猫ちょーかん④ 猫ぼーえーだいじんと話をする(続き)
猫ちょーかんと猫ぼーえーだいじんとの話は続いている。
「猫ちょーかんは、朝のいっせーせいそーもご存じないですよね」
猫ちょーかんは頷いた。
「経費さくげんのためにやるやつだろう。
職場でもたまに皆が…」
「近いですが、きょじゅー地域でのお掃除、ですよ〜
家の敷地外のえんどーの草むしり、とか」
「マンションでは管理会社に全て委託している」
「一軒家持つと違うんですよ〜。
私も日曜日は朝の6時から、区の道路愛護に参加しまして…かみさんが行けっていうものですから。
区の各家庭からひとりずつ参加して、個人の受け持ちエリアを綺麗にしていく地域かつどーです。
地域に一軒家をしょゆーして区に住むと、たとえ猫ちょーかんであっても参加はひつよーです」
「(ぎくり)職場のせいそーは最近ではほかの者がやってくれている…」
「(まめ過ぎて嫁が来ないのか)猫ちょーかんにお手間をかけさせないための部下からの配慮だと。
ただの噂です(こほん)」
猫ちょーかんは息を飲み込んだ。
「(市町村のさらに下の行政単位。組のひとつ上)区のいっせーせーそう、ぜひ参加したいものだ」
猫ぼーえーだいじんはにやり、と笑った。
(ちょーかん、ちょーまじめなんですよね〜。
だから…ちょーかんにふさわしい嫁探しがなんこーするのですよ)
その時。
猫ちょーかん室の部屋の扉が、ぱん、と開かれた。
「猫ちょーかんが、よめさがし、ですと〜〜」
「猫かんこ〜だいじん…耳が早いな」




