暁光帝の友達は多様性に富んでいて、それこそ草木から鳥獣までとてもたくさんいるのです♪
ゴール王国の南、ペレネー領に広がる“ラナス大森林”は強力なモンスターがはびこる魔境として知られていました。
その深奥に挑む者は勇者と呼ばれ、未だかつてたどり着いた者がいないことで有名でした。
けれども、そこはドラゴンやフェニックスが豪華な財宝を蓄えていて巨大なユグドラシルが万能薬“世界樹の葉”を茂らせていることでも有名です。
はて?
誰もたどり着いたことがないことで有名な深奥なのにどうして強敵がいて貴重品が転がっているなんてことがわかるんでしょうかね(笑)
だけど、それは真実です。
夢とロマンなのですから。
それらを夢見て止まない者、それこそが冒険者なのですから☆
あ、美談ですよ。
美談。
実際は金銀財宝に興味のない水竜とハゲ頭の吸血鬼が暮らしていたのです。
日々、2頭は仲良く学問の探求に努めていました。
う〜ん、夢もロマンもないwwww
あ、シー!
駄目です。
言っちゃいけません。
内緒なんですよ。
冒険者達は真剣なんですから。
まぁ、どうせ人間達はラナス大森林の深奥に行けないんですしwww
平和なまま、みんなで夢を見るのが理想の正義なのです。
お楽しみください。
キャラクター紹介&世界観はこちら〜>https://ncode.syosetu.com/n2816go/
水竜ガルグイユと吸血鬼ハミルトン男爵が話していると森の奥から騒がしい声が聞こえてきた。
「大変! 大変!」
ホウキに乗って飛ぶ魔女が興奮している。
「大図書館から緊急のお知らせだってー!」
枝を伝う妖人花が騒ぐ。
「ついに世界の命運が決定されるそうじゃ!」
森の下生えをかき分けて進む樹木人も騒々しい。
彼らはガルグイユや男爵と親しい森の住人達である。
「やぁ、水竜に吸血鬼、揃っとるな。大事じゃぞ」
わさわさと枝をざわつかせながらトレントが話し始めた。身長、もとい樹高はハミルトン男爵の何倍もある、動く榛の木だ。青々と葉を茂らせ、太い根を蠢かせながら歩く。普段は落ち着いて冷静であり、人間に出会っても敵対することのない、友好的な幻獣だ。いつものんびりしているが、今は早口で喋っている。
ちなみに老人のように喋るが、幻獣なので歳は取らない。素振りと口調が老人らしいだけだ。
そんなトレントが早口なのだから、よほど大変なことが起きたのだろう。
「龍の大図書館から?」
仲間達の様子がハゲ頭の吸血鬼も驚かせた。
それは世界のどこかにあるという、謎の巨大図書館だ。もともとは遠い昔にドラゴン達が自作の詩歌や滑稽譚を納めるために建立した書庫らしい。それが発展に発展を重ねて、今では最先端の魔法技術や博物学上の発見など様々な研究成果を記した論文や人気の物語なども集められているらしい。
“らしい”というのはハミルトン男爵自身が見たことがないからだ。
龍の大図書館の蔵書を閲覧するには魔法の水晶玉が必要であり、このラナス大森林でそれを持っている者はあまりいない。
「ええ、今朝、そのお知らせが来ました☆」
嬉しそうに語るのがその水晶玉の持ち主、森の魔女だ。魔女らしく黒いドレスを着てとんがり帽子をかぶっている、艷やかな妙齢の女性の姿である。
だが、その手に持っているのは水晶玉ではなく。
「むむむ? 水晶玉はどこにやった? それは一体……」
ガルグイユは怪訝な表情を浮かべた。
すると、魔女が答える前に。
「あら、おっくれてるぅ〜♪ 現代の魔女は水晶玉なんか使わないのよぉ〜 これぞ……」
妖人花が自慢気に語り、吸血鬼と水竜を煽った。
「これぞ、最新の通信用水晶板☆ イケてる女子の必須アイテムだわ!」
アルラウネもまた美しく艶やかだ。
ウェーブがかったセミロングヘアが緑色であること以外はヒト族の若い女性と変わらない。露出度の高いセパレーツドレスはオレンジ色の胸当てと短いスカートのみで、他は白い肌を晒している。そして、美麗な容姿をさらに飾るべく、両耳の上に鮮やかな朱の花飾りが咲いており、花のような外見を強調している。
だが、これらの衣装はすべて見かけだけであり、実際は全裸である。
アルラウネのドレスや花飾りは全て肉体の一部であり、オレンジ色の胸当てもミニスカートも身体から直に生えているのだ。
ヒト族の若い娘そっくりに見えて実はれっきとした幻獣である。だから、人食い蔓草や三叉樹、人食いオオカミら、ラナス大森林の凶暴な幻獣に襲われることはない。
