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14 幻の万能薬草

更新が遅れてて申し訳ありません。

ちょっと、骨折やら体調不良やらでなかなか書けなくて中々進みませんでした。

とりあえず1話更新します。

明日も更新頑張りますね。

 白竜さんに今までの経緯を話してみた。


『ふむ、なるほどな。』


 そう。だから忙しいし、私の身体、スタミナゼロだから、とっとと家に帰って眠らないといけないの。


『あるぞ?良いものが。』


 ええー…ホントに?


『我の住処の周りに生えておる薬草なら、其方のスタミナどころか、どんな病気にも効くぞ。今まで誰も採りに来んし、沢山あるぞ。』


 ……そ…それって…。


 あの、幻の…万能薬草…ですかね。


『ああ、人間たちはそう呼んでおるかもしれんな。それを煎じて飲むだけでも効果はあるはずだ。錬金スキルを持っておれば、簡単に抽出できるしな。我がその場で抽出してやろう。それに薬草は金になるのではないか?どうだ、今から行くか?ん?』


 うう…採りに行きたい…けど。


 なんかまた、見たいんですかね。私の時空魔法。


『なんだ、良くわかっておるな。』


 …手品とか大道芸じゃないんですが。


 こんなもの見て楽しいんですかね?…わからん。


 行きますよ!私の元気とお金の為に!


 私は白竜さんに乗せてもらい、森の中を駆け抜けて、住処らしき洞穴に到着した。


 あっと言う間についたなぁ。


 馬って速いのねー。


 そして、新たな技を見せろと言われて、悩んだ。


 [時を戻す]

 [時を進める]

 [時を切り取る]

 [時を移す]

 [時を止める]

 あとは、なんだろう。


 よく考えたら、一番大事な事を忘れていた!


 [瞬間移動]

 [異空間収納]


 でも、やり方わからない。


 これは流石に『祈り』『お願い』では発動しなくて。


 そしたら白竜さんが、まずはすぐ近くに移動する様に練習してみたらいいんじゃないかと言ったから、そっちに移動したイメージを強く思い浮かべて、頭の血管切れるよってくらい念じてみた。


『おおっ!』


 白竜さんが声をあげ、ほんの50センチくらい移動出来た事を教えてくれた。


 目を瞑ってて自分では気がつかなかった。


 うぁぁ…しんどい。疲労感が襲ってきた!


 無理。私死ぬ。取り敢えず薬草をくれ!


 すまんとかなんとか言いながら、白竜さんはそこら辺の草を千切ると、何か呪文を唱えた。


 そんな無造作に…。ほんとにそれ万能薬草ですか。


 瞬間移動の練習で集中してて気づいてなかったけど、いつの間にかデッカい白竜さんになっていた。ちょっと怖い。


 すると、白い小皿に青紫の液体がほんの少しだけ入っていた。


 …毒々しい…大丈夫かな。


 わかったよ。飲めばいいんでしょ。


 受け取ると、小皿だと思ったのは白い鱗だった。


 これ洗ってあるのかな?お腹壊さないかな…。


 白竜さんがちょっとムッとした感じがしたので…ヤバいと、思い切って飲んでみると、ちょっとミントの様な爽やかな味で、想像していた苦味とか全然無くて、はっきり言って美味しかった。


 そして、不思議。私の全身が淡く蒼い光に包まれて、それが治まると身体のだるさが無くなって、スッキリしたの。


 うわぁ凄い!ありがとう!


 ごめんね。酷いこと言って。疑って。


 お詫びに頑張ってもっと大道芸(じくうまほう)練習するよ。



お読みいただきありがとうございます。

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