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幻燈草子~荼毘の秘法~

作者: なと

陽炎、蜃気楼、夏休み、神社、猫の目

懐かしいあの頃の記憶を封じ込めた詩集。

ノスタルジー懐古主義者の

蛍石のような綺羅の魔術をご覧あれ。

若干ホラー

千と千尋や、となりのトトロなどから影響を受けてます。

童謡、わらべ歌、児童文学などの色合いもあるかと。

カラスの赤い瞳。隠しておいた黒電話で、あの世に電話をかける。もしもし。お元気にしてますか?壁にいつの間にか貼り付けてあった電話番号のメモに電話をかけると、泡世の、聖と邪が逆さにになった世界に通じます。そこでは時計は逆さ廻り。大人は子供に。子供は赤子に。赤子は胎児に。瓶底のサイダー、ビー玉。水槽、立ち昇る泡。


神社の、賽銭箱に死んでほしい人の名前を赤い紙に黒い文字で書くと、その人は死んでしまう真昼の魔術。夕暮れ時の神社の狐様の目は赤く動き、こちらを見ます。夕暮れ時の神社に行ってはいけない。逢魔が時。カラスと猫が横切ってゆく。線香の香りと腐った遺体の香り。


昔を懐かしんで。昔話。懐古主義。レトロ。古風な宿場町が、夏色に染まる…瓶底のビー玉青いサイダー、空の青、道なり、ひとけのない通り道、陽炎、炎天下。夏のひととき。


止まった柱時計が動き出す頃、宿場町では、鬼が舞っている。猫の目。カラスの目。賽の目も、光って、今日は仏滅、十方闇。一寸先は闇。赤い手が伸びてきて、人差し指に赤い糸を巻いてゆく。それは、呪われ子の証。夕暮れ時に、連れていかれるよ。宿場町の闇。


お寺の裏には、お地蔵さんとお墓が。近くには火葬場が。その近くに行くと、亡くなった人が燃えた匂いを思い出します。火葬場の煙突から、ほそい煙が上がっているのを思い出す。エーヤレ、コーヤレ、今頃、ご先祖様が、三途の川をわたって奪衣婆に六文銭を渡しているころでしょう。



こんなのもいいかと思い。

このところ、更新多いですね。

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