3
とりあえずスタート地点に戻ってきましたが、さてここっからどうするのかねぇ。
紅蓮を見ても頭上に待機と浮いていて、メニューを見ているのがわかるだけだ。また最初の時のように壁に背を預け座る。
相も変わらずここはプレイヤーがごった返して騒々しい。ざわざわという表現がぴったりだろう。泣いてしまっているものまでいるのだが、そこまで何を悲しんでいるんだろうか。まだ結論は出ていないのに。いや、出たのだとしてもだ。
メニューを開くと現れる時計とプレイ時間を見れば、今は午後四時半、プレイ時間は二時間半となっている。これもしかしてキャラクター作ってるときから数えてんのかな。
こういうゲーム会社が何時までやってるのか知らないけど、一般的に考えれば五時終わりだよなあ。致命的なミスが判明していたところでホワイトな企業だったら五時の時点で終業なんだろうか。それとも対応してくれるのかな。最悪の場合人の命が掛かっているわけだから、対応してほしいところだけど。でもそれにしたって、多分連絡してから一時間くらいは掛かってるだろうから返信ぐらいあってもおかしくないんじゃないだろうか。その前の問い合わせメールで時間がかかって手いっぱいということもあり得はするのか。三日は見たほうがいいんだろうか。でもそうすると、
「キオ、これからどうするんだ?」
唐突な問いかけに瞬き。見上げれば、いつの間にか紅蓮は俺の前にしゃがんでいた。頭上の待機が見えないのもう、と思いつつメニューを消し、どうしようかなぁ、と返した。
「運営からはまだ返事ねぇんだろぉ?」
ああ、と頷く紅蓮に溜息一つ。問題は兄貴がこの事態に気付いているか、気付いていないかだ。もし気付いているのなら楽しんでいるか、楽しんでいないか。楽しんでいるならどんどんゲームを進めているだろう。俺としてはたぶんそうだろうなあとは思うが、万が一楽しんでいなかった場合、恐らくここから余り動かないのが得策。先に進んでもゲームに慣れていない俺の場合、追いつけない可能性のほうが高い。そうなったら会える確率はゼロに近いだろう。
「ここで兄貴を待つかなぁ」
「兄貴?」
あれ、話してなかったっけ、と首を傾げてしまいそうになったが、そういえば会ってすぐ顔しかめられた気がするなあと今までの行動を振り返ってみる。まともな会話してない気がすんな。
「俺このゲーム始めたのさぁ、兄貴に一緒にやろうぜっつわれたからなんだよなぁ。兄貴が俺の名前で出したやつがたまたま抽選が当たって、兄貴のも当たって、んで一緒にぃってんでさ、始めたわけぇ。兄貴は先に始めてるって言ってたけどぉ。んで合流するにはどうすっかなあって迷ってたとこで、紅蓮とあったわけよぉ」
言えば、だからなにも知らないのかと納得された。いやいや今の説明に始めてのオンラインゲームって言ってねーよ? なぜ納得するし。
「まあそんなわけでぇ、望み薄だけど、この街に留まってみようかなあってさぁ」
思ってるわけよ。
一人自分で言いながら頷いていると、紅蓮が立ち上がった。それを目で追えば、なぜか呆れたように溜息をつかれる。
「最初の街に戻ってくるのなんざ、イベントでもない限りないだろ。それなら進んだほうがよくないか? 進んでいけばイベントも発生するし、全体イベントにだって会うだろう。先に始めてるって言ってたなら先にいるに決まってる。幸い、ゲームシステムには異常はないみたいだしな、なんとかなるだろ」
