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リアル乙女ゲーム!?  作者: ツバキケシゴム
1/1

チャラ男と幼なじみで乙女ゲーム始めます。

「いやぁ、今回の作品も当たりだったわぁw」

とスマホの画面を見ながらほくそ笑む。

今期はとっても力が入っている。声優軍も豪華だし、作画も作品の設定もやばいくらいに凝っている。心を掴みに来ている。

アニメや漫画などの二次元を見ている時が一番癒される。最近学校の授業で結婚できない人が増えているとか言ってたが二次元の子がこんなに魅力的なのだ。三次元など……。でもまぁ

「二次元は二次元だもんなぁ」

とため息をつく。

このオタク丸出しの女、柚姫彩華(ゆずきさやか)という。

なんか二次元でもありそうな名前だよねwさやかとかあれだしw

乙女ゲームではなかなかないが(ボイスで呼ばれたいのに)

ピコンと通知が来る

「ん?なんぞなんぞ?メールだ。リコピンからだ。」

おっとおっとこのリコピンというのは水島理子という私のオタ友だぞ!

「どれどれ?」




まだ起きてる?暇なんだが電話大丈夫?




私はすぐ返信をする




もちろんOKー!ちょうど暇してたー




送信して少したつと電話がかかってきた

「もしもし、私だけど」


「え、詐欺?」


「……。」


「ごめん。無言やだぁ。やめちくれ」


「まぁいいけど。あれ、あんたの好きなアニメ、映画来月公開よね。」


「そうなの!やばくない!?ヒカルくんがスクリーンで見えんのよ!マジで楽しみすぎる!ねぇ!一緒に見に行こうよ!」


「私は忙しいからね。部活全国行くし、休みほぼ無いもの。私も行きたいのは行きたいけどね。」


「そっかー、バレー全国行ったもんねー。来月は休みない感じ?」


「休みはあるけど予定入ってるからね。」


「なんの?」


「彼氏との」


「……。ケッ、リア充自慢ですかこの野郎。」


「あんたが聞いたんでしょうが!」


「いいですねぇー。彼氏さんがいるにゃんてさぁー、」


「じゃああんたもつくりなよ。私ら高校生なんだし出会いなんて先輩でも同級生でも後輩でもいるでしょ?」


「簡単に作れりゃ苦労しないし、私の嫁はヒカルk」


「じゃ、協力したげるわ」


「……?why?てか別に彼氏など」


「じゃあまた明日ねー。」


「はっ?ちょっ!まっ!」


切られてしまった。

「……まぁいいや。アニメも見を終わったし寝よ」

気にしないスタイルな私




「おはよーリコピンー」

と目を擦りながら理子に挨拶をする

「おはよ。彩華」

満面の笑みで挨拶を返してきた

「……なに。その笑みは」

「忘れてないでしょ?昨日のヤツ?協力するってね?」

「恋愛なんて乙女ゲーだけで充分だよ?」

「乙女ゲーム、結構やっちゃって今はやりたいのないんでしょ?いいじゃない。リアル乙女ゲーム」

「私に美男子を落とせと?w無理無理。」

まず美男いるかー?イケメンいるかー?

「いいじゃない。たまにはさ?リアルも。だって高校生は青春真っ盛りなのよ?損してるよ?あんた。」

「一理ありますが…。どうやって?てか私好きな人なんて二次元にしかいないんだけど」

「とりあえず、二次元っぽい男子でフラグ立ってんのは2人よね。立川港と北野葵でしょ」

「フラグなんてたってる?」

「北野くんとは幼なじみでしょ?男女の幼なじみとか王道じゃないの。」

「今は全く話しておりませんが?」

「立川くんは……」

理子はスルーするつもりか

「無視かーい」

「よく遊びに誘われるじゃない?」

「女子全員なw」

「チャラ男属性すきじゃない。」

「リアルと比べたらあかん。」

「とりあえずこの2人……どっちが好み?顔は両方いいじゃない。」

乙女ゲームで言うとアレですね!キャラ選択ですね!

「選ばないとだめ?」

「女に上目遣いをしてもなんの意味も持ちません。とりあえずゲーム感覚でいいのよ。まず好きな人を作るって意味なんだから。」

ゲーム感覚か。でもそれでは相手に失礼なのではないか。でも私だって人並みの恋愛がしたい。いくらアニメの男の子を好きになっても彼らは画面からは出てこれない。所詮二次元は二次元なのだ。今まで恋愛のチャンスなんて無かったんだ。これがチャンスなのかもしれない。疎遠の幼なじみかチャラ男か

「私は、」



貴方はどちらを選びますか?


北野葵←



立川港


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