その手にも水晶でできた薄い長方形の板が輝いている。
「イケテル女子……」
「必須あいてむ……」
煽られた2頭は目を白黒させてしまう。最新の流行には疎いのだ。
ハミルトン男爵には水晶玉を都合してくれるような友人がいないし、家ほどもあるガルグイユは大きすぎて水晶玉が扱えない。
2頭とも知識としては龍の大図書館を知っているが、蔵書を読むどころか、目録さえも見たことがない。
「ほら、見て!」
森の魔女が手を伸ばし、水晶版を掲げたものの。
「むぅっ! 小さすぎてよく見えん……」
水竜が悔しげに不満を漏らした。
こればかりは優秀な竜種と言えどもままならぬ。
「どれどれ……」
代わりに吸血鬼が覗き込んだ。
透き通って背後さえも見える水晶の板に紫色のメッセージが映っている。
【今宵、ラナス大森林を臨む海にて世界の命運を決する】と。
そして、文末に“天龍アストライアー”と署名されていた。
短い文章だったが、それについて大量の感想が綴られており、期待と不安がないまぜになった幻獣達の感情が見て取れた。
「これはもしや!?」
何度となく幻獣達の口の端に上った名を思い出した。
“天龍アストライアー”は人間の世界なら恐るべき災厄を指し示す。それこそ最悪の天変地異と呼ぶしかないほどに強大な、太古の昔から世界に君臨してその名を轟かせる超巨大ドラゴンだ。
それは“暁光帝”の尊称で知られている。
『潰した国は百を下らず、殺めた敵は万を下らず』、そう、神々の言葉で神話に謳われるほどの存在なのだ。
近年では“暁光帝のマラソン”が有名だ。
23日もの間、毎日、広大なエレーウォン大陸を一直線に往復して大地を踏みしめた。その足跡が長大な交易路として利用されるようになったものの、同時に多くの国家と国民を踏み潰された。
暁の女帝様はそんな大異変を引き起こした張本人だ。
しかし、それさえも意図したわけではなく暇を持て余しての走り込みだったらしい。
単なる幻獣ではない、比較すべきは大嵐や大地震などの大災害だ。
だから、およそ知性などとは縁のない、ただ、気まぐれに暴れまわるだけの存在だとの見解もあった。
そんな怪物が大図書館で意見を表明しているとは驚嘆するしかない。
だが、自分の認識は合っているのだろうか。
「えーっと…この“天龍アストライアー”ってお方は?」
驚きのあまり、口ごもりつつも確認のために尋ねてみた。
ところが。
「孤高の八龍の1頭で、凄ぇ研究とか、凄ぇ発見とかでめちゃくちゃ有名なドラゴンだぜ。会ったことはねぇけどよ、知らねぇ奴がいねぇ」
「大図書館の管理者、その筆頭じゃよ。創設者も兼ねているらしいからのぉ。ワシも会ったことはないが、名言で知られている、非常に著名なドラゴンなのじゃ」
ガルグイユもトレントもよく知っていた。
「それはそれは……」
あまりと言えばあまりの見解にたじろいでしまった。人間だった頃の男爵が知っている“天龍アストライアー”こと暁の女帝様は恐るべき災厄であり、触れるどころか、近寄るだけで破滅をもたらす天災そのものであった。
それがどうだ。
幻獣の間では研究と発見で知られる著名な学者でくだんの大図書館も暁光帝が建立したものらしい。
「世界で最初に魔法を創り出した偉大な始原の魔導師でもあるわ。魔法を学ぶ者にとっては目指すべき目標…というか、お手本ね。私なんかじゃ及ぶわけがないもの」
「いやいや、そこまでじゃないっしょー だって、あのドラゴン、正しいことしか言わないって評判よぉー 大図書館への書き込みだって絶対に間違ったことは書かないしー いまいち面白くないわー」
恍惚とした表情で語る魔女とは対照的にアルラウネは眉をひそめてつまらなそうだ。
「天龍の言葉は特別の重みがあるからの。発言力がありすぎるからどうしても慎重になるんじゃろ。言ったことを集めて記録する者も多いし」
「あー、『天龍語録』か。いろんなのが出てるよなぁ…俺も薦められたけど同じドラゴンだろ? そこまでありがたがる気持ちにはなれなかったぜ」
トレントは素直に感心していたが、水竜は天龍を信奉する崇拝者達に少なからず辟易しているようだ。
「は…はぁ…“語録”…ですか……」
当惑した吸血鬼はハゲ頭を撫でながら目を白黒させた。
世界各地で数多の国々を踏み潰して死体の山を築き、大勢の流民を生ぜしめた、もっとも恐るべき天変地異、それが暁光帝だ。“無敵”だの、“最強”だの、そんな言葉が意味を失うくらいの脅威である。