名前とかも聞いてないんだろ? といわれ頷いて、俺も立ち上がった。オンラインゲームに慣れてるらしい人の言葉には場数を踏んだ結果の確信が少なくともあるんだろう。なら、それを信じようじゃないですか。
「あぁ、でも俺ゲーム慣れてねぇし、追いつけねえよぉ?」
「なら俺と一緒に行こうぜ。慣れたら別に行動すりゃいい。初心者をこんな特殊な事態の中放り出すほど冷たい人間じゃない」
あら、まあ、じゃあお言葉に甘えさせてもらおうかしら。
「わからないからひたすらついて行くだけだけど許してなぁ!」
呆れたような顔をされた。ドイヒ。
「んじゃまぁいよいよこっからどうすんだぁ?」
語尾が延びているような特徴的な話し方をする青年、キオが声をかければ、一目見た印象は赤いとしか残らなさそうなほど鮮やかな髪と目を持つ青年紅蓮は、顎に手を当て考え始めた。
キオはそれを見て視線を迷わせ、つまらなそうに口を噤む。
見た目は対照的とも言っていい二人だった。キオは筋肉もあまりついていなさそうな細身、身長も平均的。彩度の低い少しくすんだような紺青の髪は襟足につくかつかないかといった長さでざんばらに、一見だらしなく伸ばされ、瞳は逆にハッとさせるほど彩度が高めの赤みがかった濃いピンク。表情はなんとも力の抜けたものだった。
紅蓮は鍛え上げられた筋肉の付いた厚めの体、身長も高く、キオとは頭一つ分差があった。だらしなさは見受けられない短髪と、意志の強そうな切れ長の目は曼珠沙華のような目を奪う鮮やかな赤。表情も引き締まったものだ。主人公然としているのは、圧倒的にこちらだろう。
紅蓮は一つ頷くと手を下し、キオが視線を向ければ口を開いた。
「先に進むにも、装備がないとどうしようもないからな、ひとまず街の近くで雑魚を狩ろう。さっきの兎も倒すと50ミリー落とすようだし、最初の街ならそう高い装備でなくとも大丈夫だろう。まあ、先に相場を見てからだな」
「冷やかしに行くぞぉ!」
ちげぇよ、とキオの頭を叩くと歩き出した紅蓮に、若干不満げな顔をしつつ頭を押さえたキオがついていく。本当に初心者なのだろう。周囲には他のプレイヤーがごった返し歩きにくいにも関わらず、迷わぬようにかとにかく後ろをぴったりとついていっている。そうして人込みを抜けるとどこへ行くかもわかっていないまま迷いなく進んでいく紅蓮の後をやはりひたすらついていく。
「なんで迷路みてぇに進んでんの?」
右に行っては左に行き、かと思えばまた右へ、右へ、左へとあらゆる方向に歩く紅蓮にやっと聞けば、マップを開けてるんだよ、と答えが返ってきた。
「わざわざ街のマップ完成させんのかぁ?」
「じゃないとどこに何があるか分からないだろ。最初に作ってしまったほうがいい」
キオはあぁと頷くとまた黙って後をついていく。
このゲーム、街中なのにマップ開けをしなければならないのである。面倒なことに。そうしてマップがすべて書かれ、幾つか見つけた武器屋を回っていく。その作業の間、キオは終始つまらなそうな顔をしているだけだったが。正確には紅蓮に覚えておけと言われた数字を覚えていくだけの簡単な作業だ。
「初心者シリーズが当然のごとく安いが、それでも100ミリーはするな。さっきのクエストでもらえたとはいえ武器だけ、防具だけというわけにもいかないし、やっぱり狩りに行こう。兎だけじゃなく他に何がいるのかも知りたいしな」
