喜楽の実力
戦うのはいいけどルールは確実に設けた方がいいな。
「ルールは、どうしますか?」
喜楽は、ルールの確認を相手にした。
聞くなよ、提示をしろよルールを決める主導権がまだ誰のものでもないのになぜ譲る必要がある。最初は、無理難題の提案からだんだんハードルを下げて行くやり方を取るべきだ。
なんならどちらが先に無理難題を思いつけるかだけでかなり優位に立ち回れるのに。
「そちらにお任せいたします」
フレニカがルールの決定権を譲った。それだけの自信が自分の騎士にあるのかそれとも勝手に呼び出したことへの申し訳なさか。
どっちでもいいが助かったな。ここは俺の出番だな。
そう思ったおれは喜楽が喋る前に動く
「ありがとう助かるよ。では、真剣ではなく模擬刀での一本勝負。フレニカか俺がストップをかけるもしくは、降参を宣言する以上だ」
なるべくシンプルにそれでいて俺や喜楽にも試合を止める権利をもらう。これならば文句は出ない。それに何かあれば最悪俺が動ける。ルールには提示してないと言えばそれまでだからな。これだけシンプルなら何でも仕掛けられる。
「ありがとう兄貴。俺はそれで構わない」
「俺もそれでいい」
喜楽とガエルが了承した。
そしてガエルが壁に飾ってある剣に手を伸ばす。
「わざわざ取りに行くのも面倒だからこれでいいな?安心しろ真剣じゃない」
そう言いながらガエルは、自分の手のひらに刃を押し付けて証明する。
「ええ構いません」
喜楽は、そう言いながら剣を受け取る。
「場所はここでいいのですか?」
喜楽がそう尋ねる。それもそのはずだろう。
「構わんだろう。そうだろフレニカ様」
ダメだろ部屋の中だぞ。
「ええ構いません」
マジか。王族は価値観とか色々違うな〜
「じゃいぐぞ小僧」
そう言いながらガエルは剣を構える。
「よろしくお願いしますガエルさん」
そして喜楽も剣を構える。
いきなり始まる。この世界で喜楽がどれだけ通用するかそれがわかる戦いだ。




