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プロローグ 異世界転移

もともと自分自身に自信がないのに、やりたいことも多く小説家もその内の一つです。

この作品は自分の世界観を表現する初めての作品です。

 高1の春休み、俺、希堂 晃樹(きどう こうき)はマンションの自室のベッドの上でゴロゴロしながら、PCやゲーム機、漫  画、アニメ、ラノベ等を見回しながら呟いた。


「あぁ・・・暇だ」


春休みの間、ゲームをやりこんだり同じアニメや漫画を何回も見直したりしたが、ついに飽きた。他に何かをするにしても行動する気力も起きやしない。


「携帯でも確認するか・・・・」ベッドのそばで充電していた携帯をとりベッドに寝転ぶ。


 携帯を確認すると友人たちはライブや旅行、部活の報告ばかりがアプリに上がってるし、優秀な姉と妹からは『大丈夫?』とか『兄さんちゃんと生活できてる?』とか余計なお世話と言いたくなる頻度でSNSで連絡が来る。

 そんな中、気分で春休みをだらだらと過ごしていたそんな時、携帯にメールの通知音が鳴った。


「・・・・誰からだ?」確認してみると変なメールアドレスからメールが来ており、中身は文ではなく鍵のついた扉に惑星の絵が描かれていて意味が分からなかった。


「絵が付いたメールかぁ・・・・」


そう言えばインターネットで変わったメールを受け取ると異世界に行けるというのをどっかの掲示板で見たことがあった。


(まさか本当に・・・・・?)


まさかね。それでも気になって恐る恐るメールの絵をタッチしたら、扉がガコンッと本当に扉が開いたかのような重い音を立てて開いたのだ。


「本当に動くんだ・・・すごいな、ほかに何か仕掛けがあったりするのかな」


そうしていると急に体がガクンッと引っ張られるような感じがあり、次にすさまじい風圧を身を叩き、次の瞬間には空中に放り出されていた。


「う、うおわあああああああああああああああああああ?!?!」


 何が起きた?何かやばいことが起きてるのはわかる。え?なんで?もしかして異世界かも!いやそんなことより、今の状況をなんとかしないとやばいような気がする!いや気がするじゃない絶対にヤバい。

そんなことを考えている間にも俺の体は落下し続けていた。空中に浮かぶ島。視界の端に映る町々や都市。天までに伸びる搭。

まさに異世界を思わせるその風景もこんな状況では何の慰めにもならない。むしろ────。


もしも異世界ならせっかく異世界に来たのに始まった瞬間死ぬとか絶対に「いやだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」


能力に目覚めることもなく地上にぶつかって死ぬのかどこかあきらめを感じながら何もできず落ち続けていると。


「間に合った・・・・!!」


 そんな声が聞こえてきた次の瞬間、視界の端から人影が飛び出してきて。その人影はすさまじい勢いで落下してしてきた。俺を何か光の網みたいな物?で勢いと動きを止めてくれた・・・魔法みたいなものだろうか。


そのあと、静かに地面に下ろされ呆然としていると。俺の体に掌を当て、うん、大丈夫そうと呟いて


「何かすごい勢いで落ちてきましたけど・・・」


「いや・・・・、大丈夫では・・・・・・・・・・あるんですけどね・・・いや、もうないよほんとない。こんなのもうちょっと穏やかなやり方はなかったのだろうかと・・・怖い、落ちてるときはこんなことを考えなかったのに・・・いや、考える余裕もなかったな。」


すごい勢いで喋ってそこであっ、と気づいてふと助けてくれた彼女のほうを見ると心配そうに横からこちらを見てこう言った。


「とりあえず、無事で何よりです。ついでに挨拶をさせてください。私の名前はエルティアっていいます」


そういった彼女は短い金髪に、赤い目、美しい白い肌に、高貴そうな雰囲気があり、田舎の少女が着てそうなフードのついた服に傷のついた手甲をつけた美人だ。


「お、俺の名前は希堂晃樹・・・です。じゃあ・・・・・・・・」


初めて会う人に失礼な呼び方をしてはいけないと親に言われたし、ここは。

「エルティアさん」


「・・・もしかして、希堂さんは転移者の方ですね?ここはですね・・・私が目指してる都市に続く道です そこにあるベンチで休憩をしていたら、人が落ちてきたので急いで魔術を展開したんです」

「道?にしては人通りが少ないような・・・・明るいのに」


「それはこの道は目立ったものがないのもありますが、あんまり長い道ではなくて隣の町も近いですから」


「あぁ、なるほど」


「とりあえず、公道に向かいましょうか。このあたりは少し詳しいので、あと異界民管理局に行かないと行けませんね・・・」


この世界は転移者を管理する会社があるのか。色々と文明が進んでるのかな。


 そうして、先導してくれる彼女のあとをついていくことほんの数刻。


「見えてきました・・・あれがリベレアの第二都市です」


「あれが・・・リベレア」


視界に映るのは、ファンタジーものに出てくる王都みたいな感じの都市とSFものにでてくる化学が高度に発展した大都会を合わせたような場所だった。


ここから俺の新しい生活は始まるんだ、劣等感ともめんどくさい事とも無縁ののんびりとした楽しい異世界ライフはじまっていくんだろう。


読んでくれてありがとうございます!

今は無職なので結構頻繁に投稿できると思います。



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