強いて言うなら“破滅の邪龍”という言葉こそが似合うのかもしれない。
彼女は何の前触れもなく、突如、彼方の空から訪れて国を、山河を、人々を踏み潰す。その恐るべき六翼の羽ばたき1つで砦も城も消し飛ばすのだ。
文字通り、跡形もなく、である。
彼女が飛び立った後は山が潰れ、谷は埋まり、見渡す限り水平線しか見えなくなってしまう。
それ故、“平らげる者”とか“均す者”とも呼ばれるのだ。
そんな天変地異にも等しい脅威が実は高い知性を有し、博物学を研究したり、新魔法を開発したり、その結果を発表しているというのか。
およそ信じがたい話だ。
「ふむぅ……」
ついついうなってしまう。
人間社会では暁の女帝様を恐れるあまり、彼女を知性のない怪物と見る向きも多い。
故郷を踏み潰されて遺族となった者らの多くもそのように証言しているし、立派な学者であっても彼女を地震や大嵐のような予測不能の災害と同一視する傾向がある。
もちろん、それに対して異を唱える者もいた。
彼らは学会を二分する勢いで論争をしかけ、しばしば深刻な亀裂を生んだが、相応の論拠があってなるほどと思わせる要素もあった。
実際、その主張もまた筋が通っているように思えた。
“暁光帝のマラソン”に於ける彼女の進路が完全な直線であったこと。
北ゴブリン王国で見つかった、彼女の“龍の巣”の近くに23の谷があったこと。
それらの谷は恐るべき超巨大ドラゴンの鉤爪によって刻まれた痕であったこと。
それがくだんの“マラソン”の日数と合致していること。
これらの事実を指摘する声もあるのだ。
また、近年、開発された光魔法の魔道具で月を観察した結果、月面に築かれた宮殿のような巨大構造物が発見され、すぐさま彼女の作品だとわかった。月まで出かけてそんな真似ができる者は他にいないからだ。月面の宮殿が幾何学的に完全な形をなしていたことは彼女の高い知性を伺わせた。
そして、歴史家の多くもまた同様の立場を取っていた。
歴史書に記される龍災害がしばしば異人種からの侵攻からヒト族を救うような形であったことも論拠とされている。
もっとも、これらの見解について男爵は悪しきヒト至上主義の影響が少なからずあるとも考えている。
ことほど左様に人間社会における暁光帝への見解は混乱しているのだ。
「なんとも悩ましい話ですね……」
信頼に足る結論が導き出せず、男爵は当惑していた。
すると、意外なところから解説が飛んでくる。
「そりゃ、孤高の八龍の1頭だから発言力ハンパないしね〜 マジ、影響力ある者って感じ〜? いつだってアゲアゲ♪ キャハハ☆」
アルラウネが楽しげに説明を補足してくれたが。
「ハンパない……」
「インフルエンサー……」
「アゲアゲ……」
水竜も吸血鬼も新語に戸惑っていた。今度はトレントもそれに加わる。
わからないことは訊くしかない。
「“天龍アストライアー”は今までにどんなことを言ってきたのですか?」
当惑しつつも男爵は素直に尋ねた。
「う〜ん…天龍の言葉ってイロイロあるんだけどね〜 ちょっとアレだからマジに聞いても右の耳から入って左の耳から抜けてくのよー 実際、頭ン中に何も残らないんよー」
アルラウネは発言の内容を憶えていないようだ。
代わりに魔女が憶えていてくれた。
「そうね…有名なのが『二等辺三角形ノ頂角ノ2等分線ハ底辺ヲ垂直ニ2等分スル』って奴よね。とても重要な言葉…らしいわ」
抑揚のない声で天龍の発言をなぞってみせた。
「は、はぁ……そうですか」
男爵はハゲ頭から垂れる冷や汗をボロボロの古いハンカチーフで拭きながら懸命に天龍の言葉を脳内で反芻してみた。
先ず、二等辺三角形を思い描き、頂角を2等分する直線を引く。すると、底辺に突き刺さるからそれが垂直であり、なおかつ、底辺が2等分されている様子を思い浮かべた。
「むぅっ!? これは……」
言われてみれば当たり前のことだ。
思いっきり、初歩の幾何学であり、証明も容易。ただ単に長いばかりで使い道に乏しく、しばしば忘れられがちな定理である。
「…って言うか、忘れてしまっても構わないような……」
初歩の初歩であるし、当たり前過ぎて意識しないと思い出せないような定理だから、思わず、愚痴をこぼしてしまった。
いやいや、だめだろう。
学究の徒が口にしてよい言葉ではなかった。
