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【ダンジョンバトル】の準備 モンスターの名前と進化

少し投稿時間がずれておりますが、ご了承ください。

部屋に戻った所で、現在の残った魔力を確認する。

そこには、残り2414ポイントと表示されている。

この残った魔力で、何ができるのか・・・。

ダンジョン創造のスキルを用いて、もう一度メニューを呼び出してみる。


_______________________________________


 ダンジョン:???     名前はまだありません


 階層:1階         支配の間

    2階         森エリア  

   

 モンスター;ダンジョンウルフ     ×6体

       ダンジョンゴブリン    ×6体  

       ダンジョンコボルト    ×6体

       ダンジョンオーク     ×6体

       ダンジョンベア      ×6体


 保有魔力:2414    

 ダンジョンから得た総魔力:0

_______________________________________


 「残り2414ポイント、ライカは何かお勧めとかあるか?」

 「お勧めですか・・・、モンスターの進化、罠の設置などが今は一番良いかと思います。

 もしくは、武器、防具と交換して、ウォード殿が戦う準備をするなどもお勧めかと。」

 「俺は戦いたくないんだ・・・。

 進化させることもできるのか?」

 「はい、メニューのモンスター名をクリックすると、現在いる個体が強い順で並びます。

 レベルが同じなら、潜在能力の高さなどで決まりますね。

 その中で1体を選び、必要な魔力を注ぎ込むことで一定時間が経つと、進化します。

 ただし、自然に生活していくうちでも進化しますので、あくまで成長を早めるだけですね。」


 ライカの説明を聞いて、試しにウルフを選択してみる。

メニューの表示が変わり、6体のウルフと現在位置が表示される。

今、彼らは森エリアの中央付近で、ベア達と一緒に行動しているようだ。

別画面に切り替えると、ウルフ達の個別の視点に切り替わる。

この機能はなかなか便利だな。

ウルフ達の中で一番強いのは、どうやら一番最初に召喚した固体らしい。

その固体を選択すると、進化させる、名前をつける、ダンジョンの魔力に還元するの3択が出てきた。


 「ライカ、この名前をつけるってのは何なんだ?」

 「名前ですか?すみません、説明するのをすっかり忘れていました。

 名前をつけることで、そのモンスターをネームドモンスターへと変えることができるんです。

 その際に、ウォード殿の魔力を使用します。 

 この時、モンスターの強さに応じて必要な魔力が変わりますので注意してください。

 もし、魔力が足りない場合は、体力が消費され、勿論0になると死亡します。

 体力の変換レートは体力10で魔力1です。

 非常に効率が悪く、大人しくレベルを上げて魔力を上げたほうがいいです。

 ネームドにできれば協力ですが、失敗した時のデメリットも覚えておいてください。」

 「分かった・・・。俺だって死にたくないし無茶はしないさ。」


 ウルフの名付けには、今の状態だと35の魔力が必要と表示される。

今の俺の魔力は、40か。

序盤のモンスターでさえ、これぐらい持っていかれるのか。

その事に驚愕しながらも、早速実行してみる。

途端に、凄まじい脱力感が体を襲う。

そして、目の前のメニューに何かを入力するためのパネルが表示される。


 「名前・・・真っ黒な毛皮だしクロでいいか?」

 「安直すぎませんか・・・?」

 「しょうがないだろ・・・名付けセンスなんて俺にはないんだよ。

 そういう、ライカはどうなんだ?」

 「私も、名付けは苦手ですね・・・。」


 他の固体の色は、白だったり茶色だったりして、真っ黒はこの子だけだし分かりやすいだろう。

そう無理矢理、自分を納得させてクロと入力する。 

メニューに映し出された、画面を見ると、どうやらあちらでも変化が起こったらしい。

クロがいきなり倒れ、他のウルフ達が心配そうに見守っている。

やがて、クロが立ち上がると、体の大きさが、他の固体と比べて1回り大きくなっているのが分かる。

クロが辺りを見渡し、遠吠えをあげると、周りが服従のポーズを取りだした。


 「群れのリーダーになったってことでいいのかな?」

 「恐らくそうでしょうね。

 ネームドは同じレベルでも、強さが段違いになりますし。」


 中には、レベル差が30以上離れていても撃退したという個体もいたそうですよ。

とライカが教えてくれる。

それだけ強くなるのなら、他のモンスターにもリーダー格を作ってやる必要がありそうだな。


 「ところで、進化はしなくていいのですか?」

 「あっ・・・、完全に忘れてた・・・。」


 慌てて、メニューから進化を選んでみる。

クロの進化に必要な魔力は500。

中々に高いが、必要経費だと思って進化を選択する。


 「これで、時間が経てば進化するんだよな?」

 「そうですね。ネームドの進化ですから強力な個体になるでしょう。」


 この世界の冒険者のレベルがどれぐらいなのかは知らないが、強くて困ることはないだろう。

いきなり、高レベルがきて即効ダンジョン潰されて死にました、なんて冗談じゃない。

その為にもまずは、ネームドを増やすことを考えよう。

それには・・・、レベルを上げないといけないのか・・・。

少し憂鬱になってしまうがしょうがない。


 「ライカ、レベルを上げるにはどうしたらいいんだ?」

 「おや、戦うのは嫌なのではないですか?」

 「ネームドを増やさないと、もし高レベルの冒険者が来た時に対抗できないかもしれないだろう?

 その為にも魔力を増やさないといけないし・・・。」

 「そうですね、ダンジョンの魔力を増やすためにも魔物狩りにいきましょうか?」

 「増やせんの?」

 「えぇ、外で狩った死骸を置いておけば、ダンジョンが勝手に吸収してくれて、

 ダンジョンの魔力となりますよ。」

 「ちょっと明日、魔物狩りに行ってみようか。」

 「了解しました。それでは本日はお休みになりますか?」

 「そうだな、色々あったし寝るとしようか・・・。」


 寝ることを意識した途端、体が重く感じられる。

そのまま体を引きずるようにして、自室ルームへと戻りベッドに身を投げ打った。

誤字、脱字があれば報告してくださると嬉しいです。

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