プロローグ
人は産まれた頃から天才と凡才の二つに分けられる、そしてもちろんその天才的な才能にも種類や優劣などが存在する。
圧倒的な勉学の才能、ちょっとした運動の才能、生まれつきの絶対音感などなど。そしてそれらの才能は、人生に大なり小なり影響を及ぼす。
そしてここにも生まれつきの超絶天才兄弟が存在した。
どこにでもある何気ない帰宅シーンの中に、なかのいい兄弟が二人。
「兄貴帰ろうぜ」
後ろから、追っかけるには少し速い走りを見せる人が元気に手を振りながら声をかけてきた。
「お前に言われなくてもそのつもりだ」
俺は、歩きながら答えた。
「兄貴またテストで学年一位だったんでしょ」
俺に追い付きながらそんなことをいってきた。
俺を兄貴と慕うのは、言われなくても分かるだろうが弟だ。名前は新城喜楽、別に身長が高いわけでもないただ、少し筋肉多めの元気で笑顔が似合う好青年。顔は全体的に整っているが少し童顔の短髪少年タイプだ。
そして最強のアスリートだ。
「あたりまえだ」
そして、まるで当然のように答えるのは新城家の長男である新城紅蓮。
身長は、少し高めで体型も少し痩せぎみぐらいの冷静な大人の人みたいなタイプだ。顔もそれなりにカッコいいがあまり近づきにくいオーラをはなっている。
そして最強の天才だ。
紅蓮は勉学、喜楽は運動に圧倒的なまでの才能を有する。紅蓮は、高校の全国模試で第一位(全教科で満点)であり、塾に通わず我流での勉強を1日3時間程度、それだけではない大学のセンター試験を調べて解いたところこれも全教科満点。世界一の大学の合格率を出したところS判定。大学模試にこっそり参加し第一位(これも全教科満点)にもなった。正直紅蓮の底は、コンピューターでも測定不能だと噂されるほどであるにも関わらずまだ高校二年生だ。
「それよりもお前は、部活大丈夫なのか?」
「今月は、どこの運動部も大会無いから大丈夫」
まるで全部の部活に入っているかのように答えたのは、喜楽が運動に対する才能が圧倒的だからである。どの運動部にも助っ人で入りそのなかで必ず結果を残している。野球部では、甲子園優勝(いちようチームも強かった)サッカー部でも全国優勝、他にも個人競技、団体競技、格闘技、球技、陸上での全国第一位の座を欲しいままにしている。それだけにとどまらずプロに勝利は、あたりまえの状態だ。しかも日本最高記録を運動関係で12個そのなかで世界記録もメジャーではないが2つ。他の記録も世界ランキングには、だいたいはいっている。それなのにまだ高校一年生の化け物だ。
そしてこの超絶天才兄弟たちが異世界に召喚されるのは、この帰宅途中のことの話だ。




