猫ちょーかん⑤ 猫かんこーだいじんの話を聞く
猫かんこーだいじんは非常に興奮している様子で、鼻息が荒い。
猫ちょーかんは猫かんこーだいじんの話を聞くことにした。
「で、何のよーじかね?」
「ハチワレ母子とのりょこー先には、わがくに北東の要衝にあるKざわ街へ。
こちらはKさく軍の領地になります。
ぜひMかさほてるをご利用下さい。
現在かいそー中ですが、ハチワレ母子と猫ちょーかんが出会う頃には」
工事かんりょー、です!と猫かんこーだいじんは弾けるお腹とともに飛び上がった。
さらに猫かんこーだいじんは、観光パラダイス地図を懐からさっと取り出すと、猫ちょーかんと猫ぼーえーだいじんの前に広げた。
「現在、わがくにではいんばうんど需要がぞーかしており、かんこー地でも人材ぶそくやたてもののろーきゅーかが問題となっております。
先日わたくしも地域の方々とバスで各地のかんこー地視察に行ってまいりましたが…
いや〜道の駅のりよ〜じょ〜きょ〜、あまりかんばしくないですね。
といれ、荒れてます」
「道の駅は無償提供の施設だが…利用客のモラル悪化で、閉鎖されたキャンプ場もあると聞いている。
夜中にトランペット演奏など騒音を撒き散らす若者も、ある地域にはいるらしいが…」
「はい。
無償提供が周囲のモラル悪化を招く場合には、有償対応に切り替わります。
要はモラル悪化対応にそーじしたり、見張りする人員を確保する必要が出てくる訳です。
利用者が綺麗に使ってくれていれば人員はいらないのですが…
モラルを一定にたもつことで、安定したかんこ〜しゅーにゅーも得られるわけ、です」
猫ぼーえーだいじんも頷いた。
「わがくには、よそからの流入者には、みな、にこにこ対応します。
観光地もですが、農園も荒らされては困りますからな。
スマイル0円はMナルドによる政策です。
しかし近年、何を考えているのやら陰口つきのセットが流行しはじめ、農園が荒らされる事例が増加している様子です」
猫ちょーかんは頷いた。
「…つまりハチワレ母子を招き入れるのは危ない、と」
猫ぼーえーだいじんはいいえ、とクビを横に振った。
「土地を荒らすのは、豊かさを他人から奪いたがる者や被害者ヅラした加害者である貧しい家族である事例も多いですので…
ハチワレ母子は実は土地を荒らす者よりもまわりの支援が必要な者、なのですよ。
彼らを喜んで迎え入れられる地域であれば…土地を荒らす被害は減少に向かうと考えられます。
何せ…自分達より貧しい母子が、単身でやってきて人から奪うことなく地域の土地の豊かさを守ろうとするのですから。
その必死な働きぶりに、みな、心打たれます…」
猫ちょーかんは涙ぐんで頷いた。
「ハチワレ母子への前向きな意見、ありがとう」




