永遠に幼い僕の心
父の勧めで測量会社に勤めていた長谷川悠人は、ある日、仕事の疲れから日々の生活に疑問を抱いていた。『自分は何のために生まれてきたのか』、車の中で夕陽が沈むのを眺めながら、悠人は過去を思い出していた。父からの虐待、決して恵まれていたとは言えなかった学校での生活。その中で見つけた、幼少の頃からの変わらない想い、新たに入学した学校での友との出会い、そして恋。悠人は再び、自身の人生へと歩み始めていた。
プロローグ 0歳から3歳まで
2016/07/03 09:00