『二等辺三角形の頂角の2等分線は底辺の垂直に2等分する』というやたら長い定理は使い道がないのではなく、単純に当たり前過ぎて意識せずに利用されているだけことなの…だろう。もしくは華があって目立つ問題に使われづらいだけなのかもしれない。
いずれにせよ、偉大な先人が見出した定理の使い道がないなどありえないことなのだ。
気を取り直して思考の修正を試みる。
「もしや…地味な定理の大切さを顧みるように促していたのかもしれないな……」
ようやく発言の意図に思いが至った。
多くの学者が初歩の初歩だと軽んじ、二等辺三角形の性質をほぼ忘れてしまっている。今、自分がそのような過ちを犯してしまったように。
だから、彼女はそんな定理の重要性を指摘したのだ。
きっとそうに違いない。
「それがインフルエンサーか…さすがは暁光帝……」
つぶやきかけて。
「ぎおこぉてぇ? 何、それ?」
魔女から尋ねられてしまう。
「あ、あぁ…人間の世界で語られる“天龍アストライアー”の別名ですよ。私はつい最近まで人間だったのでそっちの方が呼び慣れているのです」
なるほど、幻獣達の間では“暁光帝”の尊称は知られていないのだろうと納得し、言い訳したものの。
「へぇ…“ぎおこぉてぇ”ねぇ…凄く変だわ」
「あの娘をそんなふうに呼ぶなんてやっぱり人間ってダサいよー」
「別に俺も崇拝者ってわけじゃないが、そんな呼び名を聞かされるとムカつくな」
「いくつもの大発見で魔法と学問に貢献した学者に対してそのような呼び名は彼女の業績を軽んじることに等しいのじゃ」
人間の評価が下がってしまい、反応は散々だった。
そこで尋ねてみる。
「いや、その…えーっと…貴女も元は人間だったのではありませんか?」
魔女に向かい、以前から気になっていたことを口にしてみた。
「あぁ…人間の魔女とごっちゃになってるのかしら。そりゃ、ヒト族やエルフ族から魔女になるのもいるけどね〜」
トンガリ帽子をかぶったいかにも魔女と言った風体の魔女は答える。
“魔女”と称される者の幅は広い。単純に薬草から薬を作ったり呪いを唱える者、怪しい儀式に興じる者、単に魔法の得意な者、悪魔と契約して超常の力を得た者、それら、様々な者達が十把一絡げで一律に“魔女”と呼ばれるのだ。
そして、人間から生まれるのではなくはじめから魔女として存在する幻獣もそれに含まれる。彼らは他の幻獣と同様、親から生まれたのではなく、虚無の空間から湧出した結果なのだ。美しい妙齢の女性の姿をしているものの、妖人花や女精霊と同じく、人間との類縁関係は一切ない、ただの幻獣である。
「私は人間から生まれたわけじゃないわ。幻獣の種別として“魔女”に分類されるだけ。ここで元・人間なのは不死の怪物の貴方だけよ」
魔女は軽く肩をすくめた。
人間を辞めることは容易ではない。仙女や仙人、吸血鬼などがいるものの、いずれも重大な変化を経て生まれる幻獣だ。アンデッドならもれなく死という強烈な変化を経るわけだし。
「言われてみると…この森で自分以外のアンデッドに出会ったことがありませんな」
ハミルトン男爵は感慨深げだ。
確かに植物系や菌類系の幻獣が多いラナス大森林でアンデッドモンスターは非常に少ない。それには特別な理由があるらしいが、今の所、よくわからない。
アンデッドモンスターの発生原因は自分にも関わることであり、気にはなっているのだが、くわしく知っているのが魔女だけらしい。もちろん、訊けば答えてくれるだろうが、魔法の原理にまだ疎いので教えられてもわからないという可能性が高い。
そこでとりあえず訊くのを後回しにしているのである。
ここまで読んでいただきありがとうございます♪
ようやく主人公の暁光帝が登場しました。
脇役の会話の中だけでですが(^_^;)
いいんですよ。
いや、よくありません。
でも、仕方ないんですよ。
人化♀する前の暁光帝が登場しちゃうと物語が終わってしまいますから(^_^;)
それこそ光の速さで終わります。
人化♀した暁光帝なら「にこにこ顔面パンチ!」とかで悪党が泣きわめくくらいですwww
だけど、人化♀する前の暁光帝は小指のつま先で大地を引っ掻くだけで人間の町がなくなっちゃいますからね〜
みんな、大好き国産RPGの金字塔『ファイナルファンタジー』シリーズ♪
小生もご多分にもれず、ファミコンの無印版からプレイしていまして。
このシリーズの特徴は……
1.主人公達が大事件に巻き込まれる! さぁ、大変!