街の門に向いながらいう紅蓮にはたと首を傾げた。
「でもなんの武器もなしにどうやって戦うんだぁ? さっきみたいに武器は貸しちゃくれねぇぜぇ?」
それを聞いて紅蓮が足を止めると、慌てて立ち止る。つい横まで来てしまったがこの際いいだろうと見上げれば、なぜか紅蓮の頭上には待機の文字が。そうして一秒もしないうちに、インフォメーションが届いた。
『紅蓮からパーティーへ招待されました』
そう書かれたボックスの下には承認と拒否の文字。承認すれば、すぐさま紅蓮がパーティーに鍵をつける。
「お互い持ってるスキルも話してなかったな。よそに聞かれてもいいことはないし、パーティーチャットで話そう」
「パーティーチャットってどぉすんの? 普通に話すんじゃだめなのかぁ?」
聞いている分には先ほどとは何も変わらない紅蓮の声に首を傾げれば、パーティーで話したいって思えば切り替わるだろう、と言われ念じてみる。視界の端に薄い水色でパーティーと表示されたのを見て、これでいいのかと頷いた。
「で、スキルだっけかぁ。俺は必中と魔法だけど、パーティー組んでも他の人のスキルって見えねぇんだぁ?」
「そりゃ当然な。つか必中取ったのか? 随分と勝負に出たな、スキルポイント全振りだったろ」
そこまで行って自分の言葉に疑問を持ったのだろう、首を傾げると訝しげに眉を寄せた。
「魔法はどうやって取ったんだ?」
一瞬キオが言葉に詰まる。それから一度視線を逸らすと、どうでもいいか、と呟いた。
「種族特典っぽい奴。魔人選んだからさぁ、魔法ついてんの」
あぁ、と納得しかけた紅蓮が止まる。首を傾げれば、待機の文字がまた浮かんだ。その文字が消えるのを静かに待っていれば、紅蓮が首を傾げた。
「ステータスには人間って書いてあるが?」
「ああ、それねぇ! なんか偽装っつうスキルも特典についてるっぽくてなぁ、勝手にそうなった」
どういうことだと首を傾げる紅蓮に物知り顔で説明すれば、一瞬待機の文字が出て消えた。納得したのか頷く紅蓮にこちらが首を傾げれば、苦笑を一つ。
「俺は龍を選択したんだが、偽装ついてた。見てなかったな」
「主人公ステータスめぇ」
「なんだ?」
顔を顰めぼやくと首を傾げられたが、なんでもない、と誤魔化した。紅蓮は主人公らしく都合のいい難聴を修得しているようだ。そうか、と相槌を打つと今度は紅蓮がスキルを晒した。
「俺は大剣と槍と剣だな。回避も一応取ってるが、どこまで発揮してくれるのか」
「攻撃ばっかりかと思ったぁ。筋肉質だからぁ」
どういう意味だ、と胡乱気な視線を向ける紅蓮にまたもなんでもないと誤魔化した。
「したらメインはどれ使うんだぁ? やっぱさっき大剣使ってたしそ?」
「そうだな。お前は魔法、しかないからそれだよな」
キオが頷くと、とりあえず出るか、と街の外へ向かう。門はそこまで大仰なものでもなく、行ってしまえばぼろっちいものだった。余り栄えている街でもないのだろうか。それにしては街中はしっかりとしていた印象だったが。
「そこらへんに落ちてる木の枝でも拾ってくる。俺や自分にモンスターが近づいてきたらとりあえず魔法打つか、そこらへんの石でも投げてくれ」
はーいと返事をしながら石を探しだすと紅蓮は本当に枝を探しに行ってしまった。といっても姿は見えている。つかず離れず一定の距離をキープしながら移動しつつ、掌に乗りきらなくなっても石を拾っていく。途中振り向いて呆れた紅蓮がアイテムボックスにしまえと言えば、大げさに驚いて頷き空いた手を振った。
