表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/118

第8話『反撃の狼煙』

ノクタリアの空を覆う“統合の陣”は、少しずつだが確実に世界の色を奪い始めていた。


空の青は薄れ、木々の緑も灰色に沈む。


その只中、魔王戦隊の三人は合流を果たしていた。


グリム:

「なぁネビュロス、あの術式ぶっ壊す方法、なんかあるんか?」


ネビュロス:

「直接破壊は不可能だ。だが……内部から干渉する手段なら、理論上は可能だ。」


ヴェルミリオン:

「つまり、中に入るってことだね?面白そうじゃない。」


ネビュロスは魔力式を展開し、空に浮かぶ“統合陣”の構造を解析していく。


ネビュロス:

「弱点は一点。術式の心臓部、“コア”が存在する。

そこに干渉できれば、全体の構造は崩壊するだろう。」


グリム:

「なら決まりや。俺が行く。

正義が空から降るなら、俺が空まで殴りに行ったるわ!」


ヴェルミリオン:

「そのセリフ、なかなか詩的で好きだよ。」


ネビュロス:

「……なら、私が転送術式を用意する。時間は稼げ。」


そのとき、地上に再び五つの赤い光が揃い始める。


ジャスティスフェイス、全員再集結。


ユナイトレッド:

「“統合”は進行中だ。抵抗は非合理である。」


バーニングレッド:

「だが、奴らが本物かどうか――確かめる価値はあるな。」


戦いは新たな局面へ。

今度は、魔王側から空を目指して挑む番だった。


(第9話へ続く)



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