2.魔王が世界を見出しているぞ! がんばれ、主人公達!
3.がんばったけど魔王の悪巧みで世界が終わっちゃう! 大変!
4,主人公達が超がんばって魔王城に乗り込み、魔王をぶっ飛ばして大団円☆
……と、まぁ、見事に起承転結の形になっていますね。
あぁ、シリーズは初代から14までプレイしていますが、9と10はやってません(>_<)
10−2はプレイしてるんですけどね。
ゲーム機の性能が上がってきちゃうときつくなってきちゃったんですよ。
ファミコンの頃のシンプルなデフォルメ2Dキャラなら「かわいいね」「いじらしいね」で済むキャラの行動がですね〜
『FF8』あたりからのリアル3Dキャラになっちゃうとやたら鼻についちゃうんです。
元々、小生はゲームだろうとアニメだろうと♀主人公でないとプレイしないし観ない質でして(^_^;)
数少ない例外が『機甲猟兵メロウリンク』と『マクロス7』くらいですね。
とにかく大人気シリーズの『機動戦士ガンダム』だって初代無印が「ふ〜ん、けっこう面白いじゃん」だったのが、『水星の魔女』になってから画面にかじりついてましたからねwwww
で。
主人公♂がやたら偉そうな行動を執るようになっちゃった最近のはプレイしなくなっちゃったわけです。
だから、『13』と『ライトニングリターンズ』は大好きですよ(^o^)
…と、話がズレました。
まぁ、そういうわけで小生は『ファイナル・ファンタジー』シリーズも大好きなんですよ。
とりわけこの物語構造が好みです。
何が何でも世界の終わりが来ないといけない!
まぁ、これが来ないとFFになりませんよねwww
でも、こういう物語構造に我らが主人公、人化♀前の暁光帝が登場すると光の速さで物語が終わっちゃいますwww
1.主人公達が大事件に巻き込まれる! さぁ、大変!
↓
1’.人化♀前の暁光帝が小指のつま先で引っ掻いて大事件が消滅!
おしまい。
めでたし、めでたし。
終わっちゃったよ\(^o^)/
…と、こうなっちゃうのでこちら番外編では主人公の暁光帝が物語の最初と最後にしか登場しませんwwww
ドラマトゥルギー上にどうしようもない。
でないとこの番外編は第一話で『完』ですわwww
まぁ、今回の番外編は幻獣の側を描きたかったってのがあります。
そもそもモンスター好きが高じてこういう小説を描いてるんで(^_^;)
幻獣達が知っている“暁光帝”は人化♀する前の“天龍アストライアー”です。
だから、こっちの暁光帝が大活躍する…んですが!
人化♀前の暁光帝が活躍すると物語があっという間に終わってしまいますwww
本当に作者泣かせの龍ですね〜
今回は幻獣達がたくさん登場してワチャワチャ始めました。
番外編を彩るキャラ、魔女とアルラウネとトレント♪
残念ながら百合♀×♀描写はほとんど入れられませんでしたが、以降にちょこっとだけあります♪
今後は更にわちゃわちゃしつつ、人間の冒険者とも関わりますからお楽しみに。
さて、そういうわけで次回は『奥さん、奥さん、暁光帝がラナス大森林を臨む沖にやってくるんですって! わたくし、困っちゃいますわぁ(´・ω・`)』です。
請う、ご期待!