地面を見ながら歩く紅蓮の右から兎が徐々に近づいているのを視認し、一先ず石を投げてみると見事、とは言えないが当たった。適当に投げても当たるのだから命中様々である。兎はキオを見たかと思えばすごいスピードで走り寄ってきて、近づかれる前に慌てて石を投げ続ければ間近でなんとか倒せた。
『56EXP 25ミリー』
『紅蓮 レベルアップ』
きらきらと消える兎の頭上に獲得が表示され消えると、ぽぉんと軽快な音を立ててインフォメーションが浮かぶ。首を傾げて紅蓮を見れば、紅蓮も立ち止って振り返っていた。
「経験値は違うみたいだが、ミリーはパーティーに配分みたいだな」
「紅蓮攻撃してねぇのに、ずっこいぃ」
ショックを受けた、という顔をするキオに紅蓮はパーティーの宿命ともいえる、と苦笑した。経験値が減ってないだけましだといわれてしまえばキオも黙るしかない。そういう法則なのだろうと納得するしかないのだ、設定されたゲームの中なのだから。
兎が消えた後に残された菱形の石に近づけばドロップアイテムらしく、『ステップラビットの毛皮』と表示されている。とりあえず拾っておこうという紅蓮に頷き拾った。
少しブスくれながらもダッシュしてくる兎に怯えつつ石を投げていれば、キオのレベルも上がる。たかがレベル2とはいえ同じレベルになったことに機嫌を良くしたキオは、惜しげもなくファイヤーボールを使い始めた。MPが切れれば石の出番だ。
そうしてしばらく街の近場を歩いても、石はたくさん落ちているのに枝は落ちていないのは、ここらへんに木がないからだろう。街から少し離れただけでも森に入れるが、装備のない状態で挑むのは危険行為だ。
「紅蓮ー! ここらへんで枝探すのはあきらめちゃあどうだぁ?」
「そうだな、石しか見当たらない」
「龍って確かブレスあったっしょ、それで攻撃しちゃえばぁ? レベル上がって困るもんでもねぇしぃ」
ああ、と頷いたのを見て近づき、一応ということで石を分けることにする。アイテム交換のやり方も紅蓮に教えてもらうことになったが。
レベルが3にまで上がったところで街に戻れば、あちこちにプレイヤーの姿が見られる。吹っ切れた者たちか、それともとにかく何かをしていたい者か、区別はつかないが一旦騒ぎは保留のような形にされているのだろう。
ドロップした毛皮をギルドへ売りに行った二人は建物から出ると辺りを見渡す。
「とりあえず武器と防具一つくらいは買えるだろう」
「だなぁ、武器屋へゴーでいいかぁ?」
歩き出したキオに、紅蓮は頷こうとして待ったをかけた。不思議に思って振り向けば紅蓮はこちらではなくあらぬ方向を、というよりキオを通り越した先を見ており、視線を辿るように前へ戻せばギルドを見上げる一人の少女。少女といっても十五、六ほどだろう。一つにくくった金髪に、皮のベスト、薄汚れた白かったであろうシャツに茶色のズボン。木の靴。顔は可愛らしいが、全体的に埃や泥だろうか、汚れていた。
「やだぁ」
紅蓮さんってば一目惚れですか、とからかいながら隣まで戻れば呆れたような視線を向けられるが、彼はそんなことを気にするたまではない。紅蓮もこの短い時間でわかっているのかすぐに目線を外すと少女に近づいた。
「なああんた、一人で大丈夫か?」
キオは グレンの ためぐちに おどろいている!
