忘れられない話
私は村長のエルドリン。
この村は昔からずっと日照りに悩まされてきた。
作物は枯れ、畑は干され、村人たちは絶望の淵に落とされる。
そんなある日の夜。
私が就寝の床についた時のことだった。
夢の中で美しい女神が現れ、私にこう言ったのだ。
「踊りなさい。その踊りに私は感銘し、あなたに水を捧げるでしょう」
そして私は目覚めた。
究極の雨乞いの踊り──パンディクトラエレクトロニクスファンダーアルセロナデッデガウンドポケラポケラアンダゴラリズムテンデクトラテケラテケラチッチカクムパリウィリーモデフスカイザアンダーグランドポテトチップスを。
私はさっそく村人にその踊りを広めた。
パンディクトラエレクトロニクスファンダーアルセロナデッデガウンドポケラポケラアンダゴラリズムテンデクトラテケラテケラチッチカクムパリウィリーモデフスカイザアンダーグランドポテトチップスは、またたく間に村に広まり、みんなでパンディクトラエレクトロニクスファンダーアルセロナデッデガウンドポケラポケラアンダゴラリズムテンデクトラテケラテケラチッチカクムパリウィリーモデフスカイザアンダーグランドポテトチップスを踊った。
薪を燃やし、天に届かんばかりの炎を上げて。
その炎を囲んで村のみんなでパンディクトラエレクトロニクスファンダーアルセロナデッデガウンドポケラポケラアンダゴラリズムテンデクトラテケラテケラチッチカクムパリウィリーモデフスカイザアンダーグランドポテトチップスを踊り続けた。
何日も何日も踊り続けた。
するとやがて、私の頭に一滴の雨が降ってきた。
いや私だけではない。
村のみんな全てに雨が降り注いでいた。
やっとこの情熱が天にいる女神の心に届いたのだ。
それからというもの。
パンディクトラエレクトロニクスファンダーアルセロナデッデガウンドポケラポケラアンダゴラリズムテンデクトラテケラテケラチッチカクムパリウィリーモデフスカイザアンダーグランドポテトチップスという踊りが村の伝統となって後世に伝えられた。
私が死んだ今でもそれを継いだ子供たちがパンディクトラエレクトロニクスファンダーアルセロナデッデガウンドポケラポケラアンダゴラリズムテンデクトラテケラテケラチッチカクムパリウィリーモデフスカイザアンダーグランドポテトチップスは踊ってくれている。
偉大なるパンディクトラエレクトロニクスファンダーアルセロナデッデガウンドポケラポケラアンダゴラリズムテンデクトラテケラテケラチッチカクムパリウィリーモデフスカイザアンダーグランドポテトチップスよ、永遠なれ……。
◆
おっちゃんはそこで話を締めくくった。
『──というどこかの村の話をだな、さっきの一問を聞いた時に思い出したわけだ』
やめろぉぉッ! 頼むから社会のテスト中に異世界の話をするのだけはやめてくれーーーー!
【問16:図1より、古代エジプトの文明を答えなさい】
答え:パンディクトラエレクトロニクスファンダーアルセロナデッデガウンドポケラポケラアンダゴラリズムテンデクトラテケラテケラチッチカクムパリウィリーモデフスカイザアンダーグランドポテトチップス。