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ハーレム系エロゲに転生したけどモブキャラなのでそんなの関係無しにファンタジー世界を堪能します。  作者: 愛良夜


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15/18

サクサクとダンジョン攻略中…明日までには帰れそう

歩き始めて約20分…


「平和だぁ」

「平和ですね」

「な、何もないのが1番だよ」


最早アヤカ以外の2人は武器をしまって散歩をしている。一応マリアのスキャンで既にダンジョン全体は見えているので、クラスメイト達がいない道を通って最奥へと進んでいる。トラップは流石に問題なく作動していたが、致死性の物もないので、滑る床とか、催涙煙が出る壁とか、そんなレベルだ。


「アヤカ、少し休憩する?」

「う、うん、お願いします」


少し開けた通路の端で、マリアは長めの木造ベンチを取り出す。それぞれ両端にマリアとアヤカが座ったので、俺は自然と真ん中に座る事にした。


「はい水」

「ありがとう」


水筒を取り出してアヤカに渡す。普段あまり運動していないせいか、ごくごくと彼女は水を飲み始めた。


「それで、アヤカはあのパーティで何かあったのか?」

「ぷはぁ…ありがとうナナシ君、えとね、私昔からすごく緊張するタイプで、モンスターとか魔物を目の前にすると緊張でマナが上手く使えなくなるんだ…それで何度も回復魔法を使い損ねて、パーティのみんなの高価な即死回避アイテムとか使わせちゃってて…」

「そうなんだ…それは難しいよね…」

「うん、でも私必死に勉強して、ようやく上級クラスに上がれたから、頑張って卒業して来年中学校にいくつもり」

「そかそか、卒業試験って言うと、年末のヤツか」

「うん、だから今回から私緊張しないように練習するね」

「おう、俺も付き合うぜ」

「私もです!」


マリアと一緒にあやかに笑みを浮かべながらそう言う。


「ありがとうございます」

「あっ、巡回のゴブリン達がやってきましたね」

「早速練習するか、武器をしまおうマリア」

「はい」

「よしアヤカ、早速マリアが敵と素手で戦いあうから、マリアが攻撃されそうだったら回復魔法は防具魔法を使ってやってくれない?」

「わ、分かりました」

「俺は少し隠れれるか、マリア!頭のカチューシャは絶対落とすなよ?」

「はーい!」


角隠し用のカチューシャの事も伝えつつ、俺は収納空間から木箱を取り出し、その木箱の影で2人の様子を見る。


「アヤカちゃん、始めるね!」


マリアが初級水魔法を使い、ゴブリンの顔に水の球をぶっかける。怒ったゴブリン達はそのままマリアの方へ襲いかかってきた。そんなゴブリン2体に臆する事無く、マリアもしっかりと両手を構えて攻撃体制を取る。たまに家に戻ってくるのが遅いと思ったら、たまに森で狩りをしているらしい。そのおかげである程度は近接格闘も出来るようだ。


「ふっ!」


アヤカが何か魔法を発動する前の、2体のゴブリンの頭部を一撃で吹き飛ばすマリア。これも魔族特有の肉体の強さなのか…?


「マリアー!アヤカの練習になってないぞ〜!」

「あっ…えへへ、次は手加減します!」


再び全員で最奥を目指して進む。少し進んだ先に、リトルトレントと言う植物系のモンスターが2体現れた。先程と同じように俺は木箱を取り出し、隠れて2人の様子を見守る。


「あ〜れ〜」


バレバレの演技でリトルトレントの拘束攻撃を受けるマリア。


「アヤカちゃーん助けて〜」

「少し楽しんでないかあいつ?」

「ファイアーボール!ファイアーボール!」


回復魔法が得意だと言っていたが、マリアにプロテクトをかける前に派手にモンスターに捕まってしまったので、思い切って先にモンスターを倒す方向にシフトしたようだ。そして彼女の言う通り、あやかのファイアーボールは通常のサイズより2周りほど小さい。小さいと言うか…なんか体内でマナが詰まってる?あっ成長期だからか。一応生命魔法の応用でアヤカの体内のマナの流れはわかる。わかるけど…


(あー、全部身長と胸と尻に行ってるわ。うーんこのエロゲめ)


回復魔法が上手くいって攻撃魔法が上手くいかないのはそろそろ魔法使いの特性が現れ始めるからだと思う。アヤカは回復魔法使い向け、いわゆる回復職が推奨される魔法使いになるって事だ。性格的にもそれが1番だと納得した。


「ナナシ君!ナナシ君!リトルトレントが!マリアさんが!」


少し考えふけっていると、焦ったアヤカの声が聞こえてきた。何事かと思ってマリアの方を見てみると…


「ん…まっ…そこは…あっ♡」

「火龍砲」


これ以上は今世初の18禁スチルを解放しそうだったので、思わす少し強めの魔法が出てしまった。少し煤臭い口の中を水魔法で洗い流し、先程まで拘束プレイをされ、なぜか全身ぬめっているマリアにも清潔魔法で綺麗にする。


「どう?アヤカちゃん練習になった?」

「やっぱり怖いですぅ…」

「まあしょうがない、それにアヤカ、君は回復魔法使いになろうとしてるんじゃないかと思うよ、試験が終わったら先生に相談してみてくれ」

「そ、そうなんですか?」


特に傷はないけど、一応とマリアに疲労回復の魔法を使うアヤカ。ナナシの言葉を聞いて彼女は目を丸くした。


「うん、そうだなぁ…医務室の先生達とかに話を聞いてみると良いかも」

「わ、わかりました」

「もう少し先に進んだら今日はもう休もうか?」

「は、はい…もう少し頑張ります」


ダンジョン内では一部の魔道具やアイテムが使えなくなる事もある。今回のダンジョンはそういった効果は特にないので、魔除けのお香と携帯テントを取り出して、懐中時計で夜になったことを確認して、3人で寝る事にした。ちなみにマリアは真ん中で寝てもらう。



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