が、最初から自身もため口で話しかけられていることを忘れているのだろう。
少女は近づいてきた二人に少し大げさに肩を揺らすと紅蓮を、次にキオを見て戸惑った表情を浮かべた。知らない男性二人に突然話しかけられれば戸惑いもするが、それに気遣い優しく接するほど紅蓮の主人公力は低くはないようだった。
「何か困っているなら助けになるが」
続いた言葉に少し表情を和らげると、ぎこちなく少女は微笑んだ。
「あの、大丈夫、です」
少し怯えているようにも見えた少女が紅蓮に視線を向けている間にキオはさりげなく二歩下がる。目の前に自分より背の高い男性が二人もいれば視界は奪われ、圧迫感を感じるだろう。少しは気遣いもできるようだった。
「不安そうな顔をしていたが?」
主人公力の高い奴め、と小さく呟き顔を顰めるが、二人の視界にキオはいない。
少女は口を開いたが迷うように視線を下げ、噤む。指を組み替え視線を迷わせ、また口を開いては閉ざす。その間数秒のことだが、紅蓮は黙って少女の言葉を待っていた。
少女は決心したようにきゅっと唇に力を入れると紅蓮をまっすぐに見つめ、一拍置いてあの、と切り出した。
「もしよろしければ、個人依頼を受けていただけませんか。もちろん報酬は用意させていただきます。信用がなければ、前払いで構いません」
何かを言おうとした紅蓮よりも前に、後ろから、依頼? とキオが顔を覗かせる。少女は驚いたのか眼を丸くし一歩後ずさるが、紅蓮がおかしな反応をしていないのを見てかそこで止まった。キオは呆れた顔の紅蓮によって引っ張り出され横に立った。
「俺、キオっていうんですけど、一応今この人と一緒に行動しててぇ、俺も一緒で大丈夫ですか?」
自分を指さして聞けば、少女はぱちくり、と一度瞬き、頷いた。
「もちろんです、お願いできますか?」
依頼を受けるような流れになっていることに少女も気づいたのだろう、僅かに表情に希望が滲む。紅蓮はそれを冷静に見て、顎に手を当てた。
「話せるようなら聞きたいんだが、内容は? それと報酬も」
勤めて冷静に言う紅蓮に、少女が表情を硬くする。キオは驚きつつ紅蓮を見上げ、少女を見、ギルドの前に三人ずっといるのは不審に思われないだろうか、とくだらないことを考えた。
「内容は、その、まだ話せませんが、報酬は必ず用意させていただきます。お二方ともこの街に来たばかりのようですし、装備を一式そろえさせてください。依頼が完了した時点で、そちらの装備と、報酬のミリーをお渡ししたいと思います。もちろん、達成できなかったとしても装備は前払いということで、返却は求めません」
ちょっと、話がうま過ぎるのではないだろうか。つまり依頼を受けた時点で装備が手に入るのである。新品か中古かは分からないが、達成できずともそれを得ることができる。普通クエストに失敗すれば報酬はない。
ちらりと紅蓮を伺えば、何かを考えているようである。キオと同じようなことかどうかはわからないが、それに目を細め、にっこりと笑った。
「何々ぃ? この全裸同様だと危ねぇことすんのぉ?」
「ぜっ!?」
笑顔で言えば、少女はぎょっとしたように叫んだあと咳払いをして真剣な調子と表情に戻し、頷く。
「ええ、街から出ますので、確実にモンスターに遭遇するかと」
はっきりとそういった少女に目を細めると、また紅蓮を見る。紅蓮も顎から手を離したところを見ると考えはまとまったのだろう。
「装備買ってくれてお金もくれんなら、万々歳だぁ! 受けるんだろぉ?」
「ああ、よし、受けよう」
頷いた紅蓮に少女は顔を綻ばせると、ありがとうございますと勢いよく頭を下げた。その途端段々と聞きなれてきたインフォメーションが鳴る。
『<クエスト:お忍びの護衛>をパーティーで受注しました。詳細はクエストリストを参照ください』
思わず、二人は顔を見合わせてしまった。
読んでくださりありがとうございます。
―――――
名前 キオ
種族 人間(魔人)
Lv 2
ボーナスポイント 1
装備 石
スキル 魔力回復(微)
魔法 lv.1
火魔法 lv.1
癒魔法 lv.1
偽装 lv.1
必中 lv.1
称号 新参冒険者
名前 紅蓮
種族 人間(龍)
Lv 2
ボーナスポイント 5
装備 石
スキル 体力回復(微)(種族自働取得スキル)
ブレス(種族自働取得スキル)
偽装(種族自働取得スキル)
擬態(種族自働取得スキル)
回避
大剣
槍
剣
称号 新参冒険者