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ハーレム系エロゲに転生したけどモブキャラなのでそんなの関係無しにファンタジー世界を堪能します。  作者: 愛良夜


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6/13

完全実力主義のクラス分け。帽子を使ってないだけマシだと思いたい。

そんなわけで1ヶ月後。今日は街の小学校の入学式。いつぞやの学校長の話が終わり、早速魔法訓練場でクラス分け試験の最中だ。いくつかの試験項目があり、魔法持続力、魔法破壊力等々を測ってそれぞれ初級、中級、上級クラスに振り分け、初級中級上級共に年2回の魔法試験で1つ上のクラスに昇格か維持か降格が決まる。初級からさらに降格になった場合は退学。上級から昇格が決定した場合は卒業して中学校に行く事になっている。小学校は6年制、中学は3年制だ。なのでそれぞれ上級クラスに行かなくても、一定期間学園に滞在していれば卒業自体は出来る。


「最後、ナナシ君」


あっ俺もやるんだ。


「はい」

「じゃあナナシ君、あの動く麦わら人形に得意な魔法を当ててね」

「はい」


学園長の目の前で上級魔法使ってここらへん免除になったはずだけど…まあいいか。


「ラピッド・アイスニードル」


魔法杖も何も持たず、一応口に出して魔法を発動する。高速発射するように改造したアイスニードルを連続で発動し、左右にのろのろ動く麦わら人形4つの頭部にそれぞれ命中させる。


「えっ…」

「ん?どうしました?」

「いや、まさか4つ全部に当てられるなんて…噂通りの神童ね」

「試したのかよ…」

「ごめんなさい…学校長には事前に言われていたけど、どうしても気になって」

「はぁ…まあ良いですけど」

「ありがとう、これは上級クラス確定ね」

「ちょっと待ってくれ先生、俺は納得いかねぇ」


短い金髪の男児が急に声を上げて俺の方を指差した。これがお約束か。


「こいつは4つの的に当てただけだろ。なんでそれだけで上級クラス行きなんだ?他の魔法の威力とか、持久力とか、測るもんがあるだろ」

「えーと、ジャン君ね、ジャン君、的をよく見てみて」

「ん?…」

「頭の部分が消し飛んでるのが分かる?」

「あっ…」

「しかもナナシ君は4つの魔法をほぼ同時に発動したの。だから魔法正確性、魔法破壊力、魔法展開力ではAランク。それだけで上級クラス確定よ」

「ぐっ…」

「ジャン君納得した?」

「クソッ!納得いかねぇ!勝負だナナシ!」

「えー…」


帰りたい!お腹空いたし今日の分の回復薬売ってない。


「断っても良いですか先生」

「ええ、大丈夫よ。まだクラスも何も始まってないし、それに決闘場の予約もしてないわ」

「勝負だナナシ!」

「お断りします」

「なんでだ!」

「ジャン君!それ以上わがまま言うなら減点しますよ」

「うぐっ…」

「機会があったらな、ありがとうございます先生」


これ以上面倒ごとになる前にとっとと人混みに紛れておく。


「それじゃあ次は魔法持久力の試験をするわ、みんなついてきて」


試験担当の先生にもこれ以上何か言われることもなく、結局日が落ちる頃には上級クラスの制服、もといマジックコートを貰った。なかなかカッコいいな。赤色の三重魔法陣…魔力障壁の魔法か。しかも緊急時に自動発動するようになってる。中級クラスのコートは二重の魔法陣、初級はそのまま…違いは発動時の強度だけか。まあまあ学校の制度にいちいち目くじらを立てる必要もないだろう。


「ただいまママ」

「お帰りなさいナナシ、あら、それが学校のコート?」

「うん、来週から上級クラスで始まるみたい」

「来週?」

「来週までに自分用の魔法杖を用意しないといけないみたい」

「あら、一緒に魔道具屋さんに買いに行く?」

「ううん、もう買ったから大丈夫」


本当は自作だけど


「流石ねナナシ、いくらしたの?」

「大丈夫だよママ、気にしないで」

「本当に大丈夫?」

「うん、そろそろご飯食べようか」

「そうね、今日は何食べたい?」

「肉!」

「ふふ、そう言うところはまだまだ子供ね」


おかんのビーフシチューが1番美味ぇ。

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