sunny-side upsight
掲載日:2011/12/20
まるで
ハムエッグのような朝
寝起きの悪い太陽は
半透明の白身に隠れてぼんやり
箸で突けば眠気がとろり
遠くの山蔭は程よく焼けて
アブラでカリカリ
寒さと熱さの絶妙なバランス
白い吐息で釣り合わせる
これが何度目の朝食だろうか
母親の朝食を食べられるのは
あといつまでだろうか
白身の中でふと思う
らしくない
白昼夢とはよく言ったものだ
カラスの群れが寒空に舞う
挽きたての黒胡椒にしては
タマゴ焼きには多過ぎる
辛くてつらい早起きの冬




