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【ダンジョンバトル】の準備 2日目 戦闘訓練開始

急な出張で先週全く更新できませんでした・・・。

誠に申し訳ございませんでした・・・。

ライカに案内された訓練施設は、とってもでかかった。

俺の語彙力では表現できないが・・・、こういうのを東京ドーム何個分って言うんだろうか?


 「ここが、訓練施設になります。

 まずは、適正武器を選ぶことにしましょう。

 その後、振り方や型などを少し練習して、外の森に行くことにいたします。」

 「確か、俺のスキルに剣術レベルって奴があったな。

 そのまま、剣を使えばいいのか?」

 「そうですね、スキルを取得できるほどに剣に適正があると言えます。

 ただし、剣とは言っても種類は様々にあります。

 片手剣、両手剣、大剣、短剣なども剣といえますので。

 その中で、何が一番あっているかを調べたいと思います。」

 「わかった、それでどうやって調べるんだ?

 1個ずつ持って確かめてみるのか?」


 そう質問すると、ライカは笑みを浮かべ水晶のようなものを取り出した。


 「こちらに触れると、貴方の得意な武器が出てきます。

 それぞれ色分けされており、赤色が一番適正があり、色が薄くなるほど適正がないということです。

 こちらを使って、貴方の得意な武器を計ることができます。」

 「こっちの世界って、そんなことも計る道具があるのか?すごいな。」

 「因みにこちら、私が、約30年前に開発した魔道具でございます。」

 「まじで!?すげぇな・・・。」


 俺の反応に気を良くしたのか、ライカの笑みが更に深まった気がした。

それではこちらに触れてください、と俺に手渡してくる。

受け取ってみると、[なにか]が体に流れ込んでくる感触がした。

その[なにか]は、体中を駆け巡り、手の形をとるかのように蠢くと、水晶に戻っていく。

水晶が淡く輝きだしたかと思うと、空中に武器の映像と共にデータを送ってくる。


 「短剣が一番赤く見えるから、俺には短剣が向いてるってことでいいのか?」

 「その通りでございます。

 短剣は、一撃の威力はないですが、その分身軽ですので基本的にはヒットアンドアウェイが基本です。

 ウォード殿は、素早さがあるのでやりやすいと思いますよ。

 こちらが初心者用の短剣になります。

 まずは、あちらのトレーニングルームにて練習してみましょうか。」


 ライカから、短剣を受け取ると、不思議な感覚がした。

なんというか、初めて持ったという感じがしないのだ。

これもスキルの効果なんだろうか?

そのことに疑問を持ちながら、俺はライカの後に続いて部屋に入った。


 部屋の中は、何かの機械が置いてあるだけで、何もなかった。


 「ライカ、この部屋は何のためにあるんだ?」

 「こちらは幻術を使って、擬似戦闘訓練ができる場所となっております。

 あちらの機械を使うことで、戦いたい相手、フィールドなどを設定できます。」


 俺の質問に答えると、ライカが早速機械を弄りだす。

すると、目の前にいきなりモンスターが現われた。


 「ピギィィィ!」

 

 青くて、粘液状の物体がどこから声を出してるのか分からないが叫んでいる。

確か、スライムだよな?

そう思っていると、スライムがこちらに向かってくる。

目の前まで来るとジャンプして来たので、横にずれてかわす。

スライムは、着地したと思うとそのままジャンプしてまた攻撃してくる。

半身になってかわすと、体が勝手に動き持っていた短剣で切りつけていた。


 「ピギィィア!?」


 なんともいえない、悲鳴を上げながらスライムが消失した。

パチパチパチ、と拍手しながらライカが寄ってくる。


 「おめでとうございます、無事スライムが倒せましたね。」

 「おめでとう・・・なのか?いきなりすぎてちょっと理解が追いつかないんだが・・・。」

 「それは謝ります。

 ですが、実際は戦闘訓練として、実践訓練が一番早いんですよ。」

 「つまり、習うより慣れろってことか。

 それはまぁいいとして、さっき体が勝手に動いたんだがなんだったんだ・・・?」

 「体が・・・ですか?」

 「あぁ・・・さっき半身になったまではわかるんだが、その後体が勝手に動いて気づいたらスライムを倒してたんだ。」

 「成る程・・・・・・、私には分からないので、後で女王様に確認しておきますね。」


 まぁ、今はその話は置いておきましょう、とライカは言うと機械の操作を行いだした。


 「さっきの戦闘の感覚を忘れないうちに次の訓練を始めましょうか。

 相手は1体のまま、次はフィールドが外の森をイメージしたものとなっております。」


 ライカの言葉が終わると同時に、周りから木々が生え、いかにも森の中という感じに変わる。

もうスライムはいるんだろうか、目の前には見えない。


 「ピギィィィ!」


声が上から降ってくる。

思わず見上げると、青いものが見えた。

咄嗟に避けると、直前までいた場所にスライムが降り注ぐ。

また、ジャンプして攻撃しようとしていたので横にかわしつつ、短剣を振り下ろす。


 「ピギィィ・・・!」


 地面に着地したと同時に、べチャっと潰れて消えた。


 「意外と何とかなるもんだな・・・。」


 戦うことなんて、日本ではなかった。

それでもこうやって、戦えてるのは、ステータスのスペックが高いからなのかもしれない。


 「お疲れ様です、ウォード殿。

 それでは、次は森のままで2体いきますね?」

 「ちょっ!?休憩を・・・!

 また上からか!?」


 スライムが2体も上から降ってきた。

今度は、波状攻撃のように連続して攻撃が来るため、2体ともかわしながら攻撃しなければいけない。

ゆっくりとチャンスを窺いつつ、慎重に攻撃していき、なんとか倒した。


 「一撃で倒せるレベルみたいだからいいが・・・、いきなり2体はやめてくれよ・・・。」

 「3体でも大丈夫そうですね~、いきますよ~?」

 「ライカ!?話を聞いてくれ!?」


 悪魔かこいつ!?あっ悪魔だったわ・・・。


 



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