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あの笑顔忘れられなくて

投稿遅くなりました。

友達が生体肝移植するやらで4月はゴタゴタシ取りました。

下手糞なりに頑張るのでよろしくお願いします。

 そもそも、なんで俺たちがこんなに調教されてしまっているかと言うとそれは俺たちの幼少時代に遡るはめになる。そうあの日もこんな茹だる様な暑い夏の日だった。

 

 じりじりと照りつける真夏の太陽とこれが最後よと鳴き続ける蝉の声に当時5歳の俺は浮かれていたんだ、気分はまさに俺の夏状態ですよ。そんな感じで今日も朝から昆虫採取に出かけようとしていた。母親に公園に言ってくるとつげ家を出ると家の前に大きなトラックが止まっていた。

 

 そのトラックを馬鹿面でボーっと眺めていると知らないおじさんとおばさんがこちらを見ているのに気がついた。こっちが気づいたのに気づいておばさんが話しかけてきた。

「こんにちは」


 にっこりと笑顔で挨拶してくる。見た感じうちの母ちゃんと同い年くらいに見えるのでその時俺はその人をおばさんと呼ぶことにした。


「こんちわ、おばさんたち誰?何してんの?」


「今日から此処に引っ越してきたのよ。よろしくね」


「よろしく。俺、おばさんたちの家の前の家に住んでる石条和樹ってのおばさん達は?」


「そっかお向かいさん家の子ね、私は橘梢って言うのよ。そうだ、和樹くんは今いくつなの?」


「俺ね、今年で四歳」

 指をパッと四本たたせて見せる。


 その時おばさんは良しとばかりに頷いてから


「そっか、家にもね和樹くんと同い年の子がいるのよ良かったら遊んであげてくれないかしら?」


「いいよ!でもどこいんの?」


 「ちょっと待ってね」と言い残すと俺に背を向けてパッと玄関の方まで駆けて行った。少しすると家の中から二人の子供を連れておばさんが戻ってくる。


「はい、じゃあ紹介するはね右の子が颯太で左の子が桃代って言うの仲良くしてあげてね。」

「うん! 俺、石条和樹四歳よろしく!」


「ホラそうちゃん、ももちゃん挨拶して。」


 おばさんから促されて右側の颯太と呼ばれていた方が口を開いた。

「僕、橘颯太って言うのよろしくね。僕も和樹くんと同い年で四歳なんだ」

 颯太の方はそう言って人懐こそうな笑顔を浮かべた。身長は僕と同じくらいか少し颯太のほうが小さいくらいだ。


「私は颯太のお姉ちゃんの桃代って言うのよ、よろしくね」

 桃代の方も同じような笑顔だったがこちらの方が幾分男のこらしさがあった。言うなら颯太がニッコリで桃代の方がニカッてな具合だ。


「じゃあ、そうちゃんとももちゃんは引越しの片付けのお手伝いはいいから遊んでらっしゃい。」


「「は~い」」


 元気よく返事して歩き出そうとする、俺もそれについて行こうと歩き出そうとするとおばさんに呼び止められた。

「そうだ和樹くん今度から私のことはおばさんじゃなくて梢さんて呼んでね」

「え~、でもうちの母ちゃんと同い年だからおばさん・・・・・・」

 と言いながら振り返るとニッコリと笑っていたおばさんと目が合った

「おばさんじゃなくて梢さんでしょ」

 びくっと何か恐怖を感じとって

「はい。梢さん」

 そう呼ぶとそれまでのなんともいえない恐怖感がきえて、打って変わって優しそうな本来の笑顔のあり方と言うのが正しいのかそんな感じのもが呼び出された感じになった。


 うわー、今思い出してみると桃代姉さんのあの時の笑顔って梢さんそっくりじゃん。さすが親子だよ大迫力だよどちらも有無を言わせないプレッシャー凄過ぎですよ。五歳児に無言の圧力で言い聞かせるなんて半端ないな梢さん。と今はそんなことじゃなくて話を元に戻すと。

「はい、良く出来ました。じゃあ三人とも気をつけて遊んでらっしゃいね。いってらっしゃい」


「「「いってきま~す」」」


 そう言って三人で歩き出した。すると桃代がこう切り出してきた。

「和樹は颯太と同い年なんだよね」

「うん、そうだよ」

「じゃあ、私が一番上のお姉ちゃんだから和樹は私のことを颯太と同じようにお姉ちゃんて呼ぶのよいいわかった?」

「わかった。でもお姉ちゃんって恥ずかしいから桃姉ちゃんでいい?」

「うん、じゃあ和樹はそれでいいわよ」

 

 「よし」と桃代が頷いていると今度は颯太が話しかけてきた。

「ところで和樹今日はなにするの?」

「俺は今日公園に虫取りに行くはずだったんだけど颯太たちは何がしたい?」

「僕も虫取りでいいよ」

「私もそれでいいよ、じゃあ出発だー」

 そう言うと桃代が先頭で走り出した。すると颯太が大きな声で桃代を呼び止めた。

「待ってよ、お姉ちゃん」

「何よ、颯太男の子なんだからこれくらいの速さ着いてきなさい」

「違うよ!お姉ちゃんココの公園の場所知らないでしょ!」

「あっ……」

 元気よく駆けていった桃代がピタッと立ち止まって顔が見る見る間に赤くなっていく。

 そりゃあんだけ元気よく走り出しといて場所知らないとか恥ずかしくて仕方ないだろう。しかもそれを弟に突っ込まれるってどんだけですか。


「はははっ、お姉ちゃんのドジ」


「どーじ、どーじ」


 二人で爆笑しながらからかっていると顔を赤くした桃代が肩を震わせながらこちらに歩いてきた、それを見た颯太はハッと表情をこわばらせると見る見るうちに顔が青ざめていく。そんな颯太を見ながらも俺はまだ笑い続けていた。俺ら二人の正面に桃代が立ち止まると


「二人とも正座しなさい……」


 それを聞いた颯太は即座に正座した。そんな二人を見ながら俺はまだ笑っていた。


「二人と言ったのよ和樹あなたも正座するのっ!」


 言うが早いか俺の手を掴んで腕を少し捻ったかと思うと掴まれた腕を支点にして俺は宙を飛んでいた。そして一回転して足から着地。そして呆然としている間に膝カックン。両膝を地面に着けた所で肩をグッと押さえると……。強制正座の出来上がり!一切の抵抗も許す暇ない一連の流れ作業はまさに圧巻。


「ふう、二人とも正座したわね」


「……何が今あったの?なんで座ってんの?てか、さっき宙浮いてなかった?」

「夏のアスファルトってアッツ、しかもゴツゴツして痛いっ!」



 俺と颯太の前で仁王立ちしながら桃代が腰に手を当てて説教しだした。

「余計なお喋りしない!………いい、二人とも女の子には優しくしなさい………。………女の子は男の子よりも弱いんだから丁重に扱いなさい。………良い分かったの?わかったら返事!」

 永遠と5分近く真夏のアスファルトの上で正座アンド説教くらって意識が朦朧と仕掛けていたところでやっと説教地獄から開放される。

「「はい!」」


「反省したわね、なら立ち上がってよし。今度からは気をつけなさい」

 お説教が終わって何気なく皆でまた公園に向かおうとしていた所で俺はふと思い出した。そう言えば正座させられるとき空浮かなかったけ?


「ねぇ?さっき俺空飛ばなかった?飛んでたよね!てか、桃姉ちゃんが何かやったんだよね?」

なにぶん素人なものでいまいち話の止めどころがわかりません。

コツ等がありましたら教えてください


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