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24 王都に税を納めに行こう2

お読みいただきありがとうございます

 お父様は、私が色々無茶やってることに気づいていたのか、あんまり無茶をしない事、村以外でやたらとその不思議な魔法を使わない方が良い、厄介な貴族とかに目をつけられても困るからと。


 只でさえお前は綺麗なんだからと困った顔でそう言いながら、私の頭を優しく撫でてくれる。


 私が綺麗ってのはちょっとよくわからないけど、お母様に似ればの話だよね。


 私も変なのに目をつけられたら、今んとこ抗えなさそうだし、なるべく見られない様に…こっそりやる様に気をつけるよ。


 まあ、収納魔法は早々にバレちゃうだろうけど。


 何かウチに手を出せなくなる様な対策考えないといけないね。




 そう言えば、白竜さん(馬バージョン)も問題なく一緒に瞬間移動できてたよ。白竜さんがめっちゃ喜んでた。


 私は空を飛べる白竜さんの方が羨ましいと一瞬思ったんだ。


 だけど、白竜さんは、あまり森から離れられないし、自分が飛び回れば大騒ぎになると寂しそうに呟いた。


 私は、登録場所をもっと増やして、そんな白竜さんを色んな場所に瞬間移動で連れて行ってあげたいと思った。




 白竜さんのおかげで、王都までの道筋の登録と、お父様や馬が一緒でも移動できることの確認が済み、後は瞬間移動するだけ。


 突然現われたところを誰かに見られるといけないから、中間地点の近くの林に移動できるようにして、そこで一旦魔力回復してから、王都付近まで瞬間移動する。


 きっと、移動時間、途中のポーション休憩合わせても、王都まで30分かからないよ。


 そして最初に中間地点に瞬間移動した時お父様は、


「フ、フラン?これは…一体どうなっているんだ。何をした?ここは何処なんだ?お前はいくつ魔法を使えるんだ?」


 と、かなり狼狽えていた。


 今のところ、魔法は1つしか持ってないんだけど。


 他にも、もっとスキルや魔法憶えるつもりだけどね。


「私、瞬間移動もできる様に頑張ったんです。便利だと思って。」


 そしてお父様は、私が魔力補給を終えて、二度目の瞬間移動したあとでは唖然としていた。


「まさか、あ…あれは…王都なのか?」


 うん。そうだよ。少し遠目だけど、もう王都の門が見えている。


 勿論、人の少ない夜明け前だし林に隠れるように移動したから、誰にも見られていないはず。


 まだ、開門していないから、馬車を出して馬を繋いで、このまま待機。


 うん。これで途中の宿代も時間も節約できたね。


 1週間かかる予定で出発したお父様はびっくりだよね。


 でも、早めに王都に着いて、商人登録して、先に塩とかお金に変えたいんだよ。


 これからガンガン稼いで、借金返して、自由になって、この異世界を楽しむんだからね。


 さあ、門が開き次第、貴族御用門から入ろう。



感想ありがとうございます(❛ᴗ❛人)

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