腐敗もあんまり悪化していませんでした。
地方領主の野望が世界征服? ありえませんwww
だって、当時の人々の意識は世界≒碧中海沿岸なんですからwww
地方領主なんて自分の領地の支配で手一杯。
偉くなるぞと他国や他の消臭の領土を奪い取って…どうするんです?
自国内なら国内を騒がせた角で責められるでしょうし、外国を侵略して得た領土には言葉も文化も違う異民族が住んでいて支配はとんでもなく苦労します。
誰が好き好んでやるものですかwwww
つまり、悪党がわかりやすい悪事を働いてくれないのです\(^o^)/
だいたい、「賄賂が悪い」って感覚すらなく、当の賄賂が羊3頭とか、ぶどう酒1樽みたいな時代ですぉwwww
貨幣経済が未発達だからカネよりも現物の方が喜ばれちゃうwww
西暦1000年のヨーロッパ、凄ぇ☆
…
……
………
なので、ゴール王国のペレネー領を支配するミシェル・ロシュフォール辺境伯の野望は!
「領主になって領地を無事に支配したら死んで天国で祖先達に歓迎されて『エライぞ〜』と頭をなでなでしてもらう」
…と、まぁ、こうなのです\(^o^)/
さて、そういうわけで次回は『一方その頃、幻獣達は世界の異変に気づきつつありました。あぁ、暁光帝はオオサルパが繁殖する環境について調べていますよ、当然ですね。』です。
請う、ご期待!




