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正義撲滅 魔王戦隊ダークトリニティ  作者: DD22


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第13話『正義の影』

深夜の“聖断空母ジャッジメント”。

バーニングレッドは一人、無人の訓練室で静かに拳を振っていた。


彼の動きに迷いはない。

ただひたすら、重い空気を切り裂くような打撃を繰り返す。


少年時代の記憶が、脳裏をよぎる。


地球。まだ彼が名前すら持たぬ無名の少年だったころ。

理不尽な暴力に晒された幼馴染。

その子を守るために、彼は立ち上がった。


その行動は“行き過ぎた制裁”として処分され、彼は正規の道を外された。

だが、彼は後悔していなかった。


バーニングレッド(モノローグ):

「正義ってのは、誰かが決めるもんじゃねぇ。

必要なときに、誰かがやらなきゃいけねぇもんだろうが。」


彼のその信念を見込まれ、ジャスティスフェイス創設計画にスカウトされた。


あの時の怒りは、今も胸の奥で燃え続けている。


現在――


訓練室の扉が開き、ユナイトレッドが現れる。


ユナイトレッド:

「静かだな。何か考えていたのか?」


バーニングレッド:

「いや。考えるまでもねぇ。ただ、拳を磨いてるだけだ。」


ユナイトレッド:

「それが正義の象徴としての姿だと?」


バーニングレッドは拳を止め、背を向けたまま答える。


バーニングレッド:

「俺は象徴なんて背負ってねぇ。ただ――

弱ぇヤツが泣かされてるのを見て、黙ってられねぇ。それだけだ。」


ユナイトレッドは一瞬だけ沈黙し、そして小さく笑う。


ユナイトレッド:

「……変わらないな。だが、それがあってこその“バーニング”か。」


バーニングは応えない。ただ、拳をゆっくりと開いて、再び構えた。


その姿に、迷いはなかった。

それが、彼なりの“正義”の貫き方だった。


(第14話へ続